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第4章:仕組まれた罠
第18話:破滅への秒読み
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希望に満ちていたはずの療養施設は、一夜にして俺を閉じ込めるための巨大な牢獄へと姿を変えた。
リュウガが仕掛けた、巧妙で、あまりにも残酷な罠。
俺は、その罠の中心でただ無力にもがくことしかできなかった。
数日が過ぎた。
俺は自分の天賦《物語の観測者》を、封印した。
リュウガの《絶対王の勅令》によって固く閉ざされた魂の扉を、こじ開けるすべを俺は持たない。
下手に刺激すれば、何が起こるか分からない。
ならば、と俺は前世の経験に全てを懸けることにした。
元サラリーマン、相馬健人としての経験。
理不尽な上司をなだめ、頑なな客の心を開いてきた、数々の泥臭い交渉術。
俺は、天賦に頼らずただの「人間」として彼らと向き合うことを決意したのだ。
俺は施設長として、職員たちを前に新たな方針を打ち立てた。
「今日から、治療方針を全面的に見直す。
天賦への働きかけは一旦、全て中止だ」
「で、ですが所長、それでは……」
戸惑う職員たちに、俺は力強く言い放った。
「彼らに必要なのは特別な力じゃない。
人としての当たり前の生活だ。
美味い飯を食って温かい風呂に入り、夜はぐっすり眠る。
まずは彼らの生活環境を、徹底的に改善するんだ」
それから、俺たちの戦いが始まった。
俺は、文字通り寝る間も惜しんで働いた。
厨房に立ち、患者一人ひとりの好みに合わせた食事の献立を考える。
中庭に花壇を作り、職員たちと一緒になって土を耕した。
夜は、眠れない患者の部屋を訪れ、とりとめのない世間話を朝まで続けた。
俺がやっていることは、およそ「治療」とは呼べない地道で、非効率な作業の繰り返しだった。
だが、それしか俺にできることはなかった。
この冷たい施設に、少しでも人の温もりを取り戻したかった。
しかし、俺の懸命な努力は無慈悲な現実の前に、ことごとく打ち砕かれていく。
患者たちの症状は、改善するどころか日に日に悪化していったのだ。
リュウガの暗示は、ただ彼らの心を閉ざしているだけではなかった。
行き場を失った彼らの魂の「物語」と強力すぎる天賦の力が魂の中でぶつかり合い、より歪で危険なエネルギーを生み出しているようだった。
施設の中で、奇妙な現象が頻繁に起こり始めた。
誰もいない廊下で、突然ガラスが砕け散る。
食堂の椅子が、ふわりと宙に浮き上がる。
ある患者の部屋は真夏だというのに吐く息が白くなるほど、気温が下がり続けていた。
制御不能な天賦の力が、施設内の至る所から漏れ出していたのだ。
職員たちの顔からは日に日に、笑顔が消えていった。
彼らは、俺を信じてこの施設に来てくれた心優しい人間たちだ。
その彼らが今や怯えた目で患者たちを、そして無力な俺を見つめている。
そんな絶望的な状況の最中、リュウガが施設を訪れた。
予告なしの、突然の視察だった。
彼は荒れ果てた施設の内部と疲れ果てた俺たちの顔をゆっくりと見渡すと、悲しそうな表情で俺の肩に手を置いた。
「……聞いているよ、ケント。
苦戦しているようだな」
その声は、親友を心から心配する優しさに満ちていた。
だが、俺には分かっていた。
その瞳の奥で冷たい光が、あざ笑っているのを。
「すまない、リュウガ……。
俺の、力が及ばなかった……」
俺は、奥歯を噛み締めながらそう言うしかなかった。
ここで彼が仕掛けた罠の全てを話したところで、誰が信じる?
