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20 クラウス君活躍の後は ※背後&ゲロ甘注意
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※長きに渡る背後注意でスミマセン
_________________
はあ、はあ、はあ‥‥‥
パン‥‥‥パン‥‥‥パン‥‥‥
クラウスは俺の上でゆっくり動いていたけど、だんだんきつそうに思えてきた。
「クラウス、大丈夫?お前の好きに動いてもいいよ」
ぶっちゃけ痛みがどっかに行っちゃったってほどはこなれてないけど、どうやら身体は真っ二つにはなりそうにないな、とかよく分からないところでよく分からなく冷静になっていた。
それに、何だか、俺の中で動いているクラウスのクラウス君が愛しかったり、クラウスの身体の熱とか、息遣いとかで十分に幸せな気分になっていたんだ。
「ルーリク、ごめん」
その後クラウスが激しく動き出すと、俺はまたアンアン言っちゃったり、恥ずかしかったりで、もうなんだかわけが分からなくなってしまった。
「あん♡、あん♡、あん♡、クラウスぅ~」
「ルーリクっ・・・・!」
最後の方はすごく気持ちよくなっちゃって、クラウスが俺の名を呼んで俺の中に精を放つと、きゅんきゅんしちゃって、何だか生まれてきて良かったな、とかすごい幸せな気分になったんだ。
俺の上で必死に動くクラウスも何だかすごく可愛くて、なんか、こうぎゅっとしたいっていうの?
何だか、胸の中の特大級の蝶たちが一斉に飛び立つ感じっていうのかな。
あー、俺はこいつのものになっちゃったみたいだけど、こいつも俺だけのものだっていうかね。
いや、もう照れるな。
「ルーリク、愛してますよ」
クラウスは緊張が解けたのか、そのまますっと眠りに落ちてしまったんだ。
「俺も‥‥‥」
俺はクラウスの腕の中に収まるようにそっとにじり寄ると、幸せな気分のまま目を伏せた。
ふと、目が覚めると、もう朝だった。
そういえば、昨日の昼に舞踏会に出かけて行く前の軽食をとったきり何も食べてない。
おクスリは食べ物じゃないからな!
(お腹すいた‥‥‥)
でも、クラウスの腕の中は気持ちがよすぎて動きたくない。
そっと、顔を上げると至近距離にクラウスの美しい顔があった。
(うげ、ドアップ。でもイケメンだなあ。)
男らしいまっすぐな眉毛やすっと通った鼻筋。少し薄い唇。
でも何よりもクラウスをクラウスたらしめているグレーの瞳は今閉じられている。
(黒髪も好き。カッコイイ。ウヘヘ~~俺のもの~~)
俺は手を伸ばしクラウスの髪を撫でた。
クラウスが目を覚まし、にっこりと笑う。
「おはよう」
朝から至福の低音ボイスに俺の腰はもう砕けそうだ。でも嬉しくなって俺も応える。
「おはよう」
二人で見つめあって微笑みあって、なんか嬉しすぎて、もう、どうしたらいいのかな。
「身体、大丈夫?無理させちゃって、ごめんね」
「うん、大丈夫だよ」
優しく抱いてくれたから♡、とかは恥ずかしくていえないけどね!
俺たちは、ゲロ甘なこの空気にお互い恥ずかしくなりながら、公爵家の優秀な使用人が部屋に勝手に置いていってくれたワゴンから朝食をとったんだ。
いや、俺たちの事後を思いっきり見られたってことだけどな!
恥ずか死ぬ!!爆死!!
______________________________
お読みいただきまして、ありがとうございました。
お気に入り登録数 2,000件突破しました!(2022年2月13日)
すごい!
勿論、即記念撮影しました。
いつも読んでくださっている皆様のおかげです。
これからクライマックスに向かっていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
よろしくお願いします!!
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はあ、はあ、はあ‥‥‥
パン‥‥‥パン‥‥‥パン‥‥‥
クラウスは俺の上でゆっくり動いていたけど、だんだんきつそうに思えてきた。
「クラウス、大丈夫?お前の好きに動いてもいいよ」
ぶっちゃけ痛みがどっかに行っちゃったってほどはこなれてないけど、どうやら身体は真っ二つにはなりそうにないな、とかよく分からないところでよく分からなく冷静になっていた。
それに、何だか、俺の中で動いているクラウスのクラウス君が愛しかったり、クラウスの身体の熱とか、息遣いとかで十分に幸せな気分になっていたんだ。
「ルーリク、ごめん」
その後クラウスが激しく動き出すと、俺はまたアンアン言っちゃったり、恥ずかしかったりで、もうなんだかわけが分からなくなってしまった。
「あん♡、あん♡、あん♡、クラウスぅ~」
「ルーリクっ・・・・!」
最後の方はすごく気持ちよくなっちゃって、クラウスが俺の名を呼んで俺の中に精を放つと、きゅんきゅんしちゃって、何だか生まれてきて良かったな、とかすごい幸せな気分になったんだ。
俺の上で必死に動くクラウスも何だかすごく可愛くて、なんか、こうぎゅっとしたいっていうの?
何だか、胸の中の特大級の蝶たちが一斉に飛び立つ感じっていうのかな。
あー、俺はこいつのものになっちゃったみたいだけど、こいつも俺だけのものだっていうかね。
いや、もう照れるな。
「ルーリク、愛してますよ」
クラウスは緊張が解けたのか、そのまますっと眠りに落ちてしまったんだ。
「俺も‥‥‥」
俺はクラウスの腕の中に収まるようにそっとにじり寄ると、幸せな気分のまま目を伏せた。
ふと、目が覚めると、もう朝だった。
そういえば、昨日の昼に舞踏会に出かけて行く前の軽食をとったきり何も食べてない。
おクスリは食べ物じゃないからな!
(お腹すいた‥‥‥)
でも、クラウスの腕の中は気持ちがよすぎて動きたくない。
そっと、顔を上げると至近距離にクラウスの美しい顔があった。
(うげ、ドアップ。でもイケメンだなあ。)
男らしいまっすぐな眉毛やすっと通った鼻筋。少し薄い唇。
でも何よりもクラウスをクラウスたらしめているグレーの瞳は今閉じられている。
(黒髪も好き。カッコイイ。ウヘヘ~~俺のもの~~)
俺は手を伸ばしクラウスの髪を撫でた。
クラウスが目を覚まし、にっこりと笑う。
「おはよう」
朝から至福の低音ボイスに俺の腰はもう砕けそうだ。でも嬉しくなって俺も応える。
「おはよう」
二人で見つめあって微笑みあって、なんか嬉しすぎて、もう、どうしたらいいのかな。
「身体、大丈夫?無理させちゃって、ごめんね」
「うん、大丈夫だよ」
優しく抱いてくれたから♡、とかは恥ずかしくていえないけどね!
俺たちは、ゲロ甘なこの空気にお互い恥ずかしくなりながら、公爵家の優秀な使用人が部屋に勝手に置いていってくれたワゴンから朝食をとったんだ。
いや、俺たちの事後を思いっきり見られたってことだけどな!
恥ずか死ぬ!!爆死!!
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お読みいただきまして、ありがとうございました。
お気に入り登録数 2,000件突破しました!(2022年2月13日)
すごい!
勿論、即記念撮影しました。
いつも読んでくださっている皆様のおかげです。
これからクライマックスに向かっていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
よろしくお願いします!!
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