【完結】異世界でラスボスの生贄になったはずなのに何故か溺愛されました ～次は、あなたの物語～

■登場人物■

真宮まみや　理人りひと

　不慮の事故に遭い、なぜか王に捧げる生贄としてゲームの世界に召喚された高校生。小柄で女子のような見た目をしていて、それが原因で高校はずっと不登校だった。前世でなにもできずに死んでしまったことを後悔している。

セヴェト＝オルカロス

　アクションRPG『ロード・エクリプス』に登場するラスボスであり、夜ノ国を統べる唯一の王（通称、影の王）。絶大な魔力を持ちながら剣術にも長け、民から慕われている。陽ノ国の王エリアスとは、人間であったとき幼馴染だった。黒の長髪にアメジストの瞳。

エリアス＝ディアマンテ

　アクションRPG『ロード・エクリプス』の主人公であり、現在陽ひノ国を統べる王（通称、光の王）。オルカロスより小柄ながら、凛々しく仲間を率いて平和を成し遂げた姿に理人は憧れを抱いていた。金の髪に橙の瞳。

アヌサバ
　影の王に仕える老臣

ベレト
　影の王に仕える将軍

スタブ
　影の王に仕えるしたっぱ

『ロード・エクリプス』
　理人が生前好んでいたアクションRPG。主人公エリアスがひょんなことから霊剣を手に入れ、天変地異におそわれた世界の平和を取り戻すために、陽ひノ国ともうひとつの世界――夜ノ国をいったりきたりするストーリー。ふたつの世界は魔力を共有し互いに搾取しあっていたものの、エンディング後は分断され安定し、それぞれの世界は平穏を迎えている。