【変態医師×ヤクザ】高飛びしたニューヨークで出会いからメスイキ調教までノンストップで行われるえげつない行為

ハヤイもち

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本日は市街でパレードが開催されます。年に一度、カップル様には限定でチケットが半額になります。

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「よし、お散歩行こうか」

リンクが朝食のソーセージをフォークに突き刺しながら、
マサに声をかける。

ひたすら端末をいじっていたマサはリンクの発言にしばらく
ぽかんと口を開け、リンクのほうを見た。

「アハハ!その間抜け面もなかなかいいよ。写真撮っておこう」

カシャリ。

この男はマサよりも年上なのに、日本のJKのように何でもすぐに
写真を撮りたがる。不可解で、不愉快だ。

「僕もね、せっかく君がこっちに来たのに観光の一つもできずに
閉じ込めてばかりじゃかわいそうだと思ってね。
やっと一日休みが取れたから二人でいろいろ回っておいしいものでも食べようか?」

またとない好機だ。
マサは思った。

ずっとこの部屋【ペット部屋】に監禁されているマサは、ニューヨークに
着いた初日でここへ連れてこられたため、そこから外に出たことがなかった。

そして、ペット部屋の窓は鉄格子で封鎖され、唯一の扉はリンクの生体認証。
何度か逃げ出そうと試したが、簡単に封じられ(なぜか知らないが柔道をやったことがあると言っていた)
お仕置きと表してひどいプレイを強いられた。

いつになったら外に出られるのか?この頭のネジが外れた本当に吐き気のする
おかしな男から逃れられるのか、そればかりを考えていた。
(20代半ば、たいしてかわいくない、どころか明らかに男で、髭を生やし、強面だと言われていた自分を
天使だとか、かわいいとか、理想のペットとかわけわからないことを言うリンクを狂人だと言わずして
どういうのだろうか)


外に出たらもう二度とここには戻ってこない。
いや、もうニューヨークどころかこの国からも出たい。

この男(リンク)と同じ土地、半径100㎞以内にいたくない。

だが今まであきらめず、様々な方法で脱出しようと試みたが上記のとおり
失敗続き。

そんな時にまさかのクモの糸。一筋の光明。

外に出た瞬間に隙を見て逃げる。
絶対逃げる。地の果てまで逃げる。
リンクがいない世界まで逃げる。

しかし。

「・・・・」

マサは押し黙った。
(もともと口数も多くなく、いつもリンクの話を苦虫を嚙み潰したような顔で聞いているだけだが)

しかし、相変わらず「あっちち」と言いながらソーセージをほおばるリンクを横目に
疑念はつのるばかり。

どうして急にマサを外に出すなどと心変わりをしたのか?


ここに監禁された当初から「室内飼いだから」「外は危ないから」というふざけた言葉を言って、
あれほどマサを外に出さないように念には念を入れて、準備し、注意していたのにも関わらずだ。


マサがもう自分の元から逃げ出さないという確信でも得たのだろうか?
いや、リンクは軽いが絶対に人を信頼しない男だ。(おそらく自分以外誰も信じてない)
それにマサがいつでも逃げ出そうとしているのを見ているし、何なら昨日も脱出を試したばかりだった。


ただのいつもの気まぐれか、もしくは。


本当に心変わりでもしたのだろうか?


マサは少し視線を下に落とした。


うれしいことだ。
それならこんなうれしいことはないだろう。

成人男性を監禁している自分のおかしさにやっと気づいたのか。

それなら早く書類一式渡してもらって、おさらばさせてほしい。


本当にそれでいいのか。



いや、こんな考えても仕方ない。
やっとここから出て逃げ出せる。

そうだ。それだけ。
俺が考えることはそれだけだ。

そしたら、自分をペットにするなどという、この狂ったサイコパスとおさらばできる。


パクリ。
リンクは時間をかけて、朝食をすべて咀嚼し、飲み込んだ。

「じゃ、今週の日曜日ねー。」


とのんきに言いながら、部屋を去るリンクの後姿を見て
マサはまた端末を操作し始めた。

やっとやっと出れる。







※※※



日曜日。
朝。午前11時過ぎごろ。


「いぃいぃいいやだぁああああ゛絶対いやだ、行きたくない、あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「ほら、マサも楽しみにしてただろう。ほらもう時間だよ。予約したレストランに送れちゃう」




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