インプ転生〜インプに転生した俺は自由に生きるために進化して最強になる〜

第4章 エルフの里編

第2話 女王との出会い

　「うわっ！」
「カッカッカ」
「よっと」
　なんと言うか想像通り転移魔法だったな
『まあそうですね……かなり強引なものでしたけど』
　まあな、で案内人としてルナさんがいるって話だったけど
「みなさん！　すいません、転移場所が少々ずれてしまったようで」
「あ！　いえ怪我してないので大丈夫ですよ」
「……大丈夫そうですね、誠に申し訳ございませんでした！　では里へ案内します」
「「ありがとうございます」」
「ありがたい！」
「ではこちらの森に入って行きますので、絶対に離れないでください、ここは女王様と精霊王様のお力によって、一度入ると案内人がいない限りは抜け出すことができないようになっています」
　なるぼどねぇ、そう言う仕組みか……そう言えばだけど、ルナさんとかサンさんとかって、精霊も崇めてるのか？
『まあ、そうですね、正確には天使派は精霊王も崇める神の一人としているのもありますね、神話の中にも精霊の力をつかい神は我々を創ったとなっているそうですから』
　なるほどねぇ
「離れんようにか、わかった」
「僕もわかりました」
「ああ、俺もわかりました」
「そうですか、ではいきましょう」
「あーそう言えば魔物は」
「いませんので安心してください、10分程度歩けば良いと思います「精霊様、精霊様、どうか正しき道を示してください」……大丈夫ですね、ではいきましょう」
　～～～
「つきました、ここがエルフの里です」
「……なんというか、魔素が溢れていること以外は普通の村ですね」
「そうですね、この魔素もあくまで魔法が生活に根付いているのが理由ですし」
「なるほどねぇ」
「あ！　お客人だ！　ルナ様が連れてこられたぞ！」
　おっエルフの男の人が
「大丈夫ですよ、ブルータス」
「わかりました！」
「そちらの方は……」
「私の一族の騎士団の団長をしている、ブルータスです」
「ブルータスと申します！　よろしくお願いします！」
「リヴァルです仲間からはリヴと呼ばれています」
「アルスですよろしくお願いします！」
「カナモリ・エイザンじゃよろしく頼む」
「リヴさんにアルスさんにカナモリさんですね、よろしくお願いします！」
　なんというか、好青年だな、
『マスター、おそらくですがブルータスとやらは今年で300歳くらいだと思います』
　ま！
『ええ、基本エルフの寿命は2000年程度、ハイエルフなら寿命はありませんので』
　なるぼどねぇ、っていうかハイエルフとかあるんだ
『ありますね、ただハイエルフが最終進化ではなかった気がします』
　ほえぇ、なんか色々と知って得した気分
『ちなみにドワーフは500年生きます、こちらもエルダードワーフに進化すると不老になります』
　へぇー
『まあお察しの通り鍛治が得意で酒が大好きです、ちなみに採掘が得意なのはノームですね』
　なるほどねぇ、一回あってみたいな
『ノームとドワーフの国が別の大陸にあるので、その時ですね』
　別の大陸か……帝国にも行ってみたいしいいかもな、霊体化使えば空飛べるし、アルスはフェニックスだからそもそも
『まあそうですね、ただそこそこ遠いので……って感じですね』
　だろうな、まあ時間がかかるだけだし、大丈夫だろ
『まあ、極論そうですね』
「では皆さんを女王陛下の元へ案内いたします」
「あ！　わかりました」
「カッカッカわかったわい」
「わかりました！」
「では、こちらになります」
　～～～
　王宮にて
「こちらが、女王様のおられる王宮になります」
　おお～結構でかいな、木だけでできているのに美しい
「白い木か……」
「そうですね、あの木は精霊様に祝福を受けた木です、から」
「なるほどのぉ、わしはてっきりシラカバかスノウツリーかと思ったが、祝福か」
「では、行きましょう」
　スノウツリーって何？
『特殊な木ですね、雪が降る所にのみにさく木で、魔力を含んでいても得ることがないため燃えない木などと呼ばれているかなり高級な木材ですが……ですが精霊に祝福を受けている木は、最低でもその100倍の値段がしますので』
　100！？
『それだけ祝福された木は珍しいんです』
　なるほどねぇ、金貨にするといくらくらいなの？
『時価ですが、平均は平均的なサイズの木が一本で白金貨100枚ですね』
　ふぁっ⁉　え！　じゃあこれの値段って
「リヴ、大丈夫」
「だ、大丈夫……だ」
「それならいいんだけど」
「貴様らが客人か」
「「「ッ」」」
「朕はアストラエル・ハイエルフ、エルフの始祖でありこの国、天命エルフ王国を治める女王だ、まあ最近はエルフの里などと呼ばれているようじゃが」
　なんというかすごく高貴な女の人が現れたんだけど！

　あれ？　今更だけど俺たちって魔物だけどエルフは魔物を嫌うんじゃ……ちょっと聞いてみるか
「あれ？　俺たち魔物なんですけど」
「大丈夫だ、この国では魔物は敵対するものは敵とみなすが、敵対しなければその限りじゃない……ただ敵対しない魔物など朕が生きている中で数えるほどしかいなかったから、知らないものも多いのじゃがな」
「なるほどねぇ」
「それとこれは予想でしかないのだが、貴様らは精霊と契約に来たのではないか？」
「「そうです」」
「そうか、でそこのものは」
「わしも同じじゃ」
「そうか、では精霊の泉へ朕が案内してやろう」
「女王様！　危険です！」
「危険じゃなかろう、大体貴様らは心配しすぎなのだ、朕は貴様らよりも強いのじゃぞ」
「……わかりました、ただお願いがございます」
「なんじゃ」
「危険だと思ったらすぐにお逃げください」
「わかっておる、朕の仲間たちは逃げずに死んでしまったものも多かった、そこは肝に銘じておるよ、ただこの国が危険にさらされた場合はその限りじゃないぞ」
「わかりました、お気を付けて」
「ああわかっておる、では行くぞ」
「「あ！　はい」」
「わかったわい」
　――――――――――――――――――
女王様の一人称は朕まあ、あるキャラクターのオマージュです。わかる人はわかると思いますが、まあ暇だったら当ててみてください、あとロリではなくお姉さんです
　また
　主人公の活躍を見たい！
　主人公を応援したい！
　仲間の活躍も見たい！
　この続きが気になる！
　と言う人はお気に入り！投票！感想！　
　お願いしますm(_ _)m