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二章
148、軟膏を塗って(ウル視点) ☆
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今回はスタンダードエロでウル視点です。
ー ー ー ー ー
店にいる時から、熱のこもったデオの視線をずっと感じていた。
だからサースとの話し合いもまだ終わっていないのに、俺はそれを後回しにして急いで帰る事にしたのだ。
正直な話、こんな色気ダダ漏れのデオをここに置いておく事なんて俺には出来なかった。
そしてすぐに城へ戻った俺は部屋に入った瞬間、デオをベッドに押し倒していた。
突然の事にデオは驚いていたけど、その顔はどう見ても俺を求めていたのだから仕方がない。
その瞳に興奮が抑えられない俺は、デオの服に手をかけた。
「……デオ、してもいいんだよね?」
嫌がる気配のないデオはコクリと恥ずかしそうに頷いた。その姿は可愛くて早く食べてしまいたくて仕方がなかった。
だけど今は時間をかけてじっくりと味わいたい俺は、その衝動を我慢してゆっくりとデオの服を脱がしていく。
わざと乳首が引っかかるように布を押し当てると、デオは気持ちよさそうに身を捩っていた。
「ん……」
「まだ服を脱がせてるだけなのに、乳首が立ってるよ?」
「ちがっ……これは服が、んっ」
「しょうがないよね、こんなにも乳首が立ってたら服も引っかかっちゃうよ……?」
そう言いながらわざとらしく、下着についていた結び紐を引っかける。
「ぁあんっ」
「ごめんごめん、綺麗に紐が引っかかったみたいだね。今すぐにとってあげる」
「う、ウルっ……」
俺を見上げるその瞳は、乳首を直に触って欲しいとそう言っていた。
だけど俺はそれに気がつかないフリをして、引っかかっている紐を外す。そして俺は乳首に触れないまま、今度はズボンを脱がせる事にしたのだ。
「上は脱げたから、今度は下も脱がしていくね」
「え……」
どうして触ってくれないのか……そんな瞳を向けてくるデオの反応に、俺はニヤけそうになるのを抑えながらズボンを脱がしていく。
そしてデオのパンツが先走りでとても濡れている事に、俺は驚いてしまったのだ。
「デオ、どうしたのかな?こんなにベタベタにして……もしかして、まだ薬が抜けきってない?」
「ち、違う。それはもっと前から……あっ」
しまったと口を閉じたデオは、どうやら少し前からこんな状態だったようだ。
「それなら、デオは一体いつからこんなベタベタににしてたのかな?」
恥ずかしそうに視線を逸らしたデオは、小声でボソッと呟いた。
「……か、帰りの馬車から……」
その答えに俺はさらに驚いでしまう。
確かにずっと物欲しそうに見ていたのは知っていたけど、そんな前から勃たせていたなんて全く気がつかなかった。
だけどそれだけずっと我慢していたのなら、あんな物欲しそうに俺を見てきたのも仕方がないのかもしれない。
そう思っていると、デオは凄く不安そうにポツリと言ったのだ。
「俺、前からこんな感じだったか?……それともどこかおかしいのかな、俺……?」
確かにデオがどんどんエッチになっているのは間違いない。
だけどその言い方には、どこか違和感があった。
それは前に感じた違和感と似ている気がしたのだ。
「……デオ?」
「いや、なんでもない。俺はこうしてウルにしてもらえて幸せだから……ちゃんと口にして伝えるよ。俺、ウルにもっと触って欲しいんだ。だから乳首もおちんちんも、もっとウルにいっぱい無茶苦茶にして欲しい!」
俺を見つめながらハッキリ言うデオの瞳は既にトロンと、していて……。
「やっぱり薬の効果が少し残ってるのが原因みたいだね。デオもこんな状態で今まで外にいたなんて、本当に変態さんだよ……」
「べ、別に俺は変態なんかじゃない。でもウルだけには、お……俺の乳首を触って、舐めて……もっといじめて欲しいんだ。……あれ、おかしいな。やっぱり俺、変態なのかな?」
デオは薬のせいなのか、だいぶおかしくなっているようだった。
だけどこんな可愛いデオに求められるのが嬉しくて、俺はもう理性が抑えられなかった。
そのせいで先程まで感じていた違和感なんて、俺はすぐに忘れてしまったのだ。
「ああ、デオが望むならいっぱいしてあげるよ。でも今日は沢山無茶をさせちゃったから、明日痛くならないように軟膏を塗ってあげるね」
真っ赤に腫れているデオの乳首と、完全に戻りきっていないお尻の穴を見ながら俺は思ったのだ。
今回は結構体に負担をかけたから、しっかりケアしないとダメだよね。
「ウル……俺のお尻壊れてないか?」
「大丈夫、壊れても俺がすぐに治してあげるから」
「……わかった。そらなら俺はウルに全部委ねるから、痛くしないでくれ」
「ああ、もちろんだよ。だって今日は、俺とデオの仲直り記念日なんだからね!」
そして俺は服から軟膏を取り出すと、指にタップリと付けてデオの乳首に塗ってあげる。
「んっ……」
「軟膏をしっかり馴染ませる為に乳首もしっかり伸ばさないとね」
「ぁっ、あぁ!」
俺は乳首全てに軟膏が行き届くように、親指と人差し指でクリクリと塗り込んでいく。
指を動かす度に、デオは気持ちよさそうに喘いでいた。
その姿はとても可愛いのだけど、そんなデオを俺は少しいじめたくなってしまったのだ。
「ごめんね、少し痛かったかな?それなら今度は優しく塗ってあげるね」
「ち、違っ……んっ、んんぁっ……」
焦らすように優しく塗り始めると、デオは物足りないのか吐息をこぼしながら俺を潤んだ瞳で見つめてきたのだ。
だけど俺は優しく撫でるだけで何もしてあげない。
そして遂に耐えられなくなったのか、デオは胸を突き出しながら言ったのだ。
「う、ウル……さっきの触り方で大丈夫だから、もっと乳首をギュッとして欲しい……」
その甘えた声とその熱をもった瞳を向けられたら、もっとしてあげないと可哀想だよね。
そう思った俺は、デオの乳首を強く引っ張っていた。
「そっかぁ……デオが欲しいのは、こういうのかなぁ?」
「あぁっ!!!ウルぅ……もっと、もっと引っ張ってぇ……先端クリクリしてぇっ!」
「コレは軟膏を塗ってるだけなのに、気持ちよくして欲しいだなんてデオはダメな子だ。だけど、デオはド変態だから仕方ないよね~?」
「も、もう変態でもいいからぁ……もっと強く塗り塗りしてぇ!」
俺はデオの期待に応えて乳首にしっかりと軟膏を塗ってあげる。
「う、ウルぅ!軟膏塗られてるだけなのに、俺……い、イっちゃう!!」
「出していいよ。それにデオは変態さんだから、あんなにもイった後なのにまだまだ出るんだよね?」
「ぁあっ!変態でごめん、ごめんなさいぃ!い、イッちゃぁあ、ぁあっ、あーー、あーーーー!!!」
流石に沢山精液を出した後だから、その射精はそこまでの勢いはない。
それでもデオのイキ顔は最高に可愛くて堪らなくて、俺のビンビンに勃ち上がっているコレを早く入れたくて仕方がなかった。
「デオ、乳首だけでイっちゃったね。それなら今度はデオの中も塗り塗りしてあげるよ?」
「ウル……」
デオはイったばかりだというのに、もうすでに期待に満ちた瞳で俺を見つめていた。
だから俺は自分の性器にタップリと軟膏を塗り、既にガバガバなデオの中へと勢いよく突っ込んであげたのだった。
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