絶命必死なポリフェニズム ――Welcome to Xanaduca――

屑歯九十九

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第02章――帰着脳幹編

Phase 145:樹木のある交流

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《ソフトベビー》カレイジシェルズが独自作成したビィシィの亜種機体。持久力と瞬発力を向上させ、通常のビィシィよりも制作に必要なリソースを抑えつつ、成長期間の短縮に成功した。一方、装甲が柔らかく、対人用の武装でもダメージを受けるが、特殊な高分子塗装を施すことで、防御面を補っている。ただし、使用後の損害の修繕や塗装の費用などを加味すると、結果的に通常のビィシィよりも費用が掛かるとの指摘が、内部で囁かれている。














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 ダムでは盛大な爆発がスロウスの懐から解き放たれた。
 余波は、その場の空気を震わせ、人々の鼓膜を打ち据える。
 爆破物を送り届けた無防備なシェルズは、直接的な破壊から逃げられたものの、爆風に押されて倒れてしまう。それを前進した甲羅の盾が覆い被さって隠した。
 よくやった、えらいぞ、と同胞に頭を揉みくちゃにされる無防備なシェルズ。勇士への称賛と愛情表現も早々に終えて、シェルズ達は盾から慎重に頭を出し効果判定を行う。
 立ち昇る黒煙に上半身を包む巨躯きょくはまだ立っている。そして、濃密な煙を腕で引き裂き、スロウスが髑髏どくろの形相をさらけ出す。
 まだ敵は動ける、という事実にシェルズは衝撃を受け、自警軍は歓声を上げた。
 シェルズの一人が、今のうちに押し切れば! と血気にはやる。それを。
 待て、の一言で提督テイトクが止めた。
 疑念の眼差まなざしを上官に向けたシェルズ。
 提督が指さす先では、ダムの壁を上り、あるいは星雲の壁を突破して飛来するザクームが黒煙の陰に隠れて集まり、動きが緩慢かんまんなスロウスの体にまとわりつく。
 自警軍の一人は言う。

「まずい! ザクームが爆発に誘引されたんだ!」

「なに? どういうことだ?」

「ザクームに搭載された本能プロトコルの特徴だ。空気を伝う爆発の衝撃波を感知し、その発生源へ引き寄せられたんだ」

 ザクームは一斉いっせいに腹部をスロウスへ叩きつけ、爆発が連鎖する。
 決死の覚悟でシェルズの勇士が果たした攻撃を超える爆発がダムを震撼させ、束の間だけ猛威を振るった炎の光が人々の視覚を塗りつぶす。
 鼓膜を襲った暴力的なまでの騒音が止み、その場の人間の頭に甲高い耳鳴りが響く。
 拡大した濃密な黒煙から、スロウスは体を滑り落とし、その場に仰向けになった。






 今まで暗闇に慣れていたミゲルは、舞い戻った光によって瞳孔が委縮し、目を細めた。
 視界に映るのは、見たことがあるようで、来た覚えのない森の一角。
 5人集ったシェルズの内、一人が銃口をミゲルの背中に向け、もう一人が正面の方角を指さして言った。

「あっちのほうに走れ。お前の仲間がいるはずだ」

 手の縄を外してくれ、とミゲルが訴える。要求の代わりに背中に蹴りを浴びた。前につんのめるミゲルだったが、苦痛に耐え、転倒を回避する。
 痛ってぇな、と薄い反応を示す虜囚に対し、シェルズは。

「とっとと行け。さもないと頭に穴が増えるぞ」

「人の頭に穴増やして、お前ら何を期待してるん……」

 だ、の発音を塗り潰したのは騒々しい銃声。それは足元への威嚇射撃であり、地面にばらまかれた鉛玉は、ミゲルを走らせるのに十分な威力を発揮した。
 舌打ちをする同胞は、撃ち殺せばよかったんだ、と言う。
 及び腰なシェルズが言う。

「今ので敵が誤解して、こっちの身内を殺してなきゃいいが」

 冷静なシェルズは。

「なら、こっちも急ぐぞ」

 その言葉を合図に、虜囚とは反対のほうへシェルズの5人は走っていった。 
 ミゲルは何度も振り返り、敵が追従していないと察して、木の裏に隠れた。跳ね上がる心臓の音が鼓膜を叩き、聴覚を妨害する。しかし、何かが聞こえた。背中を預けていた木から身を離し、片膝立ちになって、いつでも立ち上がれる姿勢になる。だが、頭だけは低く保って五感を研ぎ澄ませた。

「ミゲルぅ……ッ」

 二回目の物音には、自分を呼ぶ声が混ざっていた。弱弱しいが聞き覚えがある。
 目の前の茂みが震え、出てきた頭が顔を上げると、泣きはらしたソーニャの潤んだ瞳と視線が合った。
 緊張の糸が切れたミゲルは笑顔になり、溢れそうな気持ちを少し飲み込み、抑えた声で口走る。

