視線から始まる

一条院財閥の御曹司である枢は容姿端麗で独特の雰囲気を持つ人物だった。
学校内で彼に憧れる者は男女を問わず、常に人の中心にいる学校の支配者。
いつからだろうか。
互いの視線が重なるようになったのは。
話したことは一度もない。
なのにふとした瞬間に合わさるその漆黒の瞳が気になって仕方がない。
高校三年の春。
瀬那はそんな彼と初めて同じクラスになった。
でも彼は簡単には近付けない、高嶺の存在。
話す機会などまったくなかったけれど、ある日二人の時間が動き出す。
一条院財閥の御曹司×本好きの少女との物語。
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