やめて!お仕置きしないで!本命の身代わりなのに嫉妬するの?〜国から逃亡中の王子は変態悪魔に脅される!?〜

ゆきぶた

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二章

82、魔力探知(ウル視点) ☆

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どうやってウルが来たか、ウル視点でお送りします。
デオは寝てるけど繋がってるので一応微エロです。

ー  ー  ー  ー  ー













目の前で眠るデオを見ながら俺は、じっとその姿を見ていた。
多分今頃、ガリアに犯されているのだろうか。
デオのソレは勃ち上がり、たまに苦しそうに吐息が漏れ出ている。

「っん……」
「悩ましい表情も良いけど、リアルで繋がってるのは俺なのになぁ~?」

そう言いながら俺は、つい嫉妬してしまう。
だけど、今ここで手を出したらあの男の魔力を逆探知出来なくなってしまう。
なにより俺がデオにこの話を提案したのには理由があった。

ガリアという男の夢は、魔法によってデオに見せているものだ。
それならその魔法を逆探知し、俺が書き換えてしまえばいい。ただこの方法が取れるのは、きっとこの一回たけだ。
次からは絶対に対策を取られてしまうからね……。

「この一回は絶対にしくじれない。だから本当は今すぐにでも起こして、俺のをいっぱい感じさせてあげたいけど、今はもう少し待っててよね」

そうデオに語りかけた俺はそのままキスを落として、再び集中することにした。
今の俺は自分の男根に魔力を集めているため、きっと夢の中でも俺のモノに貫かれているはずのデオを想像して、奴がどう行動するかを先読みしていた。
あの男の事はよく知らない。だけど今までの事から俺のが入っていたとしても、絶対に自分のを挿れようとしてくるはずだ。
つまりあの男のモノが俺のにしっかりと触れるわけで、それは魔力探知するにはうってつけだった。

そして俺がじっとデオを見つめること数時間……。
なんども顔を歪めては吐息を溢すデオの姿に、俺はそろそろ嫉妬が抑えられなくなってきた頃だった。
俺の男根が奴の気配を捉えたのだ。

「きた!でもまだ弱い……もっと、ちゃんとデオの中に入れてくれないとね」

そして、少しじっと待つと奴の魔力を強く感じるようになっていた。
よし、これならいけるよ!!
俺はそう思うと、すぐに逆探知で奴の使っている魔法を引き上げた。
ゆっくりと目の前に魔法陣が複数浮き上がる。

「成る程。本体はこっちで、周りの魔法陣を使って魔法の効果を補強しているみたいだね。なら、ここをこうして……」

まるでパズルを解くように、俺はその魔法を組み替えていく。
そしてこの魔法が暫く機能しないように、俺は封印の魔法陣を上に書き込む。それは簡単に破られないように、しっかりと多重に重ねていく。
あちらには、凄腕の魔法使いがいるはずなのだ。
いつかは破られてしまうだろうけど、どうにか時間稼ぎにはなってくれよ……。
そう願いを込めて俺は、魔法陣を描き終えた。

「よし、後はデオを迎えにいくだけだね。待っててよデオ!!」

俺は最後に魔法陣へ、夢の世界を創造する者の名を俺の名に書き換える。
その瞬間、俺は睡魔に襲われてデオの上に覆い被さるように倒れたのだった。


そして目をあけた俺は、目の前の光景をみてニヤリと笑ってしまう。
何故なら、俺はデオの中に男根を入れたまま現れただけでなく、そのデオの中にはまだ奴のモノも入ったままだった。
そのため、デオは俺とガリアという男二人の男根を加えた状態でそこにいたのだ。
そして、ようやく俺がいる事に気がついたガリアが叫んだ。

「な、何故貴様がここにいる!!?」
「う、ウル!? あれ、名前呼べた……」

デオも俺の事に気がついたようで、驚きに目を見開いていた。
そんなデオの腰を掴んだ俺は、ようやくここに来れたと息を吐いてその名を呼び、男を見て笑った。

「ふー、デオおまたせ。俺はずっと君がデオの中に挿れるのを待ってたんだ。そのおかげで、やっと魔力を捕まえられたよ」
「ウル! ウル!!」
「安心して、迎えにきたからもう大丈夫だよ」

俺は涙を流すデオの瞳にキスを落とすと、後ろからしっかりと抱きしめてあげる。
そしてまだ混乱しているガリアを見て、俺はニヤリと目を細めた。

「くそ、こんな事が……それに魔力を捕まえただと……まさか入れたままデオをこちらに送ったのは!?」
「気がついても、もう手遅れだよ?もうすでにこの魔法陣は書き換えさせてもらったからね」
「く、くそ……」

ガリアは悔しそうに唇を噛むと、すぐさまここから逃げようとした。
しかし俺はそれを許さない。

「まだ逃しはしないよ?」
「なっ!?」

俺は椅子を召喚してガリアを座らせ縛りつける。
反動でデオが少し喘ぎ声をあげていたけど、それはガリアのもデオに入れたままだったからだ。
まだこれからお楽しみがあるからね……。

「まさかお前は、ここの創造主の名前さえも書き換えたのか……!!」
「正解だよ?それなのにデオのを入れたままにしてあげているのは、感謝して欲しいぐらいだけどね……」
「くそっ!早く離せ!!」
「でもまず君に伝えないといけない事があるからね」
「お前の話なんて聞くきはない!!」

そう言われても、伝えないわけにはいかない。

「君の魔法陣は封じさせてもらったから、これで君はもうデオにちょっかいは出せないよ」
「何を言ってる、ここから出ればすぐに元に戻すことは出来るさ!」
「それはどうかなぁ、俺がつけた魔法封じは特殊だからね~」

本当に俺の描いた魔法陣は複雑だった。
それでもいつかは解かれてしまうだろう。だけど今はこの男をなるべく絶望させてやりたかった。

「だから早く、俺に君を殺させてよね?」
「は、はははは!絶対にお前の好きにはさせないぞ……!!」
「言いたいことはいったから。じゃあ、今から君はただの肉棒として俺とデオが気持ちよくセックスする様子を見ていてよ」
「う、ウル……何言って!?」
「くそ!! 離せ!!!」

二人は別々に叫んだのに、俺はとにかく今すぐにデオが俺のものだとガリアに見せつけたくて仕方なかった。

「ほら、デオ。こっち向こうか?ガリアにはデオの後ろ姿でも見ててもらおうね。それからガリアの声は煩いからチャックしちゃうよ」
「ぐっ!??」

口をベルトで塞がれたガリアは、俺を殺しそうな程睨みつけていた。
俺はそんなガリアを鼻で笑うと、デオに向き合う。
その目は、色々限界なのかまだ涙が止まっていなかった。

「ウル、なんでガリアのも入れたままなんだよぉっ!!」
「それは、デオが2本入れてるところを俺が見たかったからだよ?」
「な、何言って……」
「いっぱい気持ちよさそうなデオを俺だけが見たいから……もう既にガリアに見せてるなら俺にも沢山堪能させてよね?」
「ひゃっ、う、うごかないでぇっ!!」

俺はガリアと俺のを入れたままのデオの腰を激しく揺さぶり始めたのだった。
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