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第2章:城での生活と、過剰すぎる優しさ
4:お世話係の始まり
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翌朝、響人は緊張しながらヴァルトの部屋の前に立っていた。
昨夜は豪華なベッドで緊張して眠れないかと思ったが、ずっと寝不足だったせいもあって眠れた……眠ってしまった。
でも朝になって改めて自分の立場を思い出した。竜王の世話なんて……本当に自分なんかが、できるのだろうか。不安な気持ちを抱えながら、コンコンと控えめにドアをノックした。
「入れ」
ヴァルトの声が聞こえて、響人は恐る恐るドアを開けた。部屋の中は響人の部屋よりもさらに広く、豪華だった。大きな窓からは朝日が差し込み、部屋全体を明るく照らしている。そして、ベッドの上には――
「あ……」
響人は思わず声を上げてしまった。ベッドの上に、巨大な黒い竜が横たわっていた。朝日を浴びた黒い鱗が美しく輝いている。──でかっ。強そう……いや怖い。でも……綺麗。
「おはよう、響人」
竜の姿のまま、ヴァルトが挨拶した。
「お、おはようございます」
響人は慌てて頭を下げた。
「今日から鱗の手入れを頼む。そこにある布とオイルを使え」
ヴァルトが示した場所には、柔らかそうな布と小瓶に入ったオイルが置かれていた。響人は手に取り、ヴァルトに近づいた。しかし、いざ目の前にすると、どこから手をつけていいか分からない。
「遠慮するな。俺は噛まない」
ヴァルトの声に少し笑いが混じっている。響人は意を決して手のひらに油を垂らし、そっと一枚の鱗に触れた。
「……わ、あったかい……」
ひやっとすると思っていたのに、竜の体温は驚くほど優しいぬくもりを持っていた。響人は慎重に油を塗って布で鱗を磨くと、ヴァルトの体がかすかに震えた。
「……気持ち悪かったら、言ってください。やめますから……」
「違う。心地良すぎて、力が抜けそうなだけだ。人の手がこんなに心地よいとは思わなかった」
ヴァルトの声が、どこかとろけるような響きになっている。響人は少し安心して、作業を続けた。
しばらく無言で鱗を磨いていると、突然ヴァルトの体が光に包まれた。
「わ!」
響人が驚いて後ずさると、そこには人間の姿に戻ったヴァルトがいた。しかも、上半身裸で。
「あ、あの……」
響人は慌てて目を逸らした。しかし、ヴァルトは気にした様子もない。
「もっと撫でてくれ」
「え?」
「お前の手は特別だ。もっと触れてほしい」
ヴァルトがそう言いながら、響人の手を取って自分の胸に当てた。
「ヴァルト様、それ、お世話係の範囲を超えてませんか?」
響人は真っ赤になって、思わず言い返してしまった。
「これも世話の一部だ。俺が言うのだから間違いない」
「そ、そんな無茶な……」
でも、ヴァルトの肌は温かくて、心臓の鼓動が手のひらに伝わってくる。なぜか、とても安心する感触だった。
「お前の手は魔法のようだ。触れられると、心が落ち着く」
ヴァルトが響人の手を握ったまま言う。
「俺は今まで、誰にも触れられることを許さなかった。だが、お前は違う」
「なぜ……俺なんかが」
「俺なんか、と言うな」
ヴァルトの声が急に厳しくて、響人は驚いて顔を上げた。
「お前は特別だ。それを疑うな」
金色の瞳が真っ直ぐに響人を見つめている。その視線に、響人は胸がどきどきした。
「でも、俺は本当に何の取り柄もない人間で……」
「誰がそんなことを言った?」
ヴァルトの表情が険しくなる。
「現世界の人が……母親にも、会社でも、恋人からも、いつも『役立たず』『価値がない』って……」
響人の声が小さくなっていく。すると、突然ヴァルトに抱きしめられた。
「っ!」
「そいつらが間違っている」
ヴァルトの腕の中は温かかった。