英雄リュウガに逆らう、ただの狂人のたわ言だと思われるだけだ。
俺は、完全に詰んでいた。
「弱音を吐くなよ、ケント」
リュウガは、力強い声で俺を励ました。
「私は君を信じている。
君のやり方は時間がかかるのかもしれない。
だが、必ず彼らを救えると信じている。
諦めるな、相棒」
相棒。
その言葉が、これほどまでに白々しく残酷に響いたことはなかった。
彼は、俺の絶望すらも楽しんでいるのだ。
リュウガは職員たちにも激励の言葉をかけ、帝国から送られたという追加の食料や医療品を置いて、嵐のように去っていった。
彼の訪問は、職員たちの士気を一時的に回復させたようだった。
だが、俺の心はさらに深く、暗い絶望の底へと沈んでいった。
リュウガが去った後、患者たちの症状はさらに急速に悪化し始めた。
もはや、ただの物音騒ぎなどでは済まない。
夜な夜な施設の壁や床から、不気味な黒い影が染み出し、うごめくようになった。
ある患者は、自らの体を鋼鉄のように硬くする天賦を暴走させ、部屋の壁をめちゃくちゃに破壊した。
またある患者は、幻覚を見せる天賦をまき散らし、施設は一時、叫び声が響き渡る地獄絵図と化した。
ここは、もはや療養施設ではない。
いつ爆発してもおかしくない危険な天賦の力を詰め込んだ、巨大な火薬庫だ。
破滅への秒読みが、始まっていた。
職員たちはもう、限界だった。
何人かは俺に、辞職を願い出てきた。
俺は、それを止めることができなかった。
残ってくれた者たちも、その顔は恐怖と絶望で歪んでいる。
俺は、独りだった。
この巨大な絶望の中で、完全に孤立していた。
夜、施設長室の椅子に座り、俺は窓の外を眺めていた。
静かな湖の水面に、二つの月が揺れている。
あの日、リュウガと再会し理想の国を創ろうと誓い合った、あの夜も。
こんな美しい月夜だった。
(……どこで、間違えたんだろうな)
答えなど、分かりきっている。
最初から、全てが間違いだったのだ。
俺は、彼の掌の上で踊らされているに過ぎなかった。
もう、時間がない。
このままでは、この施設は崩壊する。
患者たちも、職員たちも、そして俺自身も。
全てが、破滅する。
俺は、最後の決断を迫られていた。
このまま無力に全てが終わるのを見ているか。
それとも。
万に一つの可能性に懸けて、最後の賭けに出るか。
俺は、席を立った。
足は自然と、ある患者の部屋へと向かっていた。
最初に俺が診た、あの自分の影に怯える少女の部屋だ。
俺は、固く閉ざされた彼女の部屋の扉の前に立った。
俺には、分かっていた。
この扉を開ければ、もう後戻りはできない。
だが、俺に残された道はもうこれしかなかった。
前世で、俺は何もできずにただ現実から逃げた。
だが、今世では本気で生きると誓ったはずだ。
たとえその先に待っているのが、破滅だとしても。
(すまない……)
俺は、心の中で少女に謝った。
(君を最後の実験台に、する)
(俺の天賦で、リュウガの暗示を無理やり破壊する。)
もし、それが成功すれば。
あるいは、全てを無に帰す大爆発を引き起こすかもしれない。
俺は、震える手で少女の部屋のドアノブに手をかけた。
扉の向こう側で少女が何かに怯える、か細い声が聞こえる。
俺は、意を決した。
これが、俺の選んだ最後の物語だ。
リュウガが仕掛けた、巧妙で、あまりにも残酷な罠。
俺は、その罠の中心でただ無力にもがくことしかできなかった。
数日が過ぎた。
俺は自分の天賦《物語の観測者》を、封印した。
リュウガの《絶対王の勅令》によって固く閉ざされた魂の扉を、こじ開けるすべを俺は持たない。
下手に刺激すれば、何が起こるか分からない。
ならば、と俺は前世の経験に全てを懸けることにした。
元サラリーマン、相馬健人としての経験。
理不尽な上司をなだめ、頑なな客の心を開いてきた、数々の泥臭い交渉術。
俺は、天賦に頼らずただの「人間」として彼らと向き合うことを決意したのだ。
俺は施設長として、職員たちを前に新たな方針を打ち立てた。
「今日から、治療方針を全面的に見直す。
天賦への働きかけは一旦、全て中止だ」
「で、ですが所長、それでは……」
戸惑う職員たちに、俺は力強く言い放った。
「彼らに必要なのは特別な力じゃない。
人としての当たり前の生活だ。
美味い飯を食って温かい風呂に入り、夜はぐっすり眠る。
まずは彼らの生活環境を、徹底的に改善するんだ」
それから、俺たちの戦いが始まった。
俺は、文字通り寝る間も惜しんで働いた。
厨房に立ち、患者一人ひとりの好みに合わせた食事の献立を考える。
中庭に花壇を作り、職員たちと一緒になって土を耕した。
夜は、眠れない患者の部屋を訪れ、とりとめのない世間話を朝まで続けた。
俺がやっていることは、およそ「治療」とは呼べない地道で、非効率な作業の繰り返しだった。
だが、それしか俺にできることはなかった。
この冷たい施設に、少しでも人の温もりを取り戻したかった。
しかし、俺の懸命な努力は無慈悲な現実の前に、ことごとく打ち砕かれていく。
患者たちの症状は、改善するどころか日に日に悪化していったのだ。
リュウガの暗示は、ただ彼らの心を閉ざしているだけではなかった。
行き場を失った彼らの魂の「物語」と強力すぎる天賦の力が魂の中でぶつかり合い、より歪で危険なエネルギーを生み出しているようだった。
施設の中で、奇妙な現象が頻繁に起こり始めた。
誰もいない廊下で、突然ガラスが砕け散る。
食堂の椅子が、ふわりと宙に浮き上がる。
ある患者の部屋は真夏だというのに吐く息が白くなるほど、気温が下がり続けていた。
制御不能な天賦の力が、施設内の至る所から漏れ出していたのだ。
職員たちの顔からは日に日に、笑顔が消えていった。
彼らは、俺を信じてこの施設に来てくれた心優しい人間たちだ。
その彼らが今や怯えた目で患者たちを、そして無力な俺を見つめている。
そんな絶望的な状況の最中、リュウガが施設を訪れた。
予告なしの、突然の視察だった。
彼は荒れ果てた施設の内部と疲れ果てた俺たちの顔をゆっくりと見渡すと、悲しそうな表情で俺の肩に手を置いた。
「……聞いているよ、ケント。
苦戦しているようだな」
その声は、親友を心から心配する優しさに満ちていた。
だが、俺には分かっていた。
その瞳の奥で冷たい光が、あざ笑っているのを。
「すまない、リュウガ……。
俺の、力が及ばなかった……」
俺は、奥歯を噛み締めながらそう言うしかなかった。
ここで彼が仕掛けた罠の全てを話したところで、誰が信じる?
