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番外編 僕らは国境の街で愛を叫ぶのさ
前編
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☆作中に登場した天才魔導師 ロイ君のエピソードです。
異国の街角の高い屋根の上、僕は途方に暮れながら真っ赤に染まる空を見上げた。はあ、これからどうしよう。もうじき日が暮れてしまう。ああ、愛しいアズール。僕はただ、もう一度君に会いたかっただけなのに。
下で人の話し声がしたから、身が縮こまる。どうしよう、下に降りたいけど、きっとまだそこらへんにあいつらがうろついている気配がする。
つい先ほどの事。僕は辿り着いたばかりの異国の地で男たちに襲撃された。四方八方から僕に掴みかかってきた浅黒い大きな手、血走った眼を思い出しただけでも身震いする。これまでの人生で一番怖かったのは兄さんの騎乗する龍に乗って一気に空へと駆け上がったあの時だったけど、今日はそれに匹敵するぐらいに恐ろしかった。今だってまだ早鐘を打っている心臓が、さっきなんて口から飛び出るかと思った。もう逃げることだけしか考えられなかったか、得意変身魔法で猫の姿になって追っ手を撒き、闇雲にここまで走って屋根の上へとよじ登ってきたのだ。
夕闇が足元から忍び寄って、ひんやりした風が吹いてきた。心細さに涙が出そうになった僕の視界に、金色の弧を描き流れ星のようなものがぴゅんっと横切っていく。
「にゃあああん」
僕は腰を抜かさんばかりに驚き声を上げたが、間の抜けた猫の鳴き声が口から洩れて余計に泣けてきた。
僕はロイ。隣国の魔法学校の学生だ。本来ならばこんなところにいるはずがない僕だけど、理由があって今ここにいる。大好きな人に会うために、頑張って国境を越えてきたんだ。
年に一度、僕の通う魔法学校には隣国の優秀な学生が特別授業を受けにやってくる。
僕の想い人、アズールは毎年もれなくそのメンバーに入っていた。
彼はとりわけ優秀な学生という印象はあったけど、これまで僕らは特別親しい間柄ではなかった。それがあるきっかけで無二の親友になれたんだ。
今年の特別授業の目玉として、我が国が誇る『暁風の竜騎士団』の竜騎士による竜の騎乗実習が組まれていた。その希少な機会を得る為、予想通り両校から志願者が殺到したんだ。
僕は当選したけど、アズールは抽選に敗れてしまって、酷く落ち込んでいた。僕はといえば兄さんが竜医をしているから、これまで何度も竜に乗せてもらって空を飛んだことがある。
竜に乗るのは慣れるまで結構コツがいる。最初は空へと舞い上がる瞬間に気絶するものもいるぐらいだ。僕はむしろ周りに格好いいところを見せられたらいいな、ぐらいの動機で授業を取ったから、僕は快く彼に当選枠を譲った。
アズールは深く感謝してくれて、それがきっかけで彼に海より深く感謝をされて、僕らは一気に親しくなった。
賢いアズールの学びの着眼点は僕にとって常に新鮮で、今まで周りにいた誰よりも彼の発言に影響を受けることが多かった。
夏の間どこに行くにも一緒で、何時でも肩がくっつくほど近い距離にいた。消灯前には必ず僕の寮の部屋の前まで来てくれて、ほっぺにお休みのキスをしてくれたんだ。
消灯間際、彼がはにかんだ笑顔だけを残して小さく手を振る。僕も嬉しくてぶんぶん手を振る。彼が帰るまでは我慢してても、ベッドに入ったらもう、顔がにやけてしまって、嬉しさと恥ずかしさとドキドキで毎晩眠れなくなってた。
一緒にいるときゅっと胸が締め付けられるような愛おしさが日に日に増した。何で僕らは同じ国に生まれなかったんだろう。同窓で学べたらどんなに良かっただろう。そう寂しく思った。ずっとこの日々が続けばいいのに、季節はあっという間に過ぎていく。
溢れる程の思いが頂点に達したのは彼が帰国する日の朝だった。
その日は少し肌寒くて、僕はそれだけでもすごく心細いような、切ないような心地に囚われていた。僕らは寮から校舎へと続く花苑の小道を連れだって歩いた。数日前に彼が僕に向かって伸ばした手を取ってからは、そこを歩くときは自然と手をつなぐようになっていた。
急にアズールが立ち止まって、温かな手で僕の手をもっと強くぎゅうっと掴んだ。僕は驚いて彼の顔を見上げた。
