仰角線上のセピア

夜の街角でキャンバスを構えて絵を描き続けるセピア。彼女には他人の過去や想いがその人の後ろに見えるという変わった能力があった。見えるのはいつもセピアカラーのビジョンだ。そしてひと度それを絵にすると、彼女の高額な言い値に従い誰もがその絵を求めるのだった。
ある夜、ストリートミュージシャンのミツキユウスケと出会う。そしてその背中にはセピア色ではない天然色のビジョンが映し出されていた。そこに見えた少女にクラウディアと名前を付け、彼女の観察が始まった。それはそのままミツキとの親交を深めることになるのだったが――。
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