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店主中村とかわい子ちゃん♡
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「やはり……”イレバアンテイザイ“じゃあイカンかったのかな…?」
ポソリ呟く元・店主。そ……それってまさか……(滝汗)
(やはり…新旧・何でも屋店主の思考は低レベルだ‼)
そんな元・店主に奥さんが、
『なにブツブツ言ってんだい、アンタ!早く来ないと置いてっちまうよ?』
そして向かうはもちろん……
「最後のこの仔(女の子)の名前がどうしても!決まらないわねぇ……」
仔猫達を眺めながら中村奥さんが呟く。
『てか……俺の決めた名前の何が不服なんだ?まい。』
些か不満気な店主中村。
ガラガラガラッ‼唐突に引き戸が開かれ…どうやらお客さんの来訪である。
『『いらっしゃ……(い!)…⁉』』
途端に店主中村の動きがフリーズする。手に持つビグホが床にカランと落ちた。そのビグホではMYTuberのたらこぉさんが何時ものように美味なるモノを豪快に食らっている。
店主中村の視線はそのお客さんに注がれたまま、暫く離れる事は無かった。
(何時かの……!あのかわい子ちゃん……♡)
※気になるお方は小説『何でも屋』第5話(3)をご覧下され!
桜色の小さな唇、漆黒の長い髪。ちょっとツリ目なその美しい少女は、中村奥さんが眺めている猫達の元に猛ダッシュした。
そしてその美麗な姿とは似つかわしくない、超!ハスキーヴォイスでこう呟く。
「ちっさいねこちゃんがいっぱい……」
そこで中村奥さんがニッコリと微笑み、
『仔猫ちゃん………触りたい?抱っこまでは出来ないかもだけど……』
少女に訊ねる。
少女は黙って嬉しそうに何度も頷いた。
『おはようさーん!昨日はちょっと私はヤボ用で来れなくてね、孫達を見に来たよ‼』
言わすと知れた旧・何でも屋奥さんと…
『てなわけで今日も来たぞ?』
旧・何でも屋店主の登場である。
『にゃあーん♪』
もちろん仔猫達のお父さん付き☆
『おや、今日は可愛らしいお客さんが来てるね?』
仔猫を1匹、おっかなびっくりで撫でようとしていたその少女を見て旧・店主が一言。
そこにまた遅れてガラガラガラッ!引き戸が開いて1人の青年が入店してきた。
『きっ…清美ちゃん…‼1人でそんな…ぜーっぜーっ!お…っ…俺を置いてっ…先に行かないで……っ!』
(……少女の……父兄の方……?だろうか…?)
『『『いらっしゃい!』』』
3人に声をかけられて、不思議そうな顔をしてるその青年。
『お店の人……倍増したんですか……?(そんなに忙しい店なのかな……?)』
当の店主中村は……若干テンパっていた。
(てか……この男は一体何者なんだ⁉お父さん……そうだ!お父さんに違いない‼)
そんな店主中村の集中する視線の先と思考を先読みしてか、先程入店してきた謎の青年は悪戯に微笑みわざとらしい自己紹介。
『俺……、清美の……そこの超絶‼美麗な女の子の「彼氏」です♡』
その台詞を耳にして店主中村は更に「石化」し戦闘不能となる。
そんな店主中村の様子を気にかける素振りも無く!旧・店主は勝手に新聞を持って来て広げる。その奥さんは中村奥さんと少女と共に、たまを抱いて『孫達』を愛でる。
そこで少女は気づいた。
『まえにここにいたねこだ!』
たまの方に近寄り、頭や背中を撫で始める。やはり大人しくされるがままなたま。
“やはり今しかないでしょう⁉”とばかりに中村奥さんは旧・奥さんに相談を持ちかける。
『仔猫達の名前なんですが…この仔達4匹は決まったのですが、この仔だけ!どうしても決まらないんです……何か良い名前無いですかねぇ?』
そこで新聞を熟読していた(ハズな)旧・店主がさり気に便乗してきた。
『それは…“イレバアンテイザイ”だろう!』
更に戦闘不能となっていた(ハズな)店主中村も混ざる。
『“スキッパ”に決定だろ!』
…………それらを普通に!スルーして、元・店主奥さんがさらっと答えた。
『女の子だろ?“タマミ”はどうだい?』
そして壮絶な「名付け親権争奪戦」は平和に幕を下ろした。
『なぁ、このちっさいねこたちに”すず“と”リボン“をつけてやりたい!』
突然の少女の提案に、(いつの間にか少女の隣を陣とっていた)青年が中村奥さんに訊ねる。
『………って清美が言ってるんですが…構いませんか?』
すると中村奥さんは瞳を輝かせながら答えた。
『それ‼絶っっっ対に可愛い♡もちろんいいわよ♪』
その答えに安心して新☆何でも屋で鈴付きリボンを5本買った青年は(ちゃんとリボンは青と赤、鈴は金色)少女にそのリボンを手渡す。
『あまりキツく結んだらダメだよ?仔猫ちゃんの息が出来なくなるから…(心配)』
その青年の心配も取り越し苦労だったようで、案外器用に仔猫達にリボンを結わえていった少女。
『猫ちゃんと遊べて良かったねぇ♪清美。』
青年に手を繋がれて(まだモノ足りなそうな)少女は強制送還された。
ポソリ呟く元・店主。そ……それってまさか……(滝汗)
(やはり…新旧・何でも屋店主の思考は低レベルだ‼)
そんな元・店主に奥さんが、
『なにブツブツ言ってんだい、アンタ!早く来ないと置いてっちまうよ?』
そして向かうはもちろん……
「最後のこの仔(女の子)の名前がどうしても!決まらないわねぇ……」
仔猫達を眺めながら中村奥さんが呟く。
『てか……俺の決めた名前の何が不服なんだ?まい。』
些か不満気な店主中村。
ガラガラガラッ‼唐突に引き戸が開かれ…どうやらお客さんの来訪である。
『『いらっしゃ……(い!)…⁉』』
途端に店主中村の動きがフリーズする。手に持つビグホが床にカランと落ちた。そのビグホではMYTuberのたらこぉさんが何時ものように美味なるモノを豪快に食らっている。
店主中村の視線はそのお客さんに注がれたまま、暫く離れる事は無かった。
(何時かの……!あのかわい子ちゃん……♡)
※気になるお方は小説『何でも屋』第5話(3)をご覧下され!