言葉にならないけど目を見たら分かった。彼の青い瞳が哀しみで揺れている。
(離れ離れになりたくない)
そう目で語っていた。もちろん僕も同じ気持ちだった。見つめあっていたら哀しみが増してきて、鼻の奥がつんっとしてきた。僕らはどちらともなく引き寄せ合い、僕は長身の彼にぎゅっとしがみついた。
シャツの向こうではアズールの素直な心音がとくとく早鐘を打っていた。誰が密かもわからない場所で大胆に抱き合って、僕の頬も釣られるようにかっかと火照ってきた。
「ロイ、僕は……」
彼が僕の名をいつになく低く甘い声で呼んで、唇がくっつきそうなほど顔を近づけてきた。僕は緊張して両の拳を握りながら目を瞑る。次の言葉を期待して、僕はこくり、と喉を鳴らす。
(僕らって、相思相愛なの? それってすごく幸せだ)
そう思って天にも昇る気持ちだったのに、いいところで後から「おい、送別式に遅刻するぞ」と友達に後から声をかけられてしまった。反射的に目を開けると、彼は苦笑して僕から身を離した。
僕らは千載一遇のチャンスを逃してしまって、悔しくて小さく唇を噛む。
僕の子供っぽい仕草に彼は呆れもせずに微笑んで、自分がローブに留めていた金色の小鳥のブローチを外すと僕の掌に載せてくれた。
「これ、あげるね」
キラキラと掌で星みたいに光る、小さな小鳥。見るからに高価で僕は頂けないとぶんぶん首を振ったが、彼は名残惜し気に僕の掌を外側から包んで手ごとブローチを握った。
「必ずまた会おう」
ついに恐れていた瞬間が来た。別れが辛くて僕は頷くことしかできなかった。
結局彼が言いかけた言葉の続きを聞くこともできず、唇へのキスすら未遂のまま彼は帰国してしまった。
彼がくれた金の小鳥は僕が眠る前のひと時、異国の言葉で唄を歌う。最初はその言葉の意味が分からなくて、図書館で頑張って調べた。それが恋人の無事を願い、永遠の愛を囁く唄だって知った時、天にも昇る気持ちになった。
毎晩毎晩愛を囀る小鳥に「僕もアズールが好き。だーい好き」と話しかけた。この想いをどうにか彼に伝えたい。
手紙に君の事が好きって書きたかった。君も僕の事好き? って聞きたかった。でもやっぱり僕の勘違いだったら恥ずかしい。きちんと会って彼に直接僕の気持ちを伝えたい。
だけど未成年の魔法使いが単独で国外に出ることは危険だと禁じられている。魔法使いの試験を受けられる年齢に達して合格し国境を超えるときに身分を示す「鍵」を得るのに、最短でもあと半年は会えないのだ。
ああアズール。会いたくて堪らないよ。あの真っ青な空を切り取ったような澄んだ目で見つめられたい。お休みのキスをした時に見せる、少し照れた笑顔がとても恋しい。
若い僕らにとって半年は長すぎる。だから僕はご褒美目当てに試験をものすごく頑張った。
そしてなんとわが校創設以来初、全科目首位を勝ち取ったのだ。これには鬼の学長もご満悦だった。きっと僕ならば、無謀な使い方をしないだろうと、未成年の魔法使いが非常に優秀な成績を修めた時にのみ発行される「青の鍵」を授与してくれた。ちなみに二十年ぶりの快挙だって。えっへん。
いくら僕が未熟な魔法使いだとしても、国境をちょっぴり越えるぐらいはきっと大丈夫だろうと高を括った。だからアズールに手紙を書いて、「君に会いに行くよ。だから国境の街まで僕を迎えに来て」とお願いをしたのだ。
国境でピカピカの青い鍵を番人に見せつけて意気揚々と越えたまでは良かった。相手は僕の幼さと尊い鍵を見比べて驚いているように見えた。他にも番人が集まってきて、上役と話をして「通ってよろしい」と言われた。
異国情緒漂う街が珍しくて、ついきょろきょろしてしまう。僕は待ち合わせ場所を確認しようと地図を広げて立ち止まった。すると国境を超える時に居合わせた強面のおじさんたちが声をかけてきたんだ。
ああ、僕は世間知らずな自分が恨めしい。青の鍵が一部のコレクターの間で高値で取引をされているなんて知らなかったんだ。「鍵をよこせば命だけは助けてやる!」なんて寄ってたかって脅されるなんて、夢にも思わなかった。
僕は目くらましの魔法をかけて一瞬彼らの視界を奪う。魔法は得意だ。身を護るすべぐらいは分かっている。それから確実に逃げ切るため、猫の姿に変身し鍵だけ首からぶら下げ走り出した。
