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言葉足らず
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「あれ? 」
ピヨピヨと小鳥が囀る心地よい朝。
俺は何時も通り、自身のベッドで寝ていた。
身体は何時もより軽く、頭はスッキリしていて、瞼も重たくない。なんて清々しい目覚め。
「いや…。何時部屋に戻ってきたんだ…。」
昨夜は倒れたラヨネを看病していた筈。
モモとともに慌てて倒れたラヨネを一応薬の知識がある変態の所に連れて行った。
変態曰く、ずっと張り詰めていた緊張の糸がやっと弛んでどっと積りに積もった疲労からくる風邪だそう。ラヨネを慣れた手つきで看病する変態を見て、初めて変態に尊敬の念を覚えたものだ。…お前、三千年生きてるだけはあるんだな…と。
その後はリンゴでもすり下ろそうかと台所に入ろうとしたのを変態に「手を握ってあげるだけでも充分立派な看病だから。」と止められ、そのまま夜遅くまで手を握っていたのだが……。
ー 途中から一切記憶がない。
おそらく、手を握ったまま寝落ちしたんだと思う。…途中から瞼が重かったのは覚えているのだが。
「コタ…。」
ベッドの上で腕を組んで考え込んでいると小さく開いた扉の隙間から山吹色の瞳が不安げにこちらを見ていた。目が合うとバタンッと思いっきり扉を開けて寝ているはずのラヨネが飛び付き、ペタペタと鬼気迫る表情で俺の身体を調べて始めた。…何事だ!?
「ラ…、ラヨネ? 」
「コタ。コタッ!! 何処も痛い所とかない? 腰が痛いとか、身体に違和感があるとかッ。」
「…は? 」
何故か倒れて寝込んでいた筈の病人が俺の身体を心配している。頭にハテナを大量に浮かべながら首を横に振ると安堵を顔に浮かべて、ギュッと俺の腰に腕を回した。
「…そ、そう。よかった…でいいのかな。」
「なんだか分かんねぇけど、取り敢えず一旦落ち着いて、大人しくベッドで寝てろよ。…倒れたんだから。」
「やだ。絶対、コタから離れない。」
大人しく寝てろと言うのに「寝るならコタが一緒じゃなきゃやだ。」と我儘を言って、折角清々しく起きたのにベッドに押し戻す。
体重全部を掛けて押すもんだから踏ん張りが効かずにこてんとベッドに転がると甘えたりないと言わんばかりに俺の上に乗り、鼻頭と鼻頭をまるでキスみたいにスリスリと合わせる。
困惑していると不意にラヨネがプランと宙に浮いた。よく見れば変態が猫のようにラヨネの首根っこを掴んでいた。
「リスっ子ちゃんは思いの外強かだねぇ。」
「………ちゃんと後できっちり屈辱は返してあげるから大人しく待ってなよ。三千年生きてるのに待ても出来ないの? ……ああ、ごめんね。三千年生きても待てが出来ないどうしようもない阿呆なんだよね。難しい事言ってごめんね。」
ラヨネが首根っこを掴まれたまま憎しみのこもった目で変態を睨む。変態はそんなラヨネを無視してこちらを見てニッコリと笑った。
「おはよう、コタくん。お薬の時間だねぇ。」
ラヨネをテキトーに廊下に放ると何故か扉を施錠し、ストンと俺の隣に腰を下ろした。
「ふざけんな!! 」と、ラヨネの怒りの声が扉の外から聞こえた。だが、変態が剣の先を頭上にかざすと白い光が部屋を包み、ラヨネの声もずっと聞こえていた小鳥の囀りすら聞こえなくなった。
「いやー、煽り過ぎたねぇ。あれは眠れる獅子を起こしちゃった感じだねぇ。」
怖いねぇと言いつつも何か期待に満ちた眼差しを扉の奥のラヨネに向けた。
その表情とラヨネのあの様子に一体二人に何があったのか。思考を巡らせているとスススッと変態の手が内腿を撫でたので、取り敢えずぶん殴った。
「お前…。昨日の夜、ラヨネになんかしただろう。いや、絶対なんかやらかしたな。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。なんだい!? その侮蔑の眼差しはッ。……ま、まさか、子供相手に僕の食指が動いたとでも言いたいのかい?? 」
「……………。」
「無言の肯定!? ひ、酷い。僕がそこまで救いようのない変質者だと? 」
「お前は全てを極めたド変態だろ。」
酷いっとワッと煩く泣き出す変態。
何が酷いものか。身から出た錆だろう。
思わず溜息を吐きながら薬を一気飲みすると、何故かわしわしと頭を撫でられた。薬でぼんやりとする視界に映るのは少し申し訳なさそうな変態の顔。どんな変態行為をやらかしても悪びれないのに何故今、そんな表情を浮かべるのか?
「ごめんね、コタくん。」
微睡みフラつく俺を抱き留め、ゆっくりとベッドに寝かせると、ボソリとそう呟いた。
何に対してのごめんなのか?
お前はまた一体、何をやらかしたんだ…。
優しく変態の手が頰を撫でる。
もう片方の手は剣を大切そうに握り、眉を下げたまま変態は笑みを作った。
「ミドリくんが帰ってきたら彼の話をきちんと受け止めてあげて欲しい。相容れないと切り捨てずに、君の信念ではなく、ミドリくんの事を考えてあげられる君のその心で考えてあげて欲しい。」
何故今、ミドリの事なんだろう?
ごめんはミドリに関わる事なのか?
