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第二十二章 鬼の義肢と襲いくる災難
雑談
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僕をが酒呑と言い争いを始めたと思ったのだろう。リンが割って入り、まぁまぁと僕を酒呑から引き離した。
そして酒呑に聞こえないように小さな声で囁く。
「……君は知ってるんだろうけどさぁ、彼やばいんだよ。色々……強さだけじゃなくてさ。だからさ、あんまり喧嘩とかしない方がいいよ」
僕の身を心配してくれているのだろうか、そうなら嬉しい。例え妙な趣味からくるものであったとしても。
『何話しとるんや変態』
「あぁちょっとね……って誰が変態だ!」
『……遅い、五点。さっきの儲け話か?』
何の採点なのかは置いておいて、儲け話というのを聞いておこう。
「儲け話って?」
「……儲けってほどでもないけど、裏社会の死体処理業なら彼でも出来るんじゃないかって」
『ええ話やろ。運良く新鮮な死体もろたらそれが飯になるし、金も貰える』
新鮮な死体が飯、か。食人というのはそんなに良いものなのか、他に美味しいものなんていくらであると思うのだが。まぁ、人間と鬼の感覚が同じとは思えないし、それは別にいい。
「裏社会って……」
『あぁ? なんや。金返せ言うといて真っ当に働いた綺麗な金やなかったら受け取らへんとか言わんやろうなぁ』
「いや、返してもらえるならなんでもいいんだけどさ。死体が出る原因が気になって」
『ゴロツキ共の喧嘩やろ』
それなら当人同士の問題だからどうでもいいけれど。
もし少し前のナハトファルター族のように奴隷や研究材料として連れてこられた人々だったら、と思うと素直に返事が出来ない。
「俺も詳しくは知らないけどさ、抗争で出る死体やライバル企業のスパイがほとんどらしいよ?」
「……どこから手に入れた情報なんですか?」
「…………匿名掲示板だけど」
『何気にしとるんな頭領は』
「いや、気にするよ。そんな仕事が必要なくらい人が死んでるってなると、魔物とか関わってそうだし」
酒呑は呆れたように深くため息をつき、首を振って僕の肩に手を置いた。子供に諭すように、ゆっくりと話し出す。
『