男たちの怒号に身がすくむ。見知らぬ街を必死に駆ける。仕方がなかったとはいえ路銀や地図、彼へのお土産はおろか、あの大切なブローチの付いた服すら、泣く泣く置き去りにするしかなかった。
異国の街角の高い屋根の上、僕は途方に暮れながら真っ赤に染まる空を見上げた。はあ、これからどうしよう。もうじき日が暮れてしまう。ああ、愛しいアズール。僕はただ、もう一度君に会いたかっただけなのに。
下で人の話し声がしたから、身が縮こまる。どうしよう、下に降りたいけど、きっとまだそこらへんにあいつらがうろついている気配がする。
つい先ほどの事。僕は辿り着いたばかりの異国の地で男たちに襲撃された。四方八方から僕に掴みかかってきた浅黒い大きな手、血走った眼を思い出しただけでも身震いする。これまでの人生で一番怖かったのは兄さんの騎乗する龍に乗って一気に空へと駆け上がったあの時だったけど、今日はそれに匹敵するぐらいに恐ろしかった。今だってまだ早鐘を打っている心臓が、さっきなんて口から飛び出るかと思った。もう逃げることだけしか考えられなかったか、得意変身魔法で猫の姿になって追っ手を撒き、闇雲にここまで走って屋根の上へとよじ登ってきたのだ。
夕闇が足元から忍び寄って、ひんやりした風が吹いてきた。心細さに涙が出そうになった僕の視界に、金色の弧を描き流れ星のようなものがぴゅんっと横切っていく。
「にゃあああん」
僕は腰を抜かさんばかりに驚き声を上げたが、間の抜けた猫の鳴き声が口から洩れて余計に泣けてきた。
僕はロイ。隣国の魔法学校の学生だ。本来ならばこんなところにいるはずがない僕だけど、理由があって今ここにいる。大好きな人に会うために、頑張って国境を越えてきたんだ。
年に一度、僕の通う魔法学校には隣国の優秀な学生が特別授業を受けにやってくる。
僕の想い人、アズールは毎年もれなくそのメンバーに入っていた。
彼はとりわけ優秀な学生という印象はあったけど、これまで僕らは特別親しい間柄ではなかった。それがあるきっかけで無二の親友になれたんだ。
今年の特別授業の目玉として、我が国が誇る『暁風の竜騎士団』の竜騎士による竜の騎乗実習が組まれていた。その希少な機会を得る為、予想通り両校から志願者が殺到したんだ。
僕は当選したけど、アズールは抽選に敗れてしまって、酷く落ち込んでいた。僕はといえば兄さんが竜医をしているから、これまで何度も竜に乗せてもらって空を飛んだことがある。
竜に乗るのは慣れるまで結構コツがいる。最初は空へと舞い上がる瞬間に気絶するものもいるぐらいだ。僕はむしろ周りに格好いいところを見せられたらいいな、ぐらいの動機で授業を取ったから、僕は快く彼に当選枠を譲った。
アズールは深く感謝してくれて、それがきっかけで彼に海より深く感謝をされて、僕らは一気に親しくなった。
賢いアズールの学びの着眼点は僕にとって常に新鮮で、今まで周りにいた誰よりも彼の発言に影響を受けることが多かった。
夏の間どこに行くにも一緒で、何時でも肩がくっつくほど近い距離にいた。消灯前には必ず僕の寮の部屋の前まで来てくれて、ほっぺにお休みのキスをしてくれたんだ。
消灯間際、彼がはにかんだ笑顔だけを残して小さく手を振る。僕も嬉しくてぶんぶん手を振る。彼が帰るまでは我慢してても、ベッドに入ったらもう、顔がにやけてしまって、嬉しさと恥ずかしさとドキドキで毎晩眠れなくなってた。
一緒にいるときゅっと胸が締め付けられるような愛おしさが日に日に増した。何で僕らは同じ国に生まれなかったんだろう。同窓で学べたらどんなに良かっただろう。そう寂しく思った。ずっとこの日々が続けばいいのに、季節はあっという間に過ぎていく。
溢れる程の思いが頂点に達したのは彼が帰国する日の朝だった。
その日は少し肌寒くて、僕はそれだけでもすごく心細いような、切ないような心地に囚われていた。僕らは寮から校舎へと続く花苑の小道を連れだって歩いた。数日前に彼が僕に向かって伸ばした手を取ってからは、そこを歩くときは自然と手をつなぐようになっていた。
急にアズールが立ち止まって、温かな手で僕の手をもっと強くぎゅうっと掴んだ。僕は驚いて彼の顔を見上げた。
言葉にならないけど目を見たら分かった。彼の青い瞳が哀しみで揺れている。
(離れ離れになりたくない)
そう目で語っていた。もちろん僕も同じ気持ちだった。見つめあっていたら哀しみが増してきて、鼻の奥がつんっとしてきた。僕らはどちらともなく引き寄せ合い、僕は長身の彼にぎゅっとしがみついた。
