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魔法学園グリモアール編
入試までの日々
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それから俺と彼女は、入試までの一週間を最後の調整に使った。具体的に何をしていたかというと、
一日目
俺は剣を造り出しては壊してを繰り返す。彼女は氷を造り出してモンスターを狩ったり、俺の剣に光魔法で造った光を反射させて俺の邪魔をしていた。いや、何してんのよ。ねぇ、君王女だよね。何邪魔してんだよ。
二日目
俺たちは街の外に出て、モンスターを狩りまくってお金に換えて貯金していた。
「………君は何の魔法使えるの?」
「水と光が使えて、ユニーク魔法で鏡魔法が使えますよ♪」
「いや、君の光魔法と鏡魔法のコンボが強すぎなんだけど……」
って感じで彼女の強さをかなり実感した。そして、かなり儲かりました!いぇーい!
三日目
この日は入試で使う必殺技?の練習をした。まあ、俺は剣魔法以外は初級魔法までしか使えないから剣魔法しか使わないんだよね。だから、そこまで悩むことなく必殺技?の練習をした。
彼女はずっと水魔法の派生である氷魔法と光魔法の組み合わせとか光魔法と鏡魔法のコンボとかを試していた。……別に必殺技?の練習をするのはいいんだが、いちいち地形を変える威力を出すんじゃないよ!近くにいた俺がめちゃくちゃ危険だったんですけど!
四日目
この日は街を探索した。入試で使う道具を揃えたり、二日目で貯めたお金を使って美味しいご飯を食べたりした。街の中でも一番気になったのが、教会とか図書館辺りかな。次の日にでも行ってみようと思った。
五日目
前の日に考えていたように、まずは教会に行った。初めて入った教会はアニメやゲームの中に出てくるような造りだった。その時に俺は彼女にこの世界の神について聞いた。
「なあ、この世界にはどんな神が信仰されてんの?」
「そうですね。たしか、この世界には七人の神がいると伝えられています。火の神イフリート、水の神セイレーン、土の神タイタン、風の神シルフィ、光の神ゼウス、闇の神ペルセポネ、そして最後に、死の神タナトスです。この七人の神によってこの世界は成り立っていると伝えられています。我々ヒューマンは基本的に光の神ゼウスを信仰し、闇の神ペルセポネと死の神タナトスを邪教としています。あとは種族によって信じる神は違いますね」
「ほへぇー。神が七人もいるのか。ちなみに君は何の神を信仰しているの?」
「私ですか?私はですね、光の神ゼウスですよ♪」
「理由とかあんの?」
「あるにはあるんですが………ええとですね、実は神を信仰することによって恩恵を与えられるです。恩恵と言えば聞こえはいいですが、まあ、簡単に言えば信仰している神と同じ属性の魔法の威力などが上がるんです」
「なるほどなぁ、俺もなんか信仰したがいいかな。うーん、よし!死の神タナトスにしよう!」
「え!なんでですか!」
いや、だってカッコいいじゃん。死神なんて呼ばれてみたいわ。
という具合に教会で過ごしていた。
六日目
この日は街の図書館へと行った。図書館の大きさは国立図書館よりは確実に大きいくらいだ。
「うわっ!広いなー。こんな図書館あっちの世界でも見られないぞ」
「一応ここはオーベル国最大の図書館ですからね」
そこに広がっていたのは、見渡す限りにある本棚があった。数えきれないほどの本があって、その多さに圧倒された。
とりあえず俺はこの世界の歴史について書かれている本を読んで一日を過ごした。
七日目
この日は入試前日だったので、特にする事もなくゆっくり過ごした。
「お兄ちゃん、今日は一緒に寝ましょうよ♪」
「いや、君は何を言っているの?頭大丈夫?緊張し過ぎて変になった?」
「ムー、そんなことないですよ。だから、一緒に寝ましょうよ♪」
「………だが断る!」
「ええー」
って感じで過ごした。………いや、特に何もなかったわけではなかったわ。
こうして俺と彼女、ミルラ王女とともに次の日に入試に挑んだ。
一日目
俺は剣を造り出しては壊してを繰り返す。彼女は氷を造り出してモンスターを狩ったり、俺の剣に光魔法で造った光を反射させて俺の邪魔をしていた。いや、何してんのよ。ねぇ、君王女だよね。何邪魔してんだよ。
二日目
俺たちは街の外に出て、モンスターを狩りまくってお金に換えて貯金していた。
「………君は何の魔法使えるの?」
「水と光が使えて、ユニーク魔法で鏡魔法が使えますよ♪」
「いや、君の光魔法と鏡魔法のコンボが強すぎなんだけど……」
って感じで彼女の強さをかなり実感した。そして、かなり儲かりました!いぇーい!
