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【第二章】婚約者編
12. 興奮する王子、逃げたい私
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翌朝、目を覚ますと隣にレオンがいた。その綺麗な目を閉じ、幸せそうに私に身を寄せている。そしてその手は、ぎゅっと私を抱きしめたままだ。
どぎまぎする私は慌てて身を離そうとするが、なかなか離してくれない。そして、体の奥底が重く痛むのだった。
私……とうとうしちゃったんだ。だけどそれは、予想以上に辛いものだった。
辛かったけど、幸せだった。レオンがこうも私を愛してくれているということが、すごく良く分かった……
「ローザ……」
甘く掠れた声で名前を呼ばれる。真っ赤な顔でレオンを見ると、眠そうに目を開け私を見、またぎゅっとベッドに引き込まれる。剥き出しの体が触れ、また胸がドキドキと音を立てる。
レオンは私を抱きしめたまま、後ろから頬にチュッと軽くキスをする。
「ローザには辛い思いをさせてしまった」
切なげに囁くレオンに、頬を染めた私は告げる。
「辛くないよ。私、すごく幸せだよ」
「……幸せ?」
「うん。こんなにも愛されて、幸せだなあって」
レオンはくるっと私の体の向きを変える。レオンと向き合う体勢になり、その綺麗な顔が間近に見える。私は案の定さらに真っ赤になってしまう。いつまで経っても、レオンの綺麗な顔には慣れない。
こんな私を見て、レオンは幸せそうに目を細めた。
「私も幸せだ。出来ればもう一回抱きたいくらいだが、それはローザが辛いから我慢しよう」
そんな直球で言わなくても……いちいち恥ずかしく思う私に、彼はぽつりと告げた。
「魔力交換の噂は、迷信だったのか。
私はローザが辛くないと信じていたから……」
「迷信かもしれないけど、私は辛くないよ」
レオンは切なげな顔で私を見て微笑む。相変わらずイケメンすぎてドキドキする。そして、昨夜のイケメンの悶え耐える姿も、なかなか目に毒だった。だけど私は、このイケメンと今後もずっと付き合っていかなければならない。いや、付き合っていきたい。
「さあ、今日はハンスにロスノック帝国に帰るよう、説得しなければならない」
レオンは身を起こし、シャツを羽織る。
「もしかして、レオンはまたクレームを言うの?」
くすくす笑う私の頬に口付けをして、
「さあ、どうだろう」
レオンは甘い声で答えた。
「私はローザを抱いてから、私を悪役にされた怒りなんて消えてしまった。
ローザが私のことを信じてくれればそれでいい」
レオンを見て、私こそクレームを言ってしまいそうだと思った。レオンはこんなに甘くて優しい人なのに、ゲームでは人格崩壊をさせられた。
だけど、レオンの甘さを知っているのも、私だけの特権かもしれない。だから、まあいいやとも思うのだった。
◆◆◆◆◆
待ち合わせのゲーム会社本社は、仙台市の中心部にある立派なビルだった。受付で名前を告げると、八階の会議室へ上がるように告げられた。外部が見えるガラス張りのエレベーターの中で、レオンが興奮していたのは言うまでもない。
そしてエレベーターの扉が開くと、
「お待ちしておりました」
私よりも少しだけ歳上だと思われる男性が頭を下げる。
ピシッとダークグレーのスーツを着て、黒い髪を流している。目鼻立ちはしっかりしていて、どこか日本人離れしている。
「お待ちしておりました、浜田様。……れ、レオン様」
レオン様の部分だけ、明らかに声が上擦っている。そして会議室に入ると彼は、私たちに名刺を差し出した。
「ライトニング・エンターテイメント株式会社の反須百合夫と申します」
反須百合夫……その名前を聞いて愕然とした。彼はロスノック帝国出身のハンスではなく、純粋な日本人なのだろう。せっかく仙台まで来たのに、反須さんはハンスではなかったのだ。
意気消沈した私は、がっくりとしながら挨拶をする。
「浜田薔薇と申します。
今日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます」
そう言いながらも、反須さんがハンスでないのなら、さっさと引き上げようと思った。
私の隣に座るレオンが
「私はレオンという名だ。ロスノック帝国……」
なんて自己紹介し始めるから、
「そ、そうだよね!!レオンは、反須さんの作られたゲームのファンなんだよね!」
慌ててその言葉を遮った。反須さんがハンスでないのなら、本当のことを言ってはいけない。頭がおかしいと思われるだけだから。
案の定、反須さんは苦笑いをして、
「あ、ありがとうございます」
だなんて言う。そしてレオンは、私が話を遮ったことにムッとする。
こんな私たちの様子を見て、
「失礼ですが……」
反須さんは遠慮がちに聞いた。
「お二人は、どういった関係ですか? 」
そして私が答える間もなく、レオンが口を開いたのだ。
「ローザは私の婚約者だ。ローザは私に惚れている」
ちょっと!いきなりそんなこと言わないでよ!!間違いではないんだけど……!!