「お前には価値がある。俺がそれを証明してやる」
「ヴァルト様……」
「俺の隣にいればいい。他の者など気にするな」
ヴァルトの声が優しく響く。響人は初めて、誰かに守られているという感覚を味わった。
「泣いていい。お前が泣くのを、誰にも笑わせたりしない」
その言葉で、響人の目に涙が浮かんだ。今まで我慢していた感情が、一気に溢れ出しそうになる。
「これからは、俺の傍で生きていろ。それだけでいい」
ヴァルトに抱きしめられながら、響人は思った。
――この人は、本当に俺を必要としてくれているのかもしれない。
今まで誰も、自分の涙を受け止めてくれる人はいなかった。
でも、ヴァルトは違う。
この温かい腕の中で、初めて「ありのままでいい」と思えた。
初めて感じる、無条件の受容。響人の凍りついた心が、少しずつ溶け始めていた。
響人はヴァルトの胸に顔を埋めるようにして、そっと涙を流した。静かに、でも確かに、ぽろぽろと落ちる涙。その一粒一粒が、これまで心の奥に積もっていた痛みを洗い流していくようだった。
――やがて涙が落ち着いたころ、響人は顔を上げた。
「……じゃあ、これから頑張ってお世話係、務めます」
「そうだな。これからだ」
ヴァルトが少しだけ意地悪そうに笑ったのを見て響人はきょとんとした。
「え?あ、あの、仕事ってもう終わりじゃ……?」
「まだ半分も済んでいない。俺の背中にはもっと広い面積の鱗がある。丁寧に手入れしてもらおうか」
そう言って、ヴァルトはふたたびドラゴンの姿へと変わった。さっきよりも、どこか気楽そうな雰囲気が感じられる。
「……はい。任せてください」
響人は小さく深呼吸して、布と油を持ち直した。目の前の黒い鱗は、朝日を反射してやわらかな光を放っている。
――この人のために、何かできることがあるのなら。
恐れも、不安も、まだ完全には拭えない。けれど、今は確かに、一歩を踏み出せた気がする。
この日から、響人の「お世話係」としての毎日が本格的に始まった。それは、過保護すぎる竜王との、甘くて不思議な日々の幕開けでもあった──。
昨夜は豪華なベッドで緊張して眠れないかと思ったが、ずっと寝不足だったせいもあって眠れた……眠ってしまった。
でも朝になって改めて自分の立場を思い出した。竜王の世話なんて……本当に自分なんかが、できるのだろうか。不安な気持ちを抱えながら、コンコンと控えめにドアをノックした。
「入れ」
ヴァルトの声が聞こえて、響人は恐る恐るドアを開けた。部屋の中は響人の部屋よりもさらに広く、豪華だった。大きな窓からは朝日が差し込み、部屋全体を明るく照らしている。そして、ベッドの上には――
「あ……」
響人は思わず声を上げてしまった。ベッドの上に、巨大な黒い竜が横たわっていた。朝日を浴びた黒い鱗が美しく輝いている。──でかっ。強そう……いや怖い。でも……綺麗。
「おはよう、響人」
竜の姿のまま、ヴァルトが挨拶した。
「お、おはようございます」
響人は慌てて頭を下げた。
「今日から鱗の手入れを頼む。そこにある布とオイルを使え」
ヴァルトが示した場所には、柔らかそうな布と小瓶に入ったオイルが置かれていた。響人は手に取り、ヴァルトに近づいた。しかし、いざ目の前にすると、どこから手をつけていいか分からない。
「遠慮するな。俺は噛まない」
ヴァルトの声に少し笑いが混じっている。響人は意を決して手のひらに油を垂らし、そっと一枚の鱗に触れた。
「……わ、あったかい……」
ひやっとすると思っていたのに、竜の体温は驚くほど優しいぬくもりを持っていた。響人は慎重に油を塗って布で鱗を磨くと、ヴァルトの体がかすかに震えた。
「……気持ち悪かったら、言ってください。やめますから……」
「違う。心地良すぎて、力が抜けそうなだけだ。人の手がこんなに心地よいとは思わなかった」
ヴァルトの声が、どこかとろけるような響きになっている。響人は少し安心して、作業を続けた。
