聖女は呪いの王冠をかぶる ~缶詰生活に嫌気がさした聖女様は、王冠の呪いで幼女になって、夜の祭りを満喫するそうです~

 ある地方に、勇者伝説の英傑が建立(こんりゅう)したという大聖堂があった。

 英傑の末裔(まつえい)に養女として引き取られたアリスは、子供の頃から大聖堂の司教となり、聖女と呼ばれるほどに成長した。

 18歳となったある日、恒例の『奉納祭』が始まる。
 彼女は大司教から預かった『王冠』をかぶって、ちょっとした独り遊びをした。
 それが原因だったのか、翌日、彼女は子供の姿になってしまう。

 解呪で元に戻ったアリスは、安堵(あんど)しながらも『あること』を思いついた。
 子供の姿で町に出れば、奉納祭の孤独な思い出を楽しい思い出にできるかもしれない……
 彼女は後ろめたさを感じつつ、失った思い出を取り戻そうと、夜な夜な王冠をかぶる。

 一方、とある事後処理で派遣された二人組がいた。
 彼らは祭りを楽しむつもりでいたが、誰かに追われ、隠れていたという『子供』を保護する。

 王冠の呪いがもたらす『おそるべき事件』に、迷える聖女が翻弄(ほんろう)される成長物語。



※本作には以下の描写があります。ご注意ください。
 ・後半に「気持ちの悪い描写」
 ・「暴力的な描写」

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