馨の愛しい主の二人

玟が行方不明になる話

あの時、楊、蛇、凛と一緒にいる毎日だった。


だが、ある日　学校から帰る前の俺はまだ能力発動してなかったんだが・・・


学校と自宅の往復の毎日だった俺がストーカーにあっていた。


それが香港のＳＭの人だったらしい。


ある日　楊の見てる前で能力発動してしまい、チェーンで制御され、後は能力をしっかり使えるように訓練する筈だった。


ーだが、学校から帰る途中　俺は拐われた。


拐われた先で檻の中に居たのは竜虎達だった。


・・おまえも拐われたのか。


なんで拐われたんだろう？


・・・ここはＳＭ店らしい。回りにいる檻の中にいる子達にＳＭのイロハを習わせて　見極められ、使える子、使えない子と分けられるらしい。


使えない子は？


・・・


竜虎は口をつぐんで唾を飲み込んでから口を開いた


・・・飼われ、アナル処女とかマンコ処女を奪って首輪つけられ逃げられない毎日を送られるらしい。


・・・・！


俺は絶句した。


琰媿も話した


ーなぁ？俺達が成長したら・・・ここから離れて日本に行かないか？そこで裏ＳＭ店を作るんだ。奴らと違った真逆を作ればいい


・・・そうするしかないな。俺達は拐われた身だ。


そして施設でＳＭのイロハを覚えさせられ、調教もするようになり、俺達は使える子だと認定され、俺達の体のどこかにー・・・GPSを入れられ、逃げる道を断たされた。


だけど俺達はチャンスをねらって　施設から逃げ、俺達だけでナイフを使ってGPSを取りどこかに捨ててから血止めをしたんだ。


で、俺達は名前を偽りパスポートを作って日本に逃げてきて　俺達が得たお金を日本円に変えて最初の裏ＳＭ店を作った。


そこからはお察しの通りだ。


まぁ、あの豚は処刑したしな。


ああ


馨が玟達の目を通して話した


・・・諦めてなかったわけね。


ん？


はぁ！？


組織？ってのが玟様達の存在を見つけられたみたいだね。


・・・・どうやってだろうな。


馨が指を差した


上


上って・・・衛星か！


うん。組織は諦めていなかったみたいだね。玟様達を連れ戻して再教育するつもりだね。


いただけないなー


ああ


馨が話した


大丈夫。


ん？


あ？


多分・・・４日後かな？その日が　組織滅亡するよ。韓国のある場所で地震が起きる。で、建物、崩れ死ぬよ。


・・・へぇ。なるほどなるほど


で、玟様達が警察に拐われた経緯の書類を渡せば　飼われた子とかは取り戻して家族に帰せる筈。玟様達は俺から離れないんでしょ？それに　楊達に会えたし？


・・・ああ。そうだな。そうするか。