この音がアナタに届きますように

五歳上の姉に半ば強制的に連れられて行ったあるピアノコンクール。

その時に聴いた高校生くらいの少年の演奏に心を奪われた雫は、自分もあんな風に演奏してみたいと思い、ピアノを習い始める。

それから十年後の四月。

高校生になった雫は、昔コンクールで聴いたことのある曲が校内から流れていることに気付く。

それは昔コンクールで聴いた音色そのものだった。

綺麗な音色に導かれて、音のする方に足を運ぶとそこは音楽室。

ピアノを弾いていた男性は先生で、十年前の少年に似ていた……。

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