三日目
この日は入試で使う必殺技?の練習をした。まあ、俺は剣魔法以外は初級魔法までしか使えないから剣魔法しか使わないんだよね。だから、そこまで悩むことなく必殺技?の練習をした。
彼女はずっと水魔法の派生である氷魔法と光魔法の組み合わせとか光魔法と鏡魔法のコンボとかを試していた。……別に必殺技?の練習をするのはいいんだが、いちいち地形を変える威力を出すんじゃないよ!近くにいた俺がめちゃくちゃ危険だったんですけど!
四日目
この日は街を探索した。入試で使う道具を揃えたり、二日目で貯めたお金を使って美味しいご飯を食べたりした。街の中でも一番気になったのが、教会とか図書館辺りかな。次の日にでも行ってみようと思った。
五日目
前の日に考えていたように、まずは教会に行った。初めて入った教会はアニメやゲームの中に出てくるような造りだった。その時に俺は彼女にこの世界の神について聞いた。
「なあ、この世界にはどんな神が信仰されてんの?」
「そうですね。たしか、この世界には七人の神がいると伝えられています。火の神イフリート、水の神セイレーン、土の神タイタン、風の神シルフィ、光の神ゼウス、闇の神ペルセポネ、そして最後に、死の神タナトスです。この七人の神によってこの世界は成り立っていると伝えられています。我々ヒューマンは基本的に光の神ゼウスを信仰し、闇の神ペルセポネと死の神タナトスを邪教としています。あとは種族によって信じる神は違いますね」
「ほへぇー。神が七人もいるのか。ちなみに君は何の神を信仰しているの?」
「私ですか?私はですね、光の神ゼウスですよ♪」
「理由とかあんの?」
「あるにはあるんですが………ええとですね、実は神を信仰することによって恩恵を与えられるです。恩恵と言えば聞こえはいいですが、まあ、簡単に言えば信仰している神と同じ属性の魔法の威力などが上がるんです」
「なるほどなぁ、俺もなんか信仰したがいいかな。うーん、よし!死の神タナトスにしよう!」
「え!なんでですか!」
いや、だってカッコいいじゃん。死神なんて呼ばれてみたいわ。
という具合に教会で過ごしていた。
六日目
この日は街の図書館へと行った。図書館の大きさは国立図書館よりは確実に大きいくらいだ。
「うわっ!広いなー。こんな図書館あっちの世界でも見られないぞ」
「一応ここはオーベル国最大の図書館ですからね」
そこに広がっていたのは、見渡す限りにある本棚があった。数えきれないほどの本があって、その多さに圧倒された。
とりあえず俺はこの世界の歴史について書かれている本を読んで一日を過ごした。
七日目
この日は入試前日だったので、特にする事もなくゆっくり過ごした。
「お兄ちゃん、今日は一緒に寝ましょうよ♪」
「いや、君は何を言っているの?頭大丈夫?緊張し過ぎて変になった?」
「ムー、そんなことないですよ。だから、一緒に寝ましょうよ♪」
「………だが断る!」
「ええー」
って感じで過ごした。………いや、特に何もなかったわけではなかったわ。
こうして俺と彼女、ミルラ王女とともに次の日に入試に挑んだ。
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