シャツの向こうではアズールの素直な心音がとくとく早鐘を打っていた。誰が密かもわからない場所で大胆に抱き合って、僕の頬も釣られるようにかっかと火照ってきた。
「ロイ、僕は……」
彼が僕の名をいつになく低く甘い声で呼んで、唇がくっつきそうなほど顔を近づけてきた。僕は緊張して両の拳を握りながら目を瞑る。次の言葉を期待して、僕はこくり、と喉を鳴らす。
(僕らって、相思相愛なの? それってすごく幸せだ)
そう思って天にも昇る気持ちだったのに、いいところで後から「おい、送別式に遅刻するぞ」と友達に後から声をかけられてしまった。反射的に目を開けると、彼は苦笑して僕から身を離した。
僕らは千載一遇のチャンスを逃してしまって、悔しくて小さく唇を噛む。
僕の子供っぽい仕草に彼は呆れもせずに微笑んで、自分がローブに留めていた金色の小鳥のブローチを外すと僕の掌に載せてくれた。
「これ、あげるね」
キラキラと掌で星みたいに光る、小さな小鳥。見るからに高価で僕は頂けないとぶんぶん首を振ったが、彼は名残惜し気に僕の掌を外側から包んで手ごとブローチを握った。
「必ずまた会おう」
ついに恐れていた瞬間が来た。別れが辛くて僕は頷くことしかできなかった。
結局彼が言いかけた言葉の続きを聞くこともできず、唇へのキスすら未遂のまま彼は帰国してしまった。
彼がくれた金の小鳥は僕が眠る前のひと時、異国の言葉で唄を歌う。最初はその言葉の意味が分からなくて、図書館で頑張って調べた。それが恋人の無事を願い、永遠の愛を囁く唄だって知った時、天にも昇る気持ちになった。
毎晩毎晩愛を囀る小鳥に「僕もアズールが好き。だーい好き」と話しかけた。この想いをどうにか彼に伝えたい。
手紙に君の事が好きって書きたかった。君も僕の事好き? って聞きたかった。でもやっぱり僕の勘違いだったら恥ずかしい。きちんと会って彼に直接僕の気持ちを伝えたい。
だけど未成年の魔法使いが単独で国外に出ることは危険だと禁じられている。魔法使いの試験を受けられる年齢に達して合格し国境を超えるときに身分を示す「鍵」を得るのに、最短でもあと半年は会えないのだ。
ああアズール。会いたくて堪らないよ。あの真っ青な空を切り取ったような澄んだ目で見つめられたい。お休みのキスをした時に見せる、少し照れた笑顔がとても恋しい。
若い僕らにとって半年は長すぎる。だから僕はご褒美目当てに試験をものすごく頑張った。
そしてなんとわが校創設以来初、全科目首位を勝ち取ったのだ。これには鬼の学長もご満悦だった。きっと僕ならば、無謀な使い方をしないだろうと、未成年の魔法使いが非常に優秀な成績を修めた時にのみ発行される「青の鍵」を授与してくれた。ちなみに二十年ぶりの快挙だって。えっへん。
いくら僕が未熟な魔法使いだとしても、国境をちょっぴり越えるぐらいはきっと大丈夫だろうと高を括った。だからアズールに手紙を書いて、「君に会いに行くよ。だから国境の街まで僕を迎えに来て」とお願いをしたのだ。
国境でピカピカの青い鍵を番人に見せつけて意気揚々と越えたまでは良かった。相手は僕の幼さと尊い鍵を見比べて驚いているように見えた。他にも番人が集まってきて、上役と話をして「通ってよろしい」と言われた。
異国情緒漂う街が珍しくて、ついきょろきょろしてしまう。僕は待ち合わせ場所を確認しようと地図を広げて立ち止まった。すると国境を超える時に居合わせた強面のおじさんたちが声をかけてきたんだ。
ああ、僕は世間知らずな自分が恨めしい。青の鍵が一部のコレクターの間で高値で取引をされているなんて知らなかったんだ。「鍵をよこせば命だけは助けてやる!」なんて寄ってたかって脅されるなんて、夢にも思わなかった。
僕は目くらましの魔法をかけて一瞬彼らの視界を奪う。魔法は得意だ。身を護るすべぐらいは分かっている。それから確実に逃げ切るため、猫の姿に変身し鍵だけ首からぶら下げ走り出した。
男たちの怒号に身がすくむ。見知らぬ街を必死に駆ける。仕方がなかったとはいえ路銀や地図、彼へのお土産はおろか、あの大切なブローチの付いた服すら、泣く泣く置き去りにするしかなかった。
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