魔神として転生した~身にかかる火の粉は容赦なく叩き潰す~

あめり

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18話 侵入者 その2

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「バラクーダ。強力な噛みつきが危険な魔物ね。噛みつかれたら最後、猛毒が体内を巡って気付いた時にはあの世行き」

 魚型の悪魔のような恐ろしい目玉を持っている魔物、バラクーダ。たいやきのような体型で、脚はなく、宙に浮いている様は、専ら海に逃げ込んだ、たいやきそのものだ。だが、そのプロの冒険者すら戦慄させる形相と猛毒の牙は似ても似つかないと言える。

 しかし、その悪魔のような形相も目の前のエルメスには届いていなかった。彼女は紫色のローブを纏っており、一目で魔導士であることが理解できる。そして、それを裏付けるかのように、彼女の両腕には魔導士特有の光が集中していた。

「行くわよ。レイ!」

 エルメスの両腕から放っていた光はさらに力強さを増し、そのまま射出される。その魔法による光線「レイ」は、バラクーダの身体を貫いた。光速の魔法であるレイは放たれたが最後、避けられる生物は存在しない。習得は並大抵のことではない上位魔法であり、放つまでにかなりの溜めを有するという欠点も持っているが、遠距離から射出する場合に於いては非常に有用な魔法である。

 バラクーダは彼女のレイの直撃を受け、そのまま身体を崩してしまう。もはや瀕死状態だ。エルメスは魔法詠唱を短縮する技術も習得している為、レイもわずかな時間で放つことができる。これが彼女の魔導士としての強さであった。

「私にかかれば、バラクーダ程度、全く相手にならないわね。フレイムウィップ!」

 ほとんど詠唱を必要とせずに炎の鞭は彼女の手元に現れた。その速度はサラの風の精霊を生み出す速度並みに早い。創り出されたフレイムウィップはバラクーダに巻き付きそのまま焼き尽くした。

「キシャアアアアア!」

 断末魔の悲鳴と共にバラクーダは死亡する。敵を打ち倒したエルメスではあるが、特に嬉しそうな顔はしていない。

「はあ、やっぱハンニバルの杞憂でしょ。歯ごたえ無さすぎ!」

 顔をしかめたまま、一人で文句を言っている。

「流石は6位のエルメスだぜ。魔法の使用速度が尋常じゃねぇ。俺も負けてらんねぇな!はははははっ!」

 目の前に迫るサイコゴーレム。ランパードはサイコゴーレムの前に立ち、胴体を両腕で掴んだ。

「グオオオっ!?」
「おら、力比べだ! 気合入れろよ!」

 そのままランパードはサイコゴーレムを胴体付近から持ち上げ、空中に浮かせる。そして、そのまま勢いよく投げつけたのだ。全く抵抗できなかったサイコゴーレムはそのまま地面に顔面から墜落した。

「グガガガっ!!」

 サイコゴーレムは経験したことがないからか、非常に狼狽しているような声を上げていた。実際、石の怪物であるサイコゴーレムは投げられたところで大したダメージは入らない。しかし、一流の冒険者などであってもゴーレムを持ち上げ、楽に投げるということはできない為に、サイコゴーレムも初めての経験に驚きを隠せないでいたのだ。

「わははははっ! どうだ? 初めてだろう、投げられるなんてのは!」

 ランパードはサイコゴーレムの心中をわかっているのか、大笑いをしていた。そこには、自らの力を誇示する狙いがある。隣で簡単にバラクーダを倒したエルメスに向けての言葉でもあるのだ。

「ランパード、趣味悪いっての。どうせ殺すんだし、さっさと殺しなさいよ」
「まあ、そう焦るなよ。せっかく、楽しんでるのに……、ん?」
「ゴオオオオ!!」

 そんな時、予期していないことが起きた。ダメージはほとんどないサイコゴーレムだが、怒りに震えているのか、素早く起き上がり、ランパードに迫っていたのだ。明らかにそれはゴーレムの速度ではない。

