7 / 163
一章 本命じゃないくせに嫉妬はやめて!
7、変なアイテム ☆
しおりを挟む微エロなので一応注意です!
あと変なアイテム出てきます!
ー ー ー ー ー
体を動かすことができない俺は、じっとそれを見つめるしかできなかった。
そしてウルはそのピンクのプルプルを、俺に見せつけるかのように俺の胸に直接取り付けた。
「っ!つめたい……」
「これは、バストアップスライムキットだよ!」
「は?」
「おっぱいが小さいのが悩みな女の子に大人気の、バストアップスライムキットだってばー」
バストアップスライムキット?バストアップ!?
それって女子に使うやつで、なぜウルは俺に取り付けたんだ?
「まってくれ、俺は別にバストアップしたいわけじゃないし、女子でもない。それに何故ウルがこれを持っているのとか、いろいろ聞きた……っ!?」
なんだ?取り付けられたスライムキットが、微弱ながら動き始めた気がする?
「お、効いて来たかな?」
「ど、どういうことだ?」
「このキットはね?バストアップだけが効果じゃないんだよ?胸を大きくするついでに、乳首だけでイケるようになるまで外れないという、乳首開発キットでもあるんだ。だから男性が恋人の女性に贈ったりして、二人ともハッピーハッピーになる大人気の商品なんだよ?」
乳首だけでイケるようにならないと外れない!?
イクというのは多分そういう事なんだよな?
なんて恐ろしい商品なんだ……。
俺は自分の胸に張り付いたピンク色のそれを見た。
外から見る分には、そこに薄い布があるだけに見える。
それなのに俺は先程からずっと、胸を揉まれ乳首を触られている感覚があるのだ。
「これが凄いのはね、これをつけたままでもこうやって乳首を触ってあげる事ができるんだよ」
「ぁっ!?」
ウルに軽く触られただけなのに先程とは違う、頭が痺れるような快感が俺の体を突き抜けた。
「しかも感度が倍以上になるっていう優れものなんだよねぇ!さっきまでまったく感じなかったデオだってこうやって触れば……」
そう言いながら、ウルは乳首を軽く弾いた。
「あっぁあっーー!!」
自分とは思えない声に、俺は口を閉じようとしたのにウルが俺の口に指を突っ込んだ。
「んむぅっ!?」
「だーめ。せっかくいい声がようやく聞けるんだから……ねぇ、デオの可愛い声ちゃんと俺に聞かせて?」
そういいながら、ウルは俺の舌をその指で優しく撫でる。
それだけなのに何故か撫でられるのが気持ちよくなってしまう。
でも俺はそれに流されたくなくて、もうやめて欲しくてウルに懇願していた。
「う、うう……」
「ん、なぁに?あぁ、ごめんごめん。手を離して上げるね?」
「ウル、もうやめてくれ……これ以上されたら、俺はおかしくなる……」
それなのに、ウルはニヤリと笑うとまた乳首をピンっと跳ねさせたのだ。
「ぁあっ!」
「あー、本当にいい声で鳴くよね。それにその歪んだ顔たまらないなぁ。それにさぁ、俺にイヤイヤいっても良いの?さっきのこと忘れちゃったのかな?」
そう言われて俺が先程、何と言った結果こうされているのかを思い出してしまう。
そうだ俺は弟の代わりになるために……。
俺がそのことを思い出し顔を歪めると、ウルはニヤリと口の端を上げ俺を脅すように言ったのだ。
「ねぇ、君の弟にこんな風に悪戯してもいいのかな?」
そう言うと、ウルは俺の乳首を優しく撫でる。
でも今の俺はもう嫌だとは言えなかった。何故なら、イルの代わりを今止めるわけにはいかなかったからだ。
だから俺は快楽に流されないように必死で答えを返していた。
「……っ、いい訳ない!」
「ああ、その顔いいよ……やはり君達は兄弟だから顔付きが似てて凄く好みだ。ねえデオ、もし君が本当に代わりになってくれるなら、俺は君の弟に手は出さないよ?」
そう話すウルは俺を見てニヤリと笑う。
それは悪魔の微笑みのようだった。
そして俺に言うのだ。
「だから俺と契約をしようデオ」
「契約?」
「そう、それは魔法で刻む契約のことだよ。もしその契約をデオがしてくれるのなら、俺はイルに何もしないと誓うよ」
「……わかった。それで弟に手を出さないと誓ってくれるのなら、俺はお前と契約する」
こうして俺は、この男に脅されるように契約をする事にしたのだ。
「じゃあ契約内容は『デオが進化したらイルレインには手を出さない。そしてデオは俺のものになる』っていう契約を魔法で刻み込むよ?」
「契約自体が俺にはよくわからないが、お前が弟にこんな事をしないならそれでいい」
「ふーん。確認するけど、デオは弟にこういう事したいと思ってるわけじゃないんだよね?」
「何てことを聞いてくるんだ!俺は家族としてイルを愛しているが、そういった感情はいっさいもっていない」
「そっかぁ~。なら、安心して契約を結べるね!」
どこも安心できる要素はないが、俺は頷くしかなかった。
それなのに次のウルの言葉で、俺は固まってしまったのだ。
「そうだ、いい事思いついちゃった」
絶対に俺にとっていい事なわけがない。
「デオはイルの代わりになってくれるんでしょ?なら、最後までしてもいいよね?」
「最後まで?」
そういうとウルは、俺のズボンから下着まで全て脱がせてしまったのだ。
今の俺は、シャツを胸の上に捲り上げられたそれ一枚しか着ていない状態だった。
「ななな、なんで服を脱がせて……?」
「だって、今から俺とエッチな事するからだよ?」
「え、エッチ……?」
「ほら、さっきまでここ、弄ってあげたから……」
「ぁんっん……」
また乳首を触られて、俺は声をあげてしまう。
「下の方はもう凄いビチョビチョだったんだね……気がついてあげられなくてごめんね~」
「や、やめっそこは触んなっぁあぁーーー!」
容赦なく俺のそれに触れたウルは、ヌルヌルになっているのを確かめるように人差し指でグリグリとそこに触れてきのだ。
「ああ、本当最高だ。お願いだから、もっとデオの可愛い声聞かせて?」
「か、可愛くなっあぁっ!」
「可愛いよ、何故だろう俺には凄く君が魅力的に見えるんだ、嘘じゃないよ?」
本命がいるくせに……なんて、口で言えない俺はウルのその恥ずかしい言葉をどこか冷めたように聞いていた。
ー ー ー ー ー
次回エロです!あと2回ぐらいエロです!
一応注意です!
3
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる