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BRPM
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BRPM社
俺は、今この会社のモニターとして、部屋で一人待機している。
思えば、ここの会社のアルバイト募集に応募し、やってきたのだが、来て間もなく、思いもよらぬ提案を受けた。
それは…
「あなたの人生、買います!」
という、意味のさっぱりわからないものだった。
えっと、わかりやすく言うとこうだ。
このBRPM社では、画期的な発明が成され、そのモニターを募集していたのだ。
どんなものかというと、脳の入れ替えを行い、全くの別人格になるというものだ。
既に何人もの会員がいて、他人の人生を自分のものにすべく、かなりの待ち人数が出ているらしい。
俺は、自分のクズ人生を買う人間なんて一人もいないと思ったが、バイト料がかなりいいのと、借金苦で人生が詰みかけていた俺は、一応その末席に加えさせてもらった。
実は自殺未遂を起こしたこともあって、俺は自分の人生なんて捨てていいと考えていた。
で、いきなり
「斎藤さん
希望者が現れましたよ。」
この会社の担当者のきれいなお姉さんが、部屋に来て、そう言った。
「えっ?
僕の人生を買いたいって言ってるんですか?
ホントですか…」
「はい。そうですよ。」
こんな腐った男の人生なんて誰も欲しがらないと思っていた俺だったが、案外欲しがる人がいるらしい。
特に余命幾ばくもない年寄りの金持ちなんかは、マジで欲しがってるみたいで。
でも。俺の肉体を提供すると、俺は相手の人生を受け入れなければならず、年寄りだったり、病人だったりした場合は、座して死を待つばかりとなるのだ。
まあ、別にいいけど。
俺は、今この会社のモニターとして、部屋で一人待機している。
思えば、ここの会社のアルバイト募集に応募し、やってきたのだが、来て間もなく、思いもよらぬ提案を受けた。
それは…
「あなたの人生、買います!」
という、意味のさっぱりわからないものだった。
えっと、わかりやすく言うとこうだ。
このBRPM社では、画期的な発明が成され、そのモニターを募集していたのだ。
どんなものかというと、脳の入れ替えを行い、全くの別人格になるというものだ。
既に何人もの会員がいて、他人の人生を自分のものにすべく、かなりの待ち人数が出ているらしい。
俺は、自分のクズ人生を買う人間なんて一人もいないと思ったが、バイト料がかなりいいのと、借金苦で人生が詰みかけていた俺は、一応その末席に加えさせてもらった。
実は自殺未遂を起こしたこともあって、俺は自分の人生なんて捨てていいと考えていた。
で、いきなり
「斎藤さん
希望者が現れましたよ。」
この会社の担当者のきれいなお姉さんが、部屋に来て、そう言った。
「えっ?
僕の人生を買いたいって言ってるんですか?
ホントですか…」
「はい。そうですよ。」
こんな腐った男の人生なんて誰も欲しがらないと思っていた俺だったが、案外欲しがる人がいるらしい。
特に余命幾ばくもない年寄りの金持ちなんかは、マジで欲しがってるみたいで。
でも。俺の肉体を提供すると、俺は相手の人生を受け入れなければならず、年寄りだったり、病人だったりした場合は、座して死を待つばかりとなるのだ。
まあ、別にいいけど。
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