音神に選ばれし少女は遣いと共に旅をする



 遙か昔、世界は魔王によって闇に呑まれようとしていた。

 大地は荒れ果て、人々の心には闇が巣食った。

 音神フルジェンテは人を魔の手から救い、最後には魔王を封印した。

 世界には平和が訪れたかのように思われた。

 彼が遺した力はひとりの魔女に手によって、散り散りに弾け、世界へと降りかかる。

 ある力は人に宿り、またある力は物に宿り、更には動物へと宿った。

 人に宿った力は、人から人へと受け継がれ、

 物に宿った力は、ひっそりと時を超えた。

 動物へ宿った力は暴走し、やがてそれは「魔物」へと成り果てた。

 音神によって救われた人々は、彼の意思に反して、その力を求めて争い、世界は再び荒廃していく。

 時の流れによって、魔王の封印も弱まり、世界は破滅への一途を辿ろうとしていた。

 それを嘆いた音神は、異世界から一人の少女を選び、召喚する。

 彼女を『依代』に、散り散りとなってしまった力を取り戻す為に。

 力を集めながら、少女は音神の想いと触れ合う。

 全ての力を集め終えた時、音神は再び目覚め、世界は救われるだろう。


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