スポーツ＋ONE

オーバートレーニング

アスリートやスポーツをする人にとっては、スポーツそのものも好きだが、トレーニングも大好き。
また、大会などがあると、結果によって、もっと練習しないといけない。もっと強くなって優勝したい。その焦りからトレーニングを増やしてしまう傾向にある。

そうなってしまうと、疲労が回復せず、パフォーマンスも悪くなってしまう。
これをオーバートレーニング症候群という。

私もその傾向はあるかもしれない。仕事で疲れているのに、そこまで激しくはやっていないつもりでも、脳が興奮してしまうほどのトレーニングをすることがあるからだ。

これでは寝ても疲労はとれない。
実はこれを執筆している今も、疲れは取れていない。
きちんと寝ている気がしているが、足りていないとも感じている。

練習もしたいけれど、抑えて、ケアに回すなど練習量にもコントロールが必要なのだ。

それができないのが私だ。

また、トレーニングは体を鍛えるだけではない。同時にメンタルも鍛えなければ、しっかりとコントロールはできないし、良いパフォーマンス、結果はついてこない。

それは理解できているが、そのやり方を本当の意味で知っている人が少ないから、オーバートレーニングを続けてしまう。

それはトップアスリートだけでなく、私たち一般人にもいえることで、スポーツに限らず、仕事でも同じことがいえる。

基本的には焦りからオーバートレーニングになりがち。
焦りからいろんなことが崩れていく。この焦りを抑えることで、より、効率的な仕事、トレーニングができるだろう。

焦りを抑えるには、一番は深呼吸といわれている。イライラを抑えるときと同じ方法。

確かに有効だとは思うが、こういう時に一番大事にしたいのは『間』
吸うときと吐くときの間、吐いたときの間。これが大事だと考える。
『間』を置く。

そして、何より大事なのは自己暗示。
これが一番効くと思う。
ただ、本当にイライラしたとき、焦ったとき、自己暗示をかけることを忘れてしまう。
正式には自律訓練法というが、簡単に心の中でゆっくりと自分に合う言葉を唱えるだけ。

単純な言葉が良い。余計な言葉はいらない。

「リラックス」「落ち着いている」「脱力」「大丈夫」「できる」

こういう言葉でいい。焦っているとき、イライラしているとき、心の中は、早口で喋っている。まずはそこに気付くことができるか、それが鍵だ。

心で喋っている言葉をまずはゆっくりにすること。それだけでも、心は落ち着いてきて、焦りを抑えることができるだろう。