魔法が使えると王子サマに溺愛されるそうです〜伴侶編〜

ゆずは

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マシロが養女(仮)になりました

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 長湯してるとのぼせるから、さっさとお風呂場を出た。
 脱衣所の大きな鏡の前で俺を床に降ろすと、クリスは後ろから腰を両手でつかんで思い切り抽挿を早めてきた。

「ひぅ…っ、あっ、ああっ、くりすっ、イく、イ……ぁ、あんんんっ」
「っ」

 ぐちゅんぐちゅんって激しい音がして、そこに肌と肌がぶつかる音が混ざる。

「アキっ」

 クリスが息を詰める音がしたかと思ったら、かり…って後ろから耳朶を齧られて、ビクビクと大きく体を震わせながら吐精してた。
 はぁ…はぁ…って大きく息を付いてる間に、体の奥に熱くて甘い飛沫を感じて、軽くまたフルリと震えた。

「ぁ……くりすの……」

 ドクドク注がれる。
 目の前の鏡には、顔を赤くしながら口を半開きにして喘いでいる自分の顔が映ってる。その鏡越しにクリスと目があって、微笑まれた。

「いい顔をしてるだろ?」
「……はずかしい」
「恥じらうアキも可愛いな」
「ん……っ」

 強引にキスをされる。
 そしたら、体の中に入ったままの男根が、ぐりっと角度を変えて俺の中をえぐる。

「ふぁ……くりす、きす…すき…っ」
「口付けだけか?」
「んん……、ぜんぶ、すき…っ」

 俺の中を満たしてくれるクリスの全部が好き。
 体だけじゃなくて、心も満たされていく。
 好き。大好き。愛してる。
 どんどん気持ちが膨らんでいく。

 俺の奥で熱を吐き出したクリスの男根は、変わらず硬いまま。ゆっくりゆっくり、じわりじわりと、動かされてる。
 その間に魔力が体に溶け込んで馴染んだ。
 その瞬間の、なんとも言えない快感とはまた違う感覚に、はふ…って息をつく。

「抜くから力を入れて」
「んぅっ」

 耳……熱い。
 ずる…って抜け落ちるクリスの男根に、背中が震えた。
 出ていかないで……って思うのは、駄目…かな。

「くり、す」
「まだ終わらないから」

 笑う声。
 抜け落ちたら、すぐに抱き上げられた。
 きゅってお尻に力を入れたから、中から零れ落ちたのはごくわずかだと思う。
 魔力を補われて、癒しで痛みや強張りを解かれて、あと何回クリスを受け入れれば、俺は満足できるんだろう。

「くりす、すき」
「ああ。愛してる」

 キスを繰り返す。もちろん、舌を絡めて、流れてくる唾液を飲み込む深くて気持ちのいいキスだ。

「んふ……、っ、ん、んぅ」

 舌を吸いあいながら、ベッドに下された。

「あ、んぁ」

 ぴちゃぴちゃ舌を舐める。
 ベッドに足を投げ出して座ったクリスの、その足の間に陣取って、ひたすら舌を舐めて。

「は……」
「アキ」

 俺を呼ぶ声は熱い。
 ちゅ…ちゅ…ってクリスの首筋にキスをする。
 感じるかどうかよくわからない、厚い胸板の上の小さな乳首にも舌を這わせた。
 …笑う声が聞こえるから、きっと、くすぐったいだけなんだろう。
 腹筋…綺麗に割れてる。クリスって、ほんとにいつ鍛えてるんだろう。鍛えなきゃこの体は維持できないよね…?
 臍の割れ目にも舌を這わせて、ずるずると体ごと足元に移動していく。
 クリスの下生えは、髪色と同じ銀色。青色はないけど。
 そこから、ぬっと飛び出るように反りあがっている男根は、ほんとに全然萎えてない。
 さっきまで俺の中に入ってたとか…あまり気にならない。
 濡れた先端を舐めただけで、俺の下腹部がずくんって熱くなった。
 太くて硬くて。…よくこんなものが俺の中に入るな…って、改めて思いながら、口を開けて亀頭から咥えこんだ。

「アキ」

 くしゃりと頭を撫でられる。
 口の中が、クリスのでいっぱいになる。
 不思議と変な味はしない。唾液と同じ。とにかく甘くて甘くて、頭の中には霞がかかっていく。

「飲むか?」
「んっ」

 クリスの明け透けな言い方に、心臓がドクンって鳴ったけど、隠さなくてもいいや……と、コクンと頷いた。
 飲みたい。
 飲ませて。

 クリスの足の間で四つん這いになって、自然と腰だけを高くする姿勢になって、えずくくらい奥までクリスのを深く咥えていく。…それでも半分も入らない。
 少し体を前かがみに倒したクリスが、両手で俺の尻を揉み始めた。

「んふ……っ」

 僅かに腰も揺らされた。
 口に入らない竿部分を手でしごきつつ、舌先で鈴口を刺激する。
 聞こえてくるクリスの息遣いが少し荒くなる。そのことに嬉しくなってじゅぶじゅぶ口を動かした。
 クリスの手は俺の尻を揉んで……指が中に入ってくる。
 口の中も気持ちいいのに。上も下も気持ちよくて……なんて、俺、なんか気持ちいい事好きすぎじゃないだろうか。
 ちらりとクリスを見上げたら目が合った。その途端微笑まれて、また俺の心臓がせわしなくなる。

「出るぞ」
「んっ」

 軽かった腰の動きが少しだけ強くなって、それに合わせて俺も頭を上下させる。
 ちょっと奥にあたってえずくけど、気にならない。

「…っ」

 クリスが息を詰めて腰がより突き出すように動いたとき、口の中に熱くて甘いものが広がっていく。それを飲みこんでる間にクリスが腰を引いて、ずるりと口の中から男根が抜け落ちた。

「んぅっ」

 まだ、吐き出してる途中だったから。
 俺の頬や鼻の頭やらに、熱いものが飛び散り、とろりと流れ落ちていく。
 ……全部、飲みたかったのに。
 むせかえるようなクリスの匂いと、甘い魔力。
 頭の中がくらくらし始めて、またクリスを見上げたら、ギラギラした瞳で俺を見下ろしているクリス。

「あ――――」

 これ、朝までコースだ……って認識した瞬間、クリスの両手に引き上げられて、足の上に座らされた。











*****
まだもうちょっと…
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