「ソーニャ! お前も無事だったんだな! よかった。そんで俺を助けて……いや、話はあとだ。早く縄を解いてくれ。いやその前にあらかじめ言っておくが。俺はお前を探して森を歩き回ってそれで敵の陣地に突入してだ……」

「うん、なんとなく状況は分かったから……」

「そうか。そうなんだ。俺は逃げたわけじゃない……。強いて言うなら、迷子になった!」

 話半分でうなずくだけのソーニャはナイフを取り出し、口の減らない男に近づく。
 ミゲルは背中を向け、殺すなら一思いにやってくれ、と懇願する。しかし、命は無事で、代わりに手首の結束帯が無残に断ち切られる。
 一気に指先へ血が通い始めたミゲルは、握って開いてを繰り返す両手を見つめた。

「あのバカども、鬱血うっけつしたらどうするんだっての」

 ソーニャはセマフォを取り出し、イサクに連絡するね、と告げる。
 だがミゲルが手を出して押し止め、背後を警戒し始めた。

「まて。あいつは今どこにいる?」

「きっと、ここからもっと遠い、人質を狙撃できる位置に隠れてるんだと思うよ」

「なるほど、それじゃあ俺たちもここから離れよう。それからイサクに連絡するんだ」

「でも、早く連絡しないと、人質を抹殺しちゃうかもだし。隠れてても危ないから」

「ああ、見つかる可能性もある。だがイサクの野郎はずる賢い。俺と違っていつもドジを踏むが、無駄に血を流すほど馬鹿じゃないし。命だけは捨てずに帰ってくる。それよか俺たちのほうが危険だ。素直に人質交換に応じたのも気になるし。敵が追手を差し向けている可能性もあるし。こっちは、一人は女の子だし。もう一人は……」

「バカだし? あ、イサクがそう言ってたんだよ?」

「このまま留まってると俺があまりにもハンサムだから女の子が寄ってきちゃうんだよ。おまけに怪我までしてるからな」

 なるほど、ということでソーニャは慎重に進み始めたミゲルに追従した。
 






 暗闇、暗黒、混沌。そう表現するに値する領域。
 ダレ?かの声が聞こえてくる。

 ――立って
 
 そう言っている。そればかりを言われる。それだけを望まれている。

 ――立ってスロウス!
 
 誰ともつかぬ命令が響き渡る。物理的な法則が判然としない領域において、何が受容して、何が応じたのか、誰にも分からない。
 しかし、暗闇の中心から赤い世界が広がった。
 赤い濃淡で描かれた空が現れた。
 文字の羅列が端々に並び、上から下に流れ落ちる。

 ゆっくりと、煙と熱気を纏った巨躯が起き上がると、ダムで戦う人々は敵味方関係なく戦慄せんりつした。
 あれを食らっても動けるのか! とシェルズは身構える。
 自警軍にも緊張が走り、部隊長が銃口を向ける。

「油断するなよ。もし、再起動が起こってたら、事前の命令が破綻してる可能性もある……ッ。そうなれば敵味方の区別も変わってる可能性もある!」

 立ち上がったスロウスは、腕をぶら下げていたと思ったらいきなり駆け出した。シェルズの方へと。
 ソフトベビーが立ち向かうが、体格と勢いの差が作る隔たりによって、阻むことができず、ただの接触ですら苛烈な一撃となった。
 総員端にけろ! と提督が指示すれば、シェルズに所属する者たちは動く。
 左右に身を退いたシェルズたちは、猛進するスロウスを見送ることになった。
 巨躯がダムから去り、あとに残された沈黙を破ったのは、ソフトベビーに組み付いたザクームの爆発。
 再び動き出す戦士たち。
 今だ突撃ぃい! と提督の命にソフトベビーたちが自警軍へと向かい。 
 発射! という部隊長の号令で自警軍から擲弾てきだんが発射され、シェルズの機体を襲った。
 所属不明の友軍がいない今、懸念もなく爆破物を使えるようになる。ダムへの損耗を気にしなければ。
 土嚢どのうの背後では、擲弾を発射器に詰めていた隊員が、一体なんだっていきなり逃げやがったんだ! と怒鳴る。
 小銃の弾倉を交換する仲間は。眼鏡を指で小突いて位置を正しつつ言った。

「見たところ機体自体は健康そのものだった。とすると、自立型に備わる機体防衛プロトコルか、帰巣本能が働いたのかも……。となると、本拠地座標に戻ったか、主を探しに行ったんだろう。MAGEも見当たらなかったから、遠隔操作とは思えない。いや、敵のビィシィみたいに、目立たないMAGEもあるから、断言はできないけど……」