しばらく無言で鱗を磨いていると、突然ヴァルトの体が光に包まれた。
「わ!」
響人が驚いて後ずさると、そこには人間の姿に戻ったヴァルトがいた。しかも、上半身裸で。
「あ、あの……」
響人は慌てて目を逸らした。しかし、ヴァルトは気にした様子もない。
「もっと撫でてくれ」
「え?」
「お前の手は特別だ。もっと触れてほしい」
ヴァルトがそう言いながら、響人の手を取って自分の胸に当てた。
「ヴァルト様、それ、お世話係の範囲を超えてませんか?」
響人は真っ赤になって、思わず言い返してしまった。
「これも世話の一部だ。俺が言うのだから間違いない」
「そ、そんな無茶な……」
でも、ヴァルトの肌は温かくて、心臓の鼓動が手のひらに伝わってくる。なぜか、とても安心する感触だった。
「お前の手は魔法のようだ。触れられると、心が落ち着く」
ヴァルトが響人の手を握ったまま言う。
「俺は今まで、誰にも触れられることを許さなかった。だが、お前は違う」
「なぜ……俺なんかが」
「俺なんか、と言うな」
ヴァルトの声が急に厳しくて、響人は驚いて顔を上げた。
「お前は特別だ。それを疑うな」
金色の瞳が真っ直ぐに響人を見つめている。その視線に、響人は胸がどきどきした。
「でも、俺は本当に何の取り柄もない人間で……」
「誰がそんなことを言った?」
ヴァルトの表情が険しくなる。
「現世界の人が……母親にも、会社でも、恋人からも、いつも『役立たず』『価値がない』って……」
響人の声が小さくなっていく。すると、突然ヴァルトに抱きしめられた。
「っ!」
「そいつらが間違っている」
ヴァルトの腕の中は温かかった。
「お前には価値がある。俺がそれを証明してやる」
「ヴァルト様……」
「俺の隣にいればいい。他の者など気にするな」
ヴァルトの声が優しく響く。響人は初めて、誰かに守られているという感覚を味わった。
「泣いていい。お前が泣くのを、誰にも笑わせたりしない」
その言葉で、響人の目に涙が浮かんだ。今まで我慢していた感情が、一気に溢れ出しそうになる。
「これからは、俺の傍で生きていろ。それだけでいい」
ヴァルトに抱きしめられながら、響人は思った。
――この人は、本当に俺を必要としてくれているのかもしれない。
今まで誰も、自分の涙を受け止めてくれる人はいなかった。
でも、ヴァルトは違う。
この温かい腕の中で、初めて「ありのままでいい」と思えた。
初めて感じる、無条件の受容。響人の凍りついた心が、少しずつ溶け始めていた。
響人はヴァルトの胸に顔を埋めるようにして、そっと涙を流した。静かに、でも確かに、ぽろぽろと落ちる涙。その一粒一粒が、これまで心の奥に積もっていた痛みを洗い流していくようだった。
――やがて涙が落ち着いたころ、響人は顔を上げた。
「……じゃあ、これから頑張ってお世話係、務めます」
「そうだな。これからだ」
ヴァルトが少しだけ意地悪そうに笑ったのを見て響人はきょとんとした。
「え?あ、あの、仕事ってもう終わりじゃ……?」
「まだ半分も済んでいない。俺の背中にはもっと広い面積の鱗がある。丁寧に手入れしてもらおうか」
そう言って、ヴァルトはふたたびドラゴンの姿へと変わった。さっきよりも、どこか気楽そうな雰囲気が感じられる。
「……はい。任せてください」
響人は小さく深呼吸して、布と油を持ち直した。目の前の黒い鱗は、朝日を反射してやわらかな光を放っている。
――この人のために、何かできることがあるのなら。
恐れも、不安も、まだ完全には拭えない。けれど、今は確かに、一歩を踏み出せた気がする。
この日から、響人の「お世話係」としての毎日が本格的に始まった。それは、過保護すぎる竜王との、甘くて不思議な日々の幕開けでもあった──。
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