「ほう、そんなに早く走れるのかよ。すげぇな」

 その直後、響き渡る鈍い音はゴーレムの攻撃がランパードにヒットしたことを意味していた。強烈な石の化け物による、拳の一撃……通常であれば無事で済むはずはないが。

「まあ、サイコゴーレム程度ではこんなもんだろうな。そろそろ、決めるかね」

 サイコゴーレムの拳はランパードの指二本で受け止められていた。歴然たる力の差を感じる光景と言えるだろうか。そして、彼の左腕はサイコゴーレムの胴体に突き刺さる。

「グガアアア!!」

 サイコゴーレムは胴体を貫かれ、さらに衝撃により、身体は真っ二つになりながら後方へと飛ばされた。強力なランパードの拳はサイコゴーレムを一撃の下に始末したのだ。


------------


「相変わらず馬鹿力ね、ランパード。まあ、少しは頼もしいんじゃない?」
「がはははは! そうだろう? よし、付き合ってくれ!」
「はあ? 異性として興味なんてないし、却下」
「ぬう……手厳しいな。だが、俺は諦めねぇぜ! 必ず惚れさせてやるからな!」
「……はあ、暑苦しい」

 二人の楽しげなやり取りを見ているのはニッグだ。ここが危険地帯であることをすっかり忘れている二人に、念のため、彼は釘を刺した。

「仲が良いのは結構だが、今は集中しておけよ」

 注意をするニッグではあるが、その表情は笑っている。本気で言っているわけではない。エルメスとランパードが信頼における人物であることは分かり切っているのだから。

「ああ、悪かったな。まあ、そう僻むなよ」
「ちょ! なんであんたは、私と付き合ってる風に言ってんのよ!」

 ランパードの言葉にエルメスは本気で嫌そうな顔をする。その表情だけでも、彼のことを異性としては意識していないのだと分かってしまう程だ。ランパードは気付いている様子はないが。

「心配するな。俺は結婚済みだからな」
「へえ、ニッグって結婚してるの?」
「ああ、まあ特に言う必要もないと思っていたからな」
「ふーん、そっか……」

 エルメスは多少、残念そうな顔になっている。その態度は、少しニッグに気が合ったのではないかと思わせるレベルだ。ランパードはそこに大きく反応した。

「おい、ニッグ。てめぇは、俺のライバルってわけだな? ん?」
「待て待て、意味がわからんぞ」

 急激に態度を変えるランパードにニッグは苦笑いをした。エルメスも苦笑いになっている。

「そうよ、ランパード。大体、あんたがニッグに勝てるとでも思ってんの?」
「ぬう……確かに。ならば、エルメス! 俺がニッグより上の序列に行けたら付き合ってくれ!
「はあ? ……絶対に無理だと思うけど。まあ、もしも出来たら考えてもいいわよ」
「おお、これは今まで以上に鍛錬しないとな!」

 ランパードはエルメスの言葉に燃えてきたのか、一人でやる気になっている。このやり取りを見るだけでも、エルメスが本当にランパードと付き合う気がないことはニッグにも理解できていた。ランパードが如何に強いといえども、ニッグに勝てる日はおそらくは来ない。
それほどに彼らの力の差は圧倒的だったからだ。

「あの……みなさん。楽しそうなのはいいんですが。一応、戦場ですので、このくらいで……」

 そんな時、申し訳なさそうな言葉が通信機越しに入ってきた。サラからのメッセージだ。

「サラか、すまないな」
「いえ、ニッグ様。それよりも、ご結婚、おめでとうございます」
「そうか、サラにも話していなかったな。ありがとう」
「あ、い、いえ……とんでもないです……」

