カズラフジ

高校2年の秋、千晴は学校からの帰り道で真っ赤な髪をした不思議な青年に会う。
その青年に攫われて連れて来られた先は、不思議な生き物達が住まう空飛ぶ大陸だった。
そこには賢竜という生き物が住んでいた。
賢竜は世界で6頭のみ存在する生き物で、この星のバランスを保つ為にそれぞれに定められた力の性質を持っている。時間、闇、火、水、大地、氷の6つ。
空に浮かぶ城に住む竜に、千晴の中には竜が眠っていているのだと告げられる。
そこで千晴は、竜に生まれ変わる事を迫られる。
新しい場所で、新しい自分の居場所を必死に探そうとする千晴だが、
周りの意見や空気に流され、何1つ自分で決める事の出来ない自分に自信を失っていく。
そんな中で、色々な人々の叱咤や励ましを受けながら竜へと生まれ変わる為に、死へと向き合っていく。



「転生」。どういう意味を持つのか、私は怖くて聞けなかった。
頭の中ではその言葉の意味が理解できていたが、誰も確固とした言葉を口にしなかったから、私も気付かないふりをしていた。

「死にたくない・・・。」

震える声でそう言った。
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