英雄リュウガに逆らう、ただの狂人のたわ言だと思われるだけだ。
俺は、完全に詰んでいた。
「弱音を吐くなよ、ケント」
リュウガは、力強い声で俺を励ました。
「私は君を信じている。
君のやり方は時間がかかるのかもしれない。
だが、必ず彼らを救えると信じている。
諦めるな、相棒」
相棒。
その言葉が、これほどまでに白々しく残酷に響いたことはなかった。
彼は、俺の絶望すらも楽しんでいるのだ。
リュウガは職員たちにも激励の言葉をかけ、帝国から送られたという追加の食料や医療品を置いて、嵐のように去っていった。
彼の訪問は、職員たちの士気を一時的に回復させたようだった。
だが、俺の心はさらに深く、暗い絶望の底へと沈んでいった。
リュウガが去った後、患者たちの症状はさらに急速に悪化し始めた。
もはや、ただの物音騒ぎなどでは済まない。
夜な夜な施設の壁や床から、不気味な黒い影が染み出し、うごめくようになった。
ある患者は、自らの体を鋼鉄のように硬くする天賦を暴走させ、部屋の壁をめちゃくちゃに破壊した。
またある患者は、幻覚を見せる天賦をまき散らし、施設は一時、叫び声が響き渡る地獄絵図と化した。
ここは、もはや療養施設ではない。
いつ爆発してもおかしくない危険な天賦の力を詰め込んだ、巨大な火薬庫だ。
破滅への秒読みが、始まっていた。
職員たちはもう、限界だった。
何人かは俺に、辞職を願い出てきた。
俺は、それを止めることができなかった。
残ってくれた者たちも、その顔は恐怖と絶望で歪んでいる。
俺は、独りだった。
この巨大な絶望の中で、完全に孤立していた。
夜、施設長室の椅子に座り、俺は窓の外を眺めていた。
静かな湖の水面に、二つの月が揺れている。
あの日、リュウガと再会し理想の国を創ろうと誓い合った、あの夜も。
こんな美しい月夜だった。
(……どこで、間違えたんだろうな)
答えなど、分かりきっている。
最初から、全てが間違いだったのだ。
俺は、彼の掌の上で踊らされているに過ぎなかった。
もう、時間がない。
このままでは、この施設は崩壊する。
患者たちも、職員たちも、そして俺自身も。
全てが、破滅する。
俺は、最後の決断を迫られていた。
このまま無力に全てが終わるのを見ているか。
それとも。
万に一つの可能性に懸けて、最後の賭けに出るか。
俺は、席を立った。
足は自然と、ある患者の部屋へと向かっていた。
最初に俺が診た、あの自分の影に怯える少女の部屋だ。
俺は、固く閉ざされた彼女の部屋の扉の前に立った。
俺には、分かっていた。
この扉を開ければ、もう後戻りはできない。
だが、俺に残された道はもうこれしかなかった。
前世で、俺は何もできずにただ現実から逃げた。
だが、今世では本気で生きると誓ったはずだ。
たとえその先に待っているのが、破滅だとしても。
(すまない……)
俺は、心の中で少女に謝った。
(君を最後の実験台に、する)
(俺の天賦で、リュウガの暗示を無理やり破壊する。)
もし、それが成功すれば。
あるいは、全てを無に帰す大爆発を引き起こすかもしれない。
俺は、震える手で少女の部屋のドアノブに手をかけた。
扉の向こう側で少女が何かに怯える、か細い声が聞こえる。
俺は、意を決した。
これが、俺の選んだ最後の物語だ。
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