竜を屠られた運命の女神

どこを間違えた?

人が歩む為に必要な運命を司る自分

運命の女神として

導くために授けた力を奮った

時に勇者を生み出す魔王を作り

時に聖女に選ぶ乙女を探し

使役していた竜も役に立たなくなり

力を制御するのが難しくなっていた

信仰心が揺らがぬ様にたくさんの

分岐点を作り運を廻らせたけど

下界から伝わる信仰の道が絶えた

あぁ、指さえ動かすのが辛い

枯れた草木に囲まれた我が神座に

くたびれた娘が現れた

この気配は…やはり…
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