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第一章
エピローグⅠ
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昨日は随分と早くに眠った。
この手で大切な友人を殺した日に見た夢の内容は、もう覚えていない。ついさっき目覚めた時に全て忘れてしまったんだ。
「……なんで夢って消えるんだろうな」
殺し合った日に見た夢だ。どうせ碌な内容じゃないとは思っている。だけど、それでももう一度あいつの声が聞けるなら、それでも良いって思うんだ。
それに、もしかすると良い夢だったかもしれない。あいつは、イズキは今どんな夢の中にいるのかな。
幸せな夢を見ていて欲しい。そう切に思った。
時間は深夜。ルームメイトたちはそれぞれの部屋にいるから様子はわからないけど、まあ寝てるよね。もしかすると常あたりが水花の変化に気が付いて、夜な夜な女子会を開催している可能性はあるけど、騒いでいる気配はなかった。
眠気はなかった。このままベッドで横になっていても眠る事はないだろう。そう思って起き上がると、壁に立て掛けている紅蓮の刃へと腕を伸ばした。
イズキから継承した彼女の剣。本人曰く魔核みたいなものだって言ってたけど……うん、よくわからない。
前に黒曜が言っていた魔力の結晶の事なのかな。少なくとも魔装人形技術に使われている魔核とは別ものだと思うけど。加工したら媒体になるとかはありえる……のかな? 俺はただの魔装騎士見習いだからね。技術的な話はわからない。知りたくなったらその道のトップクラスであろうロロコにでも授業してもらおうかな。
「……さて、どうするかな」
俺たちにとって大恩人である少女、ロロコ。命の恩人というだけではなく水花の事もある。それに強くなるための環境を与えてくれた。黒曜やクリスさんだってロロコの元にいるからこそ力を貸してくれているんだ。
あまりにも多くの施しを受けている。それら援助の先で俺たちはあのイズキを倒すほどの力を手にした。
イズキは言ってた。ある意味遺言になっちゃうのかな。もしも生き残る事が出来たならロロコたちから離れろって、それに近い事を言っていた。
怪しむのはわかる。怪しいのだって本当にその通りだ。それに……今回はどうしても確かめないといけない事があった。
力を得るための代償だというのなら、ちゃんと知りたいと思ったんだ。
この身に刻まれた第四の力。
[花鳥風月・月]について。
☆ ★ ☆ ★
怪しげな恩人たちは夜行性と呼ぶに相応しい生活をしている。昼間に訪ねても問題なく会う事が出来るけど、数ヶ月間あの屋敷で生活していたから良く知っている。
夜こそがロロコたちの時間なんだ。
顔馴染みの少女隊メンバーが警備している別邸は、こんな時間だというのに特に声を掛けられる事もなく自然と通る事が出来た。こういう時に顔を覚えられてるって楽だよね。それってつまり問題を起こしたら逃げ場がなくなるって事でもあるんだけど、ロロコたちと敵対するつもりはないから問題なしだ。
……まあ、少なくとも、今はね。
本邸に到着すると中庭の方から沢山の笑い声が聞こえて来た。そうだとは思ってたけど、どうやら今日も酒盛りをしているらしい。ちなみにロロコは酒乱と呼ばれる存在だ。毎晩のように酒盛りしてるからね。
「やーほー、邪魔するよー」
「むぬう? なんじゃなんじゃ春護ではありゃせんか! 昨日の今日じゃぞ? もう傷は良いのか?」
「うん、もう大丈夫だよ。完治まではいかないけど、戦えるくらいにはね」
「……ほう」
紅潮させた顔をして、お酒の一升瓶を抱き締めているロロコ。酔ってるんだろうね、目がトロンとしていて眠たそうにも見えた。何より、隙だらけだ。戦士としてではなく女性として無防備な姿になっていた。
普段から着ている着物は乱れ、半脱ぎ状態。肩が完全に露出しているし、帯も緩んでいて今にも脱げてしまいそうだった。
そんな状態になっているのはロロコだけじゃない。流石に未成年な少女隊の面々は飲酒していないみたいだけど、お姉さん組はがっつり呑んでいるらしく……うん、ちょっとお年頃の俺には刺激が強過ぎる光景かな。
唯一の救いはそんなお姉さん組との関わりがほとんどない事だね。美人が多いけど、知らない人たちだから我慢出来る。……もしもこの中にクリスさんとか、知っている人が混ざってたらヤバかったかも。
「……後輩君、見っけ」
「えっ、クリスさんっ!?」
なんで貴方がここにいるんですか!? 確か卒業生みたいな感んじじゃなかったっけ!?
