【完結】DDメス堕ち援交

にのまえ

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メス堕ち援交

7*

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「腰上がってる。へこへこして。本当に変態だ♡」
「あっ♡ とまらないっ♡ 止まらないからっ♡ 変態だから…っ♡♡」
「ニットだけ必死に押さえてるのはどうして?露出狂の、変態の、エロガキ」
「ふぁあぁ♡♡」

 耳にふっと息をかけられ背筋が震えた。
 壁付きソファの背もたれに後頭部を擦り付けて、ニットの中の手に少しでも刺激されようと卑しく腰を振っている。そんな自分を指摘されても熱を持った体を抑えることができない。

「ひっ♡ ぁ♡ あ♡ あっ♡」

 輪にした指が、カリの段差を引っ掛けるように往復した。浮いた腰がびくびくわかりやすく反応する。
 気持ちよくて、物足りなくて、恥ずかしくて、もう囁き声の問いに考えることもできない。

「教えて。ニットで何を隠してるの?」
「ち、ちんぽ♡ 勃起ちんぽ♡♡」
「露出狂が?」
「う、うう…♡」
「カラオケで、すぐそこを何回も人を通ってる場所で、こんなに勃起してる変態が。なんで隠してるの?」
「あっ!あ、あ、やだやだッ♡♡ あ~っ♡♡♡ 射精っ♡ 射精させるのだめっ♡♡ 射精ちゅこちゅこッ♡ ダメっ♡♡ つよいっ♡ 強いよぉ♡♡」

 大きな手が明らかに絶頂へ導こうとする。

 今思えばこのときが分岐点だったと思う。後戻りのできる見学的な「悪いこと」と、それ以上の何かの境目。
 ここで負けて射精していればこの日はここで終わっただろうし、ニコはあの微笑みのままふらつく宮路を帰してくれただろう。
 けれど宮路はそうできなかった。一瞬の射精よりもっと気持ちいい、もっと魅力的なものがあると、本能に近いもので感じ取ったのだ。

 すべて後で考えたことだ。とにかくその時、宮路はただ許可のない射精をしたくなくて、ニコの骨っぽい腕を掴んで止めていた。

「するからっ♡ する♡ する♡ ちんぽ出すからッ♡」
「…へえ♡ 出したいの?」
「……ち、ちが…♡」
「勃起ちんぽ出して、人の気配感じながらおもちゃにされたいんじゃないの? …悪いことするの、きっと気持ちいいよ。いい子に生きてたら感じられない、恥ずかしくて、情けなくて、こわいこと♡ したくない? もうちょっとだけ冒険しようよ」
「…も、もうちょっと…」
「そう。もうちょっと。もうちょっとだけ悪くて特別で、エッチなこと」
「ふぁああ…♡♡♡ もう、ちょっとだけ…♡♡」

 耳の中に直接注がれるような囁きは、催眠術や洗脳のように感じられた。
 今まで生きてきて出来上がっていた常識の器は、ニコの微笑みと大きい手のひら、甘い誘惑にすっかり壊されてしまっている。もう何が良くて何が悪いか考えられない。気持ちいい。このまま翻弄されて恥ずかしく負けたい。
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