きっと睨む私を見て、レオンは甘く微笑んで私の手を握る。
「そうだろう?昨夜も甘い夜を過ごした」
それを思い出して、私は真っ赤になる。今まではこれも戯言だと流していたが、もう戯言ではない。
「照れるローザも可愛い」
レオンは恥ずかしくないのだろうか。私はとても恥ずかしい。なにも初対面の反須さんの前で、いちゃいちゃアピールしなくてもいいだろう。
反須さんはぽかーんとした表情で私たちを見ている。きっと、レオンの言動にドン引きしているのだ。レオンは知らないだろうが、日本では恥じらいの文化というものがある。初対面の人の前で、いちゃつくことなんて普通はしないのだ!
「は、反須さん!申し訳ありません!!」
私はレオンの手を振り払いながら告げる。
「私たちはハンスという名の男性を探していましたが、人違いのようです!!」
そして、この場をそそくさと去ろうと思った。私は見ず知らずのハンスさんに、レオンといちゃつく場面を見せに来たわけではないのだから。
だが……
「殿下は、その女性と結婚されるのですか? 」
反須さんの言葉に、私はあんぐり口を開けて彼を見ていた。
反須さんは、ロスノック帝国出身のハンスだったのだ。
どぎまぎする私は慌てて身を離そうとするが、なかなか離してくれない。そして、体の奥底が重く痛むのだった。
私……とうとうしちゃったんだ。だけどそれは、予想以上に辛いものだった。
辛かったけど、幸せだった。レオンがこうも私を愛してくれているということが、すごく良く分かった……
「ローザ……」
甘く掠れた声で名前を呼ばれる。真っ赤な顔でレオンを見ると、眠そうに目を開け私を見、またぎゅっとベッドに引き込まれる。剥き出しの体が触れ、また胸がドキドキと音を立てる。
レオンは私を抱きしめたまま、後ろから頬にチュッと軽くキスをする。
「ローザには辛い思いをさせてしまった」
切なげに囁くレオンに、頬を染めた私は告げる。
「辛くないよ。私、すごく幸せだよ」
「……幸せ?」
「うん。こんなにも愛されて、幸せだなあって」
レオンはくるっと私の体の向きを変える。レオンと向き合う体勢になり、その綺麗な顔が間近に見える。私は案の定さらに真っ赤になってしまう。いつまで経っても、レオンの綺麗な顔には慣れない。
こんな私を見て、レオンは幸せそうに目を細めた。
「私も幸せだ。出来ればもう一回抱きたいくらいだが、それはローザが辛いから我慢しよう」
そんな直球で言わなくても……いちいち恥ずかしく思う私に、彼はぽつりと告げた。
「魔力交換の噂は、迷信だったのか。
私はローザが辛くないと信じていたから……」
「迷信かもしれないけど、私は辛くないよ」
レオンは切なげな顔で私を見て微笑む。相変わらずイケメンすぎてドキドキする。そして、昨夜のイケメンの悶え耐える姿も、なかなか目に毒だった。だけど私は、このイケメンと今後もずっと付き合っていかなければならない。いや、付き合っていきたい。
「さあ、今日はハンスにロスノック帝国に帰るよう、説得しなければならない」
レオンは身を起こし、シャツを羽織る。
「もしかして、レオンはまたクレームを言うの?」
くすくす笑う私の頬に口付けをして、
「さあ、どうだろう」
レオンは甘い声で答えた。
「私はローザを抱いてから、私を悪役にされた怒りなんて消えてしまった。
ローザが私のことを信じてくれればそれでいい」
レオンを見て、私こそクレームを言ってしまいそうだと思った。レオンはこんなに甘くて優しい人なのに、ゲームでは人格崩壊をさせられた。