 ニッグは通信機越しにお礼の言葉を述べた。サラは恐縮しているのか、あわあわと、言葉にならない声を上げている。

「で? サラはどうなのよ。運命の人とか居ないの? 今年18歳でしょ?」
「わ、私ですか?」

 突然のエルメスからの言葉に、サラは戸惑った声を上げていた。エルメスはその言葉だけで全てを悟ったような表情になる。

「サラって分かりやすいわね。まあ、あんた程の美人なら、恋人なんてとっくに居ると思ってたけど」
「ほほう、そうなのかよ。なかなか羨ましいじゃねぇの」
「エルメス様! ランパード様も……! 私にそのような人は居ません! ……仲が良い友人なら居ますが」

 明らかに焦っているサラの言葉にエルメスもランパードも大きく笑い出した。

「あははははっ! 別に真面目に答えなくてもいいのに! もう、サラってば素直だから好きだわ~!」
「くくく、恋愛に発展するのはもう少し先ってところか? まあ、ゆっくりやんな」
「うう……! ニッグ様、なんとかしていただけませんか……」

 サラは相当に恥ずかしいのか、ニッグに言葉をかけた。ニッグとしても多少笑いを堪えていたが、笑い出すわけにも行かないので、彼女に助言をしてみせる。

「まあ、お前も若いんだ。適度に恋愛も楽しんでおけ。いつか大きな財産になるだろうからな」
「ニッグ様……はい、ありがとうございます」

 そして、いつものサラの雰囲気に戻った。戦場での戦場とは思えないような楽しげなやり取り。それは天網評議会メンバーの余裕からも来ているのだ。サラを後方支援に付けたこの陣形に隙はない。敵が訪れれば、必ず捕捉できるという余裕。

「それにしても、ボスが居るとして、どんな奴なのか気にはなるわね。バラクーダとかサイコゴーレムを飼いたいなんて……それにこんな弱い連中、飼ってもしょうがないし」
「まあ、言いたいことはわかるが。それもすぐにわかるだろ」

 エルメスとランパードは気を取り直して、森の奥へと入って行く。その後ろからニッグが付いているといった布陣だ。さらに後方からはサラが遠隔監視を行っており、木々を伝って静かに移動していた。


----------


「はあ、バラクーダもゴーレムも弱いし、そろそろ新しい魔物を見たいわね」

 さらに奥へ進むこと30分。バラクーダやサイコゴーレムを新たに複数体倒したエルメスとランパードだが、息一つ切れている様子はない。最早、呼吸をする要領で魔物退治を行っているようだ。

「一応、言っておくが……お前たちだから、その速度で倒せるんだぞ? 通常はそう簡単には行かないからな」

 後ろを歩くニッグとしては、油断は禁物であることを伝えたいのだ。だが、彼自身もわかっている。ランパードとエルメスはほとんど疲労することなく、10体近いバラクーダとサイコゴーレムを始末していた。30分少々で遭遇するには多すぎると言えるが、それで難なく打ち倒している。

 ニッグ自身、今回の任務への投入にあたって、評議会メンバー4人は過剰戦力だったのではないかと思い始めていた。



 ……だが、ここで運命は道を開いて行く……強制的にではあるが。



「ニッグ様……!」

 通信機越しのサラからのメッセージが入った。明らかに普通のそれではない。ニッグは洞察力を働かして、彼女の心境を息使いなどから感じ取ったのだ。

「どうしたんだ、サラ?」

「こ、これは……! 気を付けてくださいニッグ様! 強大な気配が前方より近づいています!」

「……わかった。エルメス、ランパード! 最大限の警戒で迎え撃て! 強大な敵が来るぞ!」

「了解!」

 天網評議会の中で遠隔監視を得意としているサラの取り乱した発言。ただ事ではないと感じ取ったニッグはすぐに前方に注意を払う。エルメスとランパードも戦闘態勢へ、瞬時に移行していた。

サラの異様な声質からして、バラクーダやサイコゴーレムといった類ではないことは明白だ。より強大な魔物の存在を感じ取ったのだろうとニッグも推測している。


 そして、その気配はすぐにニッグ達の前に降臨した。銀色の鱗を全身に生やし、評議会メンバー全員を見下ろす生ける伝説、シルバードラゴンの姿である。
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