突然背後から現れ、さも当然の事のように抱き締めてきたんですけど!?
——くっ、意識を背中に向けるな俺! 反応したら終わる! 何か色々と終わる気しかしない!
酔っ払いに満ちた酒盛りの場に無垢な少年が一人。勿論何も起こらないはずがなく……って、冗談になってない気がする!
「……うぅーぃ。後輩君も呑めー」
「未成年の飲酒は禁止されてますよ先輩!」
「……なんだとぉー、先輩の酒が呑めないのかぁー?」
「ま、まずいっ」
クリスさんって普段は聖人かってくらい良い人だけど、酔うとダメなタイプの大人だ! 後輩に絡む悪い先輩だ!
「……んんー? なーにぃ、この剣。真っ赤で、太くて、長くて、立派ぁ」
「ちょっ、クリスさん!?」
流れるような動きで違和感を与える事なく、自然と俺の腰に差した鞘から剣を抜くクリスさん。女性の色香にやられて動揺していたのは事実だけど、それにしたって動きが自然過ぎる。手癖悪くないですか先輩!?
「ほう、それが受け継いだ剣か」
「ロロコ……うん、そうだよ」
イズキとの戦いが終わった後、俺たちは一度ロロコの部下によって回収された。勿論治療だとか、後始末のためだったけれどあの時は少しだけビビったのは内緒だ。
その時に一通りの報告はしている。彼女の剣を貰った事だってここでは周知の事だ。
「クリス。どう見る?」
「……んー、すっごくご立派様。でもこれはどちらかというと極地の一つっぽい。数なくとも魔族の固有武装じゃないと思うー」
「そうか、ならばやぱりイズキと名乗った少女の正体は魔族ではないの」
「……えっ?」
いつの間にか酔っ払いの表情から、真剣な雰囲気へと切り替わっているロロコ。そんな彼女が口にした言葉に、俺は言葉を失った。
——イズキが魔族じゃない? どういう事だ? そんなはずはない。だってあいつは自ら名乗っていたんだ。魔族だって……いや、魔族の娘だって。
この違和感は何だ? 俺は何かを見落としている? 勘違いしているのか?
「春護、イズキがワシらにとって敵だった事に変わりはない。間違った事はしておらん、その事は忘れるでない」
「……うん。そうだね」
イズキの正体がなんであれ、黒曜を襲い敵対した立場だって事に変わりはないんだ。それに、もう終わった事だ。
「魔族であればその剣が残る事もありえん。武器も防具も全てが粒子となって消える、それが魔族じゃ。しかし残ったという事は別の要因が重なっているという事じゃな」
「……呪いがあるわけじゃない。この剣は純粋な力の塊。……うん、良い剣。大事に使ってあげて欲しい、かな」
暫くイズキの剣を観察した後、そう言いながら返された。
彼女と同じ色を放ちながらも、彼女が魔族ではなかった証拠となっているらしい剣。大切な友人の形見でもある剣。
「俺、何も知らないんだな」
「当然じゃ。まだまだオヌシは若い。全てを知るには早過ぎる」
若いから知るには早い。それなら未来でロロコは全てを話してくれるのかな。その時は本当に来るのかな。
「オヌシはまだ若く幼い未熟者じゃ。しかし今回の戦いによって多少なりとも資格を得た事に違いはない。残念ながらワシらはまだ呑み足りぬ故これで終いじゃが、始まりの少女に許可を与えた。アヤツから話を聞くと良い」
「……わかった」
始まりの少女。戦いの始点となった少女か。
「ねえロロコ」
「なんじゃ?」
「信じても良いの?」
この言葉は彼女にとって裏切りに聞こえるかもしれない。それでも、どうしても聞きたかった。
他の誰でもない。ロロコの口から。
「何を今更。そんな事は決まっておるじゃろう?」
「——ダメに決まっておる」
「……そうだよね。うん、知ってた」
今更過ぎる確認だ。本当に我ながら……でも、不思議だよね。言葉では拒絶されているようなものなのに、これはまるで……正反対じゃんか。
☆ ★ ☆ ★
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「……なんで夢って消えるんだろうな」
殺し合った日に見た夢だ。どうせ碌な内容じゃないとは思っている。だけど、それでももう一度あいつの声が聞けるなら、それでも良いって思うんだ。