「まじか。じゃあ、今後は虫の相手は俺たちか」

 さぼった分働けってことだ、と部隊長は文句の止まない仲間の肩をたたいて擲弾筒を受け取った。


 



 木々の間をかいくぐり、茂みに身を潜め、下草に紛れようと匍匐ほふく前進を余儀なくされるソーニャとミゲル。何度も後ろを確認し、地形の険しい場所を通り抜け、突き出た岩の陰に隠れると、ソーニャは少し頭を出して敵を探すが、ドローンの一つも見当たらない。だから一安心してミゲルに向き合い、怪我は? と心配する。

「大丈夫。見た目ほどひどくない、と思う。あいつらのパンチもキックもヘナチョコだったからな。きっと、ろくなもの食べてないから体力もないんだろうな……あはは」

 と笑って見せたミゲルだが、少し腰を捻っただけで顔を険しくする。
 それだけでソーニャは青ざめ、抱き着かんばかりに近づくが、差し伸べられた少女の手をミゲルは手で抑えた。

「大丈夫だって……」

「ならいいんだけど。せっかく助け出せたのに死んじゃだめだよ。イサクが……もし死んだらその場に放置しておけって言ってたからね。きちんと埋葬してほしかったらあと100年は生きてベッドの上で死ななきゃ」

「今すぐベッドに寝かせてくれるなら死んだっていいな」

 縁起でもない、と叱責するソーニャは来た道を遠くまで見通した。

「でも、向こうの敵も捕虜交換に素直に応じてくれてよかったよ」

「まあ、一人を解放してもらった時点で、俺一人分のもうけになっただろうからな。気をよくしたんだろ。それに、あいつら拠点の中枢を破壊されて、居場所も露見して、移動したかったんだ」

「よく破壊なんてできたね。お手柄だよ」

「研修で見せてもらった機材そのままが使われてて、直ぐに機能が分かった。おかげであいつら怪我人も出たし、口封じもできない捕虜ほりょを抱えて撤収するほど余裕もなかったんだろ。俺をここまで連れてきたやつらがひそひそ声で……自分たちがいないだけで警戒に穴が開く、とか言ってたくらいだからな」

 なるほど、とソーニャは腕を組みうなずく。
 ミゲルは微笑み、少女を見た。

「それと、お前の迫真の演技に混乱してたしな」

 迫真の演技? とソーニャは小首を傾げる。

「ああ。泣いてる女の子が電話してきて、ってあいつら動揺してた」

 ああぁ、とソーニャは気力の萎え切った顔となる。
 どうしたんだ? とミゲルは心配になって少女の話を聞く。

「……最初に、敵のところにセマフォを届けに行ったとき……撃たれてッ」

 当時、ソーニャは小さい体を利用し、背中に盾を背負って這いずり、敵へと近づいた。そして、茂みの陰からヘルメットを投じた直後。銃撃を受けたのだ。習得したばかりの高速爬行はこう、通称“Gダッシュ”によって逃げ延びることはできたが、危うくハチの巣になるところだった。
 それを聞かされたミゲルは青ざめ、怪我したのか?! と少女に傷がないことを祈りつつ血走った目で小さな全身をくまなく見渡す。
 ソーニャはあの時の恐怖と絶望を思い出し、涙なき泣き顔で頷く。

「うん! ソーニャの髪がぁああ!」

 そう言って彼女は右の髪の房を差し出す。確かに、よく纏められた髪の束の中ほどには、穴が開いていた。それを覗き込んだソーニャは口をへの字に曲げて、悲嘆にくれ。
 ミゲルは脱力し、視線を逸らすと。

「俺も泣こうかなぁ……」

 などと呟くのであった。

 しかし、広い森では誰もが嘆く暇を与えられるわけではなかった。
 若い息を切らし、森を疾走するマイラもそうだった。
 その背後を獣じみた脚力でもって跳躍し追いかけるニエモン。

「おいおい、どうしたんだ! もっと早く走らないと追い抜いちまうぞっと!」

 本気で走りに徹するニエモンは、言葉通りに対象を追い抜いて回り込む。
 マイラは急速にきびすを返し、転びそうになりながらも方向転換をした。
 ニエモンは前後を振り返る。

「ビックマム……じゃなくて、ええと、何とかマムは確か東だから、あっちのほうだよな。じゃあ、こっちでいいんだ」

 ニエモンは後方にあるであろう敵拠点に背を向け、マイラの逃げる方向に笑みを浮かべ、走り出した。
 だんだんとマイラの体から揮発きはつする光の粒子も減少し、動きによって生まれる火花も沈静していく。星雲が作った輪郭も弱まっている。最初のころは少し離れた位置からでも、その存在を知らずとも視認できただろうが、今では意識しないと錯覚と思わせるほど希薄となっていた。 









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