悪役令嬢に転生した私が、なぜか暴君侯爵に溺愛されてるんですけど

「ど、どうして私がラリエットになっているのよ!!」

 これが小説の中だと気づいたのは、婚約者選びのパーティでのこと。

 相手はゼロニス・ロンバルディ。侯爵家の跡継ぎで、暴君と噂されている。
 
 婚約者が決まるまで、候補者たちはロンバルディの屋敷で過ごさせばならない。
 ここから出るのは候補者を辞退するか、ゼロニスから「出ていけ」と命じられるかの二択。

 しかも、私の立ち位置は──悪役令嬢のラリエット・メイデス。しかもちょい役で、はっきり言うとモブの当て馬。このままいけば、物語の途中であっさりと退場する。

 なぜならゼロニスは、ここで運命の出会いを果たすのだから――

 断罪されたくないとメイドに変装して働いていると、なぜかゼロニスの紅茶係に。

「好きだと言っている。俺以上の男などいないだろう」

 なぜかグイグイとくるゼロニス。
 
 ちょっ、あなた、ヒロインはどうしたの!?
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