訳の分からない事を散々吐くと、何時も通りの変態の雰囲気に戻り、「お眠り。」と目を手で覆った。
その瞬間、折角起きたのに意識はまた夢の世界へと落ちて行った。
ピヨピヨと小鳥が囀る心地よい朝。
俺は何時も通り、自身のベッドで寝ていた。
身体は何時もより軽く、頭はスッキリしていて、瞼も重たくない。なんて清々しい目覚め。
「いや…。何時部屋に戻ってきたんだ…。」
昨夜は倒れたラヨネを看病していた筈。
モモとともに慌てて倒れたラヨネを一応薬の知識がある変態の所に連れて行った。
変態曰く、ずっと張り詰めていた緊張の糸がやっと弛んでどっと積りに積もった疲労からくる風邪だそう。ラヨネを慣れた手つきで看病する変態を見て、初めて変態に尊敬の念を覚えたものだ。…お前、三千年生きてるだけはあるんだな…と。
その後はリンゴでもすり下ろそうかと台所に入ろうとしたのを変態に「手を握ってあげるだけでも充分立派な看病だから。」と止められ、そのまま夜遅くまで手を握っていたのだが……。
ー 途中から一切記憶がない。
おそらく、手を握ったまま寝落ちしたんだと思う。…途中から瞼が重かったのは覚えているのだが。
「コタ…。」
ベッドの上で腕を組んで考え込んでいると小さく開いた扉の隙間から山吹色の瞳が不安げにこちらを見ていた。目が合うとバタンッと思いっきり扉を開けて寝ているはずのラヨネが飛び付き、ペタペタと鬼気迫る表情で俺の身体を調べて始めた。…何事だ!?
「ラ…、ラヨネ? 」
「コタ。コタッ!! 何処も痛い所とかない? 腰が痛いとか、身体に違和感があるとかッ。」
「…は? 」
何故か倒れて寝込んでいた筈の病人が俺の身体を心配している。頭にハテナを大量に浮かべながら首を横に振ると安堵を顔に浮かべて、ギュッと俺の腰に腕を回した。
「…そ、そう。よかった…でいいのかな。」
「なんだか分かんねぇけど、取り敢えず一旦落ち着いて、大人しくベッドで寝てろよ。…倒れたんだから。」
「やだ。絶対、コタから離れない。」
大人しく寝てろと言うのに「寝るならコタが一緒じゃなきゃやだ。」と我儘を言って、折角清々しく起きたのにベッドに押し戻す。
体重全部を掛けて押すもんだから踏ん張りが効かずにこてんとベッドに転がると甘えたりないと言わんばかりに俺の上に乗り、鼻頭と鼻頭をまるでキスみたいにスリスリと合わせる。
困惑していると不意にラヨネがプランと宙に浮いた。よく見れば変態が猫のようにラヨネの首根っこを掴んでいた。
「リスっ子ちゃんは思いの外強かだねぇ。」
「………ちゃんと後できっちり屈辱は返してあげるから大人しく待ってなよ。三千年生きてるのに待ても出来ないの? ……ああ、ごめんね。三千年生きても待てが出来ないどうしようもない阿呆なんだよね。難しい事言ってごめんね。」
ラヨネが首根っこを掴まれたまま憎しみのこもった目で変態を睨む。変態はそんなラヨネを無視してこちらを見てニッコリと笑った。
「おはよう、コタくん。お薬の時間だねぇ。」
ラヨネをテキトーに廊下に放ると何故か扉を施錠し、ストンと俺の隣に腰を下ろした。
「ふざけんな!! 」と、ラヨネの怒りの声が扉の外から聞こえた。だが、変態が剣の先を頭上にかざすと白い光が部屋を包み、ラヨネの声もずっと聞こえていた小鳥の囀りすら聞こえなくなった。
「いやー、煽り過ぎたねぇ。あれは眠れる獅子を起こしちゃった感じだねぇ。」
怖いねぇと言いつつも何か期待に満ちた眼差しを扉の奥のラヨネに向けた。
その表情とラヨネのあの様子に一体二人に何があったのか。思考を巡らせているとスススッと変態の手が内腿を撫でたので、取り敢えずぶん殴った。
「お前…。昨日の夜、ラヨネになんかしただろう。いや、絶対なんかやらかしたな。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。なんだい!? その侮蔑の眼差しはッ。……ま、まさか、子供相手に僕の食指が動いたとでも言いたいのかい?? 」
「……………。」
「無言の肯定!? ひ、酷い。僕がそこまで救いようのない変質者だと? 」
「お前は全てを極めたド変態だろ。」
酷いっとワッと煩く泣き出す変態。
何が酷いものか。身から出た錆だろう。
思わず溜息を吐きながら薬を一気飲みすると、何故かわしわしと頭を撫でられた。薬でぼんやりとする視界に映るのは少し申し訳なさそうな変態の顔。どんな変態行為をやらかしても悪びれないのに何故今、そんな表情を浮かべるのか?
「ごめんね、コタくん。」
微睡みフラつく俺を抱き留め、ゆっくりとベッドに寝かせると、ボソリとそう呟いた。
何に対してのごめんなのか?
お前はまた一体、何をやらかしたんだ…。
優しく変態の手が頰を撫でる。
もう片方の手は剣を大切そうに握り、眉を下げたまま変態は笑みを作った。
「ミドリくんが帰ってきたら彼の話をきちんと受け止めてあげて欲しい。相容れないと切り捨てずに、君の信念ではなく、ミドリくんの事を考えてあげられる君のその心で考えてあげて欲しい。」
何故今、ミドリの事なんだろう?
ごめんはミドリに関わる事なのか?
訳の分からない事を散々吐くと、何時も通りの変態の雰囲気に戻り、「お眠り。」と目を手で覆った。
その瞬間、折角起きたのに意識はまた夢の世界へと落ちて行った。
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