それに、もしかすると良い夢だったかもしれない。あいつは、イズキは今どんな夢の中にいるのかな。
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時間は深夜。ルームメイトたちはそれぞれの部屋にいるから様子はわからないけど、まあ寝てるよね。もしかすると常あたりが水花の変化に気が付いて、夜な夜な女子会を開催している可能性はあるけど、騒いでいる気配はなかった。
眠気はなかった。このままベッドで横になっていても眠る事はないだろう。そう思って起き上がると、壁に立て掛けている紅蓮の刃へと腕を伸ばした。
イズキから継承した彼女の剣。本人曰く魔核みたいなものだって言ってたけど……うん、よくわからない。
前に黒曜が言っていた魔力の結晶の事なのかな。少なくとも魔装人形技術に使われている魔核とは別ものだと思うけど。加工したら媒体になるとかはありえる……のかな? 俺はただの魔装騎士見習いだからね。技術的な話はわからない。知りたくなったらその道のトップクラスであろうロロコにでも授業してもらおうかな。
「……さて、どうするかな」
俺たちにとって大恩人である少女、ロロコ。命の恩人というだけではなく水花の事もある。それに強くなるための環境を与えてくれた。黒曜やクリスさんだってロロコの元にいるからこそ力を貸してくれているんだ。
あまりにも多くの施しを受けている。それら援助の先で俺たちはあのイズキを倒すほどの力を手にした。
イズキは言ってた。ある意味遺言になっちゃうのかな。もしも生き残る事が出来たならロロコたちから離れろって、それに近い事を言っていた。
怪しむのはわかる。怪しいのだって本当にその通りだ。それに……今回はどうしても確かめないといけない事があった。
力を得るための代償だというのなら、ちゃんと知りたいと思ったんだ。
この身に刻まれた第四の力。
[花鳥風月・月]について。
☆ ★ ☆ ★
怪しげな恩人たちは夜行性と呼ぶに相応しい生活をしている。昼間に訪ねても問題なく会う事が出来るけど、数ヶ月間あの屋敷で生活していたから良く知っている。
夜こそがロロコたちの時間なんだ。
顔馴染みの少女隊メンバーが警備している別邸は、こんな時間だというのに特に声を掛けられる事もなく自然と通る事が出来た。こういう時に顔を覚えられてるって楽だよね。それってつまり問題を起こしたら逃げ場がなくなるって事でもあるんだけど、ロロコたちと敵対するつもりはないから問題なしだ。
……まあ、少なくとも、今はね。
本邸に到着すると中庭の方から沢山の笑い声が聞こえて来た。そうだとは思ってたけど、どうやら今日も酒盛りをしているらしい。ちなみにロロコは酒乱と呼ばれる存在だ。毎晩のように酒盛りしてるからね。
「やーほー、邪魔するよー」
「むぬう? なんじゃなんじゃ春護ではありゃせんか! 昨日の今日じゃぞ? もう傷は良いのか?」
「うん、もう大丈夫だよ。完治まではいかないけど、戦えるくらいにはね」
「……ほう」
紅潮させた顔をして、お酒の一升瓶を抱き締めているロロコ。酔ってるんだろうね、目がトロンとしていて眠たそうにも見えた。何より、隙だらけだ。戦士としてではなく女性として無防備な姿になっていた。
普段から着ている着物は乱れ、半脱ぎ状態。肩が完全に露出しているし、帯も緩んでいて今にも脱げてしまいそうだった。
そんな状態になっているのはロロコだけじゃない。流石に未成年な少女隊の面々は飲酒していないみたいだけど、お姉さん組はがっつり呑んでいるらしく……うん、ちょっとお年頃の俺には刺激が強過ぎる光景かな。
唯一の救いはそんなお姉さん組との関わりがほとんどない事だね。美人が多いけど、知らない人たちだから我慢出来る。……もしもこの中にクリスさんとか、知っている人が混ざってたらヤバかったかも。
「……後輩君、見っけ」
「えっ、クリスさんっ!?」
なんで貴方がここにいるんですか!? 確か卒業生みたいな感んじじゃなかったっけ!?
突然背後から現れ、さも当然の事のように抱き締めてきたんですけど!?
——くっ、意識を背中に向けるな俺! 反応したら終わる! 何か色々と終わる気しかしない!
酔っ払いに満ちた酒盛りの場に無垢な少年が一人。勿論何も起こらないはずがなく……って、冗談になってない気がする!
「……うぅーぃ。後輩君も呑めー」
「未成年の飲酒は禁止されてますよ先輩!」
「……なんだとぉー、先輩の酒が呑めないのかぁー?」
「ま、まずいっ」
クリスさんって普段は聖人かってくらい良い人だけど、酔うとダメなタイプの大人だ! 後輩に絡む悪い先輩だ!
「……んんー? なーにぃ、この剣。真っ赤で、太くて、長くて、立派ぁ」
「ちょっ、クリスさん!?」
流れるような動きで違和感を与える事なく、自然と俺の腰に差した鞘から剣を抜くクリスさん。女性の色香にやられて動揺していたのは事実だけど、それにしたって動きが自然過ぎる。手癖悪くないですか先輩!?
「ほう、それが受け継いだ剣か」
「ロロコ……うん、そうだよ」
イズキとの戦いが終わった後、俺たちは一度ロロコの部下によって回収された。勿論治療だとか、後始末のためだったけれどあの時は少しだけビビったのは内緒だ。
その時に一通りの報告はしている。彼女の剣を貰った事だってここでは周知の事だ。
「クリス。どう見る?」
「……んー、すっごくご立派様。でもこれはどちらかというと極地の一つっぽい。数なくとも魔族の固有武装じゃないと思うー」
「そうか、ならばやぱりイズキと名乗った少女の正体は魔族ではないの」
「……えっ?」
いつの間にか酔っ払いの表情から、真剣な雰囲気へと切り替わっているロロコ。そんな彼女が口にした言葉に、俺は言葉を失った。
——イズキが魔族じゃない? どういう事だ? そんなはずはない。だってあいつは自ら名乗っていたんだ。魔族だって……いや、魔族の娘だって。
この違和感は何だ? 俺は何かを見落としている? 勘違いしているのか?
「春護、イズキがワシらにとって敵だった事に変わりはない。間違った事はしておらん、その事は忘れるでない」
「……うん。そうだね」
イズキの正体がなんであれ、黒曜を襲い敵対した立場だって事に変わりはないんだ。それに、もう終わった事だ。
「魔族であればその剣が残る事もありえん。武器も防具も全てが粒子となって消える、それが魔族じゃ。しかし残ったという事は別の要因が重なっているという事じゃな」
「……呪いがあるわけじゃない。この剣は純粋な力の塊。……うん、良い剣。大事に使ってあげて欲しい、かな」
暫くイズキの剣を観察した後、そう言いながら返された。
彼女と同じ色を放ちながらも、彼女が魔族ではなかった証拠となっているらしい剣。大切な友人の形見でもある剣。
「俺、何も知らないんだな」
「当然じゃ。まだまだオヌシは若い。全てを知るには早過ぎる」
若いから知るには早い。それなら未来でロロコは全てを話してくれるのかな。その時は本当に来るのかな。
「オヌシはまだ若く幼い未熟者じゃ。しかし今回の戦いによって多少なりとも資格を得た事に違いはない。残念ながらワシらはまだ呑み足りぬ故これで終いじゃが、始まりの少女に許可を与えた。アヤツから話を聞くと良い」
「……わかった」
始まりの少女。戦いの始点となった少女か。
「ねえロロコ」
「なんじゃ?」
「信じても良いの?」
この言葉は彼女にとって裏切りに聞こえるかもしれない。それでも、どうしても聞きたかった。
他の誰でもない。ロロコの口から。
「何を今更。そんな事は決まっておるじゃろう?」
「——ダメに決まっておる」
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