だけど、レオンの甘さを知っているのも、私だけの特権かもしれない。だから、まあいいやとも思うのだった。
◆◆◆◆◆
待ち合わせのゲーム会社本社は、仙台市の中心部にある立派なビルだった。受付で名前を告げると、八階の会議室へ上がるように告げられた。外部が見えるガラス張りのエレベーターの中で、レオンが興奮していたのは言うまでもない。
そしてエレベーターの扉が開くと、
「お待ちしておりました」
私よりも少しだけ歳上だと思われる男性が頭を下げる。
ピシッとダークグレーのスーツを着て、黒い髪を流している。目鼻立ちはしっかりしていて、どこか日本人離れしている。
「お待ちしておりました、浜田様。……れ、レオン様」
レオン様の部分だけ、明らかに声が上擦っている。そして会議室に入ると彼は、私たちに名刺を差し出した。
「ライトニング・エンターテイメント株式会社の反須百合夫と申します」
反須百合夫……その名前を聞いて愕然とした。彼はロスノック帝国出身のハンスではなく、純粋な日本人なのだろう。せっかく仙台まで来たのに、反須さんはハンスではなかったのだ。
意気消沈した私は、がっくりとしながら挨拶をする。
「浜田薔薇と申します。
今日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます」
そう言いながらも、反須さんがハンスでないのなら、さっさと引き上げようと思った。
私の隣に座るレオンが
「私はレオンという名だ。ロスノック帝国……」
なんて自己紹介し始めるから、
「そ、そうだよね!!レオンは、反須さんの作られたゲームのファンなんだよね!」
慌ててその言葉を遮った。反須さんがハンスでないのなら、本当のことを言ってはいけない。頭がおかしいと思われるだけだから。
案の定、反須さんは苦笑いをして、
「あ、ありがとうございます」
だなんて言う。そしてレオンは、私が話を遮ったことにムッとする。
こんな私たちの様子を見て、
「失礼ですが……」
反須さんは遠慮がちに聞いた。
「お二人は、どういった関係ですか? 」
そして私が答える間もなく、レオンが口を開いたのだ。
「ローザは私の婚約者だ。ローザは私に惚れている」
ちょっと!いきなりそんなこと言わないでよ!!間違いではないんだけど……!!
きっと睨む私を見て、レオンは甘く微笑んで私の手を握る。
「そうだろう?昨夜も甘い夜を過ごした」
それを思い出して、私は真っ赤になる。今まではこれも戯言だと流していたが、もう戯言ではない。
「照れるローザも可愛い」
レオンは恥ずかしくないのだろうか。私はとても恥ずかしい。なにも初対面の反須さんの前で、いちゃいちゃアピールしなくてもいいだろう。
反須さんはぽかーんとした表情で私たちを見ている。きっと、レオンの言動にドン引きしているのだ。レオンは知らないだろうが、日本では恥じらいの文化というものがある。初対面の人の前で、いちゃつくことなんて普通はしないのだ!
「は、反須さん!申し訳ありません!!」
私はレオンの手を振り払いながら告げる。
「私たちはハンスという名の男性を探していましたが、人違いのようです!!」
そして、この場をそそくさと去ろうと思った。私は見ず知らずのハンスさんに、レオンといちゃつく場面を見せに来たわけではないのだから。
だが……
「殿下は、その女性と結婚されるのですか? 」
反須さんの言葉に、私はあんぐり口を開けて彼を見ていた。
反須さんは、ロスノック帝国出身のハンスだったのだ。
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