ひとこと日和

溢れる想い

全てが終わった後
重たい何かが消えて
一気に力が抜けた

国を代表して背負い続け
世界の舞台で走り抜ける
夢に見た舞台
ものすごく　ワクワクして
でも見たことのない景色に
ドキドキして挑戦した

必ず一番いい色のメダルを獲る
そう決めて臨んだんだ
だけど思った通りにいかなくて
あっという間に終わってしまったんだ

会場を後にするとき　寂しさを感じた
スタジアムたくさんの観客の歓声が
地響きのように聞こえた
その光景が懐かしい

静かになるといろいろな想いが溢れ出す
楽しくて多くの声援の中で試合ができて幸せだった

悔しい思いもたくさんあった
何が良くなかったのだろう
あともう少しで届いたあの場所
今は何も考えられないけれど
このままじゃ終われない

必ずまたこの舞台に戻ってきて
今度こそ一番いい景色を見に行くぞ！

ここから新たなスタートだ

感動をありがとう

＊解説

世界陸上を見ていて、選手の気持ちになって書いてみました。
特に印象に残ったのは、110ｍハードルの村竹選手の決勝後のインタビューでした。そのインタビューを元にこんな思いだったのかなぁと考えながら、想いを馳せたポエムになります。