桜色の小さな唇、漆黒の長い髪。ちょっとツリ目なその美しい少女は、中村奥さんが眺めている猫達の元に猛ダッシュした。
そしてその美麗な姿とは似つかわしくない、超!ハスキーヴォイスでこう呟く。
「ちっさいねこちゃんがいっぱい……」
そこで中村奥さんがニッコリと微笑み、
『仔猫ちゃん………触りたい?抱っこまでは出来ないかもだけど……』
少女に訊ねる。
少女は黙って嬉しそうに何度も頷いた。
『おはようさーん!昨日はちょっと私はヤボ用で来れなくてね、孫達を見に来たよ‼』
言わすと知れた旧・何でも屋奥さんと…
『てなわけで今日も来たぞ?』
旧・何でも屋店主の登場である。
『にゃあーん♪』
もちろん仔猫達のお父さん付き☆
『おや、今日は可愛らしいお客さんが来てるね?』
仔猫を1匹、おっかなびっくりで撫でようとしていたその少女を見て旧・店主が一言。
そこにまた遅れてガラガラガラッ!引き戸が開いて1人の青年が入店してきた。
『きっ…清美ちゃん…‼1人でそんな…ぜーっぜーっ!お…っ…俺を置いてっ…先に行かないで……っ!』
(……少女の……父兄の方……?だろうか…?)
『『『いらっしゃい!』』』
3人に声をかけられて、不思議そうな顔をしてるその青年。
『お店の人……倍増したんですか……?(そんなに忙しい店なのかな……?)』
当の店主中村は……若干テンパっていた。
(てか……この男は一体何者なんだ⁉お父さん……そうだ!お父さんに違いない‼)
そんな店主中村の集中する視線の先と思考を先読みしてか、先程入店してきた謎の青年は悪戯に微笑みわざとらしい自己紹介。
『俺……、清美の……そこの超絶‼美麗な女の子の「彼氏」です♡』
その台詞を耳にして店主中村は更に「石化」し戦闘不能となる。
そんな店主中村の様子を気にかける素振りも無く!旧・店主は勝手に新聞を持って来て広げる。その奥さんは中村奥さんと少女と共に、たまを抱いて『孫達』を愛でる。
そこで少女は気づいた。
『まえにここにいたねこだ!』
たまの方に近寄り、頭や背中を撫で始める。やはり大人しくされるがままなたま。
“やはり今しかないでしょう⁉”とばかりに中村奥さんは旧・奥さんに相談を持ちかける。
『仔猫達の名前なんですが…この仔達4匹は決まったのですが、この仔だけ!どうしても決まらないんです……何か良い名前無いですかねぇ?』
そこで新聞を熟読していた(ハズな)旧・店主がさり気に便乗してきた。
『それは…“イレバアンテイザイ”だろう!』
更に戦闘不能となっていた(ハズな)店主中村も混ざる。
『“スキッパ”に決定だろ!』
…………それらを普通に!スルーして、元・店主奥さんがさらっと答えた。
『女の子だろ?“タマミ”はどうだい?』
そして壮絶な「名付け親権争奪戦」は平和に幕を下ろした。
『なぁ、このちっさいねこたちに”すず“と”リボン“をつけてやりたい!』
突然の少女の提案に、(いつの間にか少女の隣を陣とっていた)青年が中村奥さんに訊ねる。
『………って清美が言ってるんですが…構いませんか?』
すると中村奥さんは瞳を輝かせながら答えた。
『それ‼絶っっっ対に可愛い♡もちろんいいわよ♪』
その答えに安心して新☆何でも屋で鈴付きリボンを5本買った青年は(ちゃんとリボンは青と赤、鈴は金色)少女にそのリボンを手渡す。
『あまりキツく結んだらダメだよ?仔猫ちゃんの息が出来なくなるから…(心配)』
その青年の心配も取り越し苦労だったようで、案外器用に仔猫達にリボンを結わえていった少女。
『猫ちゃんと遊べて良かったねぇ♪清美。』
青年に手を繋がれて(まだモノ足りなそうな)少女は強制送還された。
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