7 / 56
メス堕ち援交
7*
しおりを挟む
「腰上がってる。へこへこして。本当に変態だ♡」
「あっ♡ とまらないっ♡ 止まらないからっ♡ 変態だから…っ♡♡」
「ニットだけ必死に押さえてるのはどうして?露出狂の、変態の、エロガキ」
「ふぁあぁ♡♡」
耳にふっと息をかけられ背筋が震えた。
壁付きソファの背もたれに後頭部を擦り付けて、ニットの中の手に少しでも刺激されようと卑しく腰を振っている。そんな自分を指摘されても熱を持った体を抑えることができない。
「ひっ♡ ぁ♡ あ♡ あっ♡」
輪にした指が、カリの段差を引っ掛けるように往復した。浮いた腰がびくびくわかりやすく反応する。
気持ちよくて、物足りなくて、恥ずかしくて、もう囁き声の問いに考えることもできない。
「教えて。ニットで何を隠してるの?」
「ち、ちんぽ♡ 勃起ちんぽ♡♡」
「露出狂が?」
「う、うう…♡」
「カラオケで、すぐそこを何回も人を通ってる場所で、こんなに勃起してる変態が。なんで隠してるの?」
「あっ!あ、あ、やだやだッ♡♡ あ~っ♡♡♡ 射精っ♡ 射精させるのだめっ♡♡ 射精ちゅこちゅこッ♡ ダメっ♡♡ つよいっ♡ 強いよぉ♡♡」
大きな手が明らかに絶頂へ導こうとする。
今思えばこのときが分岐点だったと思う。後戻りのできる見学的な「悪いこと」と、それ以上の何かの境目。
ここで負けて射精していればこの日はここで終わっただろうし、ニコはあの微笑みのままふらつく宮路を帰してくれただろう。
けれど宮路はそうできなかった。一瞬の射精よりもっと気持ちいい、もっと魅力的なものがあると、本能に近いもので感じ取ったのだ。
すべて後で考えたことだ。とにかくその時、宮路はただ許可のない射精をしたくなくて、ニコの骨っぽい腕を掴んで止めていた。
「するからっ♡ する♡ する♡ ちんぽ出すからッ♡」
「…へえ♡ 出したいの?」
「……ち、ちが…♡」
「勃起ちんぽ出して、人の気配感じながらおもちゃにされたいんじゃないの? …悪いことするの、きっと気持ちいいよ。いい子に生きてたら感じられない、恥ずかしくて、情けなくて、こわいこと♡ したくない? もうちょっとだけ冒険しようよ」
「…も、もうちょっと…」
「そう。もうちょっと。もうちょっとだけ悪くて特別で、エッチなこと」
「ふぁああ…♡♡♡ もう、ちょっとだけ…♡♡」
耳の中に直接注がれるような囁きは、催眠術や洗脳のように感じられた。
今まで生きてきて出来上がっていた常識の器は、ニコの微笑みと大きい手のひら、甘い誘惑にすっかり壊されてしまっている。もう何が良くて何が悪いか考えられない。気持ちいい。このまま翻弄されて恥ずかしく負けたい。
「あっ♡ とまらないっ♡ 止まらないからっ♡ 変態だから…っ♡♡」
「ニットだけ必死に押さえてるのはどうして?露出狂の、変態の、エロガキ」
「ふぁあぁ♡♡」
耳にふっと息をかけられ背筋が震えた。
壁付きソファの背もたれに後頭部を擦り付けて、ニットの中の手に少しでも刺激されようと卑しく腰を振っている。そんな自分を指摘されても熱を持った体を抑えることができない。
「ひっ♡ ぁ♡ あ♡ あっ♡」
輪にした指が、カリの段差を引っ掛けるように往復した。浮いた腰がびくびくわかりやすく反応する。
気持ちよくて、物足りなくて、恥ずかしくて、もう囁き声の問いに考えることもできない。
「教えて。ニットで何を隠してるの?」
「ち、ちんぽ♡ 勃起ちんぽ♡♡」
「露出狂が?」
「う、うう…♡」
「カラオケで、すぐそこを何回も人を通ってる場所で、こんなに勃起してる変態が。なんで隠してるの?」
「あっ!あ、あ、やだやだッ♡♡ あ~っ♡♡♡ 射精っ♡ 射精させるのだめっ♡♡ 射精ちゅこちゅこッ♡ ダメっ♡♡ つよいっ♡ 強いよぉ♡♡」
大きな手が明らかに絶頂へ導こうとする。
今思えばこのときが分岐点だったと思う。後戻りのできる見学的な「悪いこと」と、それ以上の何かの境目。
ここで負けて射精していればこの日はここで終わっただろうし、ニコはあの微笑みのままふらつく宮路を帰してくれただろう。
けれど宮路はそうできなかった。一瞬の射精よりもっと気持ちいい、もっと魅力的なものがあると、本能に近いもので感じ取ったのだ。
すべて後で考えたことだ。とにかくその時、宮路はただ許可のない射精をしたくなくて、ニコの骨っぽい腕を掴んで止めていた。
「するからっ♡ する♡ する♡ ちんぽ出すからッ♡」
「…へえ♡ 出したいの?」
「……ち、ちが…♡」
「勃起ちんぽ出して、人の気配感じながらおもちゃにされたいんじゃないの? …悪いことするの、きっと気持ちいいよ。いい子に生きてたら感じられない、恥ずかしくて、情けなくて、こわいこと♡ したくない? もうちょっとだけ冒険しようよ」
「…も、もうちょっと…」
「そう。もうちょっと。もうちょっとだけ悪くて特別で、エッチなこと」
「ふぁああ…♡♡♡ もう、ちょっとだけ…♡♡」
耳の中に直接注がれるような囁きは、催眠術や洗脳のように感じられた。
今まで生きてきて出来上がっていた常識の器は、ニコの微笑みと大きい手のひら、甘い誘惑にすっかり壊されてしまっている。もう何が良くて何が悪いか考えられない。気持ちいい。このまま翻弄されて恥ずかしく負けたい。
42
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる