イケオジ社長に一目惚れされました

おもち

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【R-18】メイド

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もうすぐ隆弘さんの誕生日だ。

プレゼントを何にしようかとずっと考えていたけれど、彼ほどの財力があれば、欲しいものは自分で何だって買えてしまうと思うとなかなか結論が出なかった。僕が渡せばなんだって一生の宝だとか大袈裟に喜んでくれるだろうけど、せっかくなら、本当に喜んでほしい。



(……………隆弘さんが一番喜ぶのは、やっぱり……『僕』だよね………)


プレゼントは僕、と言ってえっちなコスプレをするのは割と定番だと思うし、お金では買えないプレゼントだから悪くない案だと思う。問題は隆弘さんがどんな服を喜ぶかだ。
制服とかは年の差を意識するから苦手そうだな。僕は先生と生徒プレイも興味あるけど。隆弘さんが先生だったらもうちょっと真面目に勉強してたかな。

隆弘さんは、なんとなく裸エプロンとか新妻感があるコスプレは好きそうだなと思う。
メイド服も好きかな?
それなら料理でおもてなしするのも良いかもな。


こうして僕は隆弘さんの誕生日に向けて通販で一番えっちなメイド服を買った。


ふりふりの肩紐に、女性で言うと谷間のあたりがハートの形に空いた黒と白のエプロン。エプロンだから背中をふりふりのリボンで結ぶだけ。前面は普通のメイドコスプレのようだけれど、背中側にはほとんど布がない感じだ。スカートの丈もすごく短くて、歩くだけでお尻が丸見えだ。…もちろん、パンツも一緒についてきた小さな三角形の紐のような下着をつけている。

女性用だとサイズが分からなくて、少し大きめのを買ったのだけれど、肩紐がズレてくる。まあこれもセクシーな見てもらえるかな。


「おかえりなさい、ご主人さま…♡」

そんな格好で、誕生日なのに仕事をしてきた隆弘さんを出迎えると、隆弘さんは玄関先で固まってしまった。

「ッ~~~………びっくりした……天界の扉開けたのかと思っちゃった……天使がいたから……」
「メイドですよ」
「…世界一可愛いメイドさんだ」

そう言うと隆弘さんはおかえりのキス以上に、甘くて熱いキスをくれる。腰に回した手が素肌に触れたことに少し驚いていたようだけど、隆弘さんはそのまま寝室へなだれ込もうとするので僕はそれを止める。

「先にご飯食べましょう?」
「お腹は空いてない」
「ダメ」
「………………焦らしプレイ?」
「まあそういうことです」
「お触りは良い?」
「ノーコメント」

なんとか隆弘さんをリビングのテーブルに座らせると、作っておいた料理を温め直す。その間も隆弘さんは僕のことをじ~~っと眺めていた。

「ちょっと動くだけで、おしり丸見えじゃん……」
「嬉しいですか?」
「ものすごく。下着もエッチなやつ?」
「どうでしょう?」
「“ご主人さま”に教えてよ。見せて」

そう言われて、ただでさえ短いスカートの丈をたくし上げてみせる。小さすぎる布面積では覆い隠せない、もうすでにゆるく立ち上がった僕のものが、隆弘さんの目の前に晒されてしまった。

「超エッチじゃん…………」

隆弘さんが瞬きもせずに僕の恥ずかしい姿をじっくりと眺める。恥ずかしいけれどスカートを下ろすと隆弘さんがたくし上げるように言ってくるので困っていると、レンジがピーピーと音を鳴らした。スカートの代わりに食事を手にして、隆弘さんのもとまで運ぶ。

「今日はハンバーグと、ご飯と、お味噌汁です」
「すごく美味しそうだ」
「家庭らしい味が好きだってよく言ってるから…」
「大好きだよ。家庭の味も、それを作ってくれる翔のことも」

隆弘さんがいただきます、と言ってからハンバーグを口に運ぶ。僕はその一挙手一投足を隣で見つめていた。

「ん、美味しいよ」
「よかったです!」

ご飯を食べ進めながら、隆弘さんは僕の姿をちらちらと眺めたり、彼がご飯を咀嚼している間に手が伸びてきてお尻を揉んだり、この空間を楽しんでくれているみたいだ。

「……………ねえ、翔。“ご主人さま”に奉仕できる…?」
「よろこんで……♡♡」

僕はテーブルの下に潜り込むと、隆弘さんのズボンのベルトに手をかけた。ドキドキしながら前を寛げて下着の中から隆弘さんのものを取り出す。

「失礼いたします……」

それはもう完全には勃ち上がっていて、僕のものよりも随分と大きくなっていた。
僕は一度口を大きく開いてから、それを口に含んだ。

「ん、ッ……♡♡ちゅ、っ……♡はふ……ぅ゙♡♡」
「上手になったね」

隆弘さんが頭を撫でてくれるのが嬉しくてたまらない。
一生懸命喉奥まで飲み込んで裏筋を舐めたり先端を吸ったりしていると口の中が苦い味でいっぱいになる。僕が舌でぐりぐり刺激すると、さらにそれは大きくなって口の中に入り切らない。

「……ぁ~……きもちいいな……もうちょっと頑張れそう?」

隆弘さんのものを咥えたまま僕が頷くと、隆弘さんは僕の後頭部を掴んで、勢いよく前後に動かした。僕の鼻先が、隆弘さんの腰元に擦り付けられるぐらいに深く喉奥までえぐられる。

「んぐっ!♡ゔ、っ……♡♡ンぶ、ッ~~!♡♡♡ふ、ぅゔゔ~~ッ……!♡♡♡」

いつも優しい隆弘さんが、夢中になってくれていることがすごく嬉しい。僕はもう何も考えられなくなってしまって、ひたすらに隆弘さんのものを吸い上げる。

「んむ゙、…っ♡ん、んぅ゙、…♡♡ふ、……ぅゔ~ッ!!♡♡♡」
「っ、……はぁ……やばい、な……」
「んゔっ、…♡ふ、ゥッ……♡♡♡んぶっ……♡ゔ~~~~っ♡♡♡」
「出すよ……」

口内いっぱいにびゅく~~♡と隆弘さんの熱い白濁液が流し込まれる。量が多くて飲みきれなかったそれは口の端から溢れ出したけれど、なんとか喉を動かして飲み込んだ。
それでもまだ足りないというように先端にちゅう♡と吸い付くと、ようやくそれは口から引き抜かれた。
口の中が苦くて、鼻に抜けるような青臭さがあって美味しいとは言えないけど、これが隆弘さんのものだと思うとそれすらも興奮材料になってしまう。

「けほっ、…♡はぁ゙…っ…♡♡」
「よく頑張ったね。でもまだご飯が少し残ってるからオナニーして、かわいい姿見せて?」
「は、はい……♡」


そう言われて、僕は目の前にある隆弘さんのものを再び咥えながら、自分の後孔に指を這わせる。準備していた以上にしっかり柔らかくなっているそこは簡単に指を飲み込んでしまう。

「ん゙っ……♡ふ、はぅ゙……♡♡ん、ぁ、ッ……♡」

お尻を触るのに夢中で、隆弘さんのものが口から離れたせいで、それを顔を擦り寄せるようなはしたない姿になってしまう。隆弘さんはそんな僕の姿を目に焼きつけるみたいにじっと見ていた。

「ん、ぅ゙……♡あ……ッ♡ぁンっ!♡♡ひ、ゔっ……!♡♡♡はふ、っ……♡♡」
「……もういいよ。ご飯はごちそうさまするから、“ご主人さま”の上に座って」

隆弘さんに促されるまま僕は彼の膝へと座ろうとすると、違うよ、と優しく咎められる。
まさか、と思いながら彼を見つめると隆弘さんはニッコリと笑っている。

「ッ、…ご奉仕、させていただきますね……っ…、は♡♡ん゙、んむ…ッ…♡♡♡」

隆弘さんのものをゆっくりと挿入しながら彼の膝の上にゆっくりと座る。お腹の奥まで隆弘さんのものでいっぱいで、先程の口淫よりも甘ったるい声が漏れてしまう。

「ぁ、あ゙っ……♡ゔ~~~~ッ!!♡♡♡はぅ゙う……!♡♡ぁっ!♡♡」

僕のいいところを隆弘さんの硬い先端が押し上げてくる。きゅんきゅんと締め付けてしまうのが止められなくて、自分の体重のせいで奥ばかり刺激されてもうわけが分からなくなってしまう。

「お尻も前も触ってイこうか」

そう言って隆弘さんは僕の腰に両手を添えるとより密着するように引き寄せた。それとは反対の手で敏感な胸の突起をくりくり♡と弄られて、僕は甲斐なく隆弘さんのお腹にびゅくびゅくと射精してしまった。

「ぁ、あ゙っ……♡♡ぼくだけ、きもちよくてごめんなさ…っ…♡♡」
「それでいいよ。僕は翔が気持ちよくなってるのを見るのが一番幸せだから」

そう言いながら隆弘さんはゆっくりと確実に僕の弱いところを責め立てる。イッたばかりで敏感なナカを擦られ続けて僕の口からは甘い喘ぎ声が止まらない。

「あ゙、ぁッ!♡♡ん゙、んぅ゙……っ!♡♡ァ、お゙ッ~~~~!♡♡♡」
「“ご主人さま”にメイドの可愛い姿をいっぱい見せて、気持ちよくして」

そう言われて、僕は快感に震える体をなんとか起こして腰を上下に動かす。中が擦れるのが気持ちよくて、頭が真っ白になる。
もっといっぱい動いて気持ち良くしてあげたいけど、脚に力が入らなくてうまく動けない。それでもなんとか腰を動かすと、それだけで達してしまいそうになる。

「あ゙っ……!♡♡ぅ゙ゔ~~~~ッ!♡♡♡はぁっ……あ♡ァ゙……♡♡」
「そう、上手だよ…っ、……すごい締め付けだ」

隆弘さんは僕の胸に顔を埋めて舌先でちろちろと刺激してくる。お腹の中も外も同時に気持ちよくてもう頭がおかしくなりそうだった。

「あ゙ッ!♡♡ごしゅじんさま♡きもちいいれすかっ……?♡♡」
「ああ、すごく気持ちいいよ……」
「はっ……ぁ、嬉しい……♡ぼくばっかり、きもちよくなってると思っちゃったからっ……!♡♡」

なんとか頑張って腰を動かしていると、限界が近いのか隆弘さんのものがさらに大きくなり、僕の中を圧迫してくる。


「あ゙ッ!♡♡♡ぁ、ゔっ……♡♡ん、ぅ゙……ッ……!♡♡♡は、ァっ!♡♡」
「もうイくから、ちゃんと受け止めてね」
「はいっ♡いっぱい出してくださぃい……っ……!♡♡♡ぁ、あっ!♡♡♡」

どぴゅっ♡びゅるる~っ♡と勢いよく中出しされて僕はまた軽くイッてしまう。隆弘さんのものがずるりと引き抜かれると、その感覚にも感じてしまって体が震える。

「は、っ……はぁ……♡」
「お疲れさま。翔のお尻から溢れてる精液がやらしくて最高にかわいい」

そう言いながら隆弘さんが僕の脚を撫でてきた。そのままスカートの中を弄られるとくちゅり♡といやらしい水音が響く。許容量を超えてしまった後孔からは白濁液が溢れ出している。

「ふぁ、……っ…♡」

隆弘さんは僕の尻から溢れた白濁液を指ですくい上げると、それを僕の口元まで運ぶ。僕は見せつけるようにそれをわざといやらしく舌を這わせて舐めとった。それを見て隆弘さんは満足そうに笑う。

「……ご主人さまに喜んでもらえましたか……?」
「もちろんだよ」

そう言って隆弘さんは僕の頭を優しく撫でてくれる。僕は嬉しくなって彼の胸にすり寄った。

「……生まれてきてくれて、ありがとうございます」
「こちらこそありがとう。翔がお祝いしてくれてすごく嬉しい」

そう言って隆弘さんは僕の額に優しいキスをくれた。それだけで胸がいっぱいになる。

「来年も一緒にお祝いさせてくださいね」
「……ああ、約束だ」

そう言って隆弘さんは、今度は唇にキスをしてくれた。


「……そうだ、隆弘さん。今日ケーキを作ったんです」
「うん、本当?嬉しいな」
「ケーキに使ったクリームがまだちょっと残ってるんですけど、…僕に使いますか……?」
「ッは~~……かわいく育ちすぎたかもしれない……」
「……使わない?」
「使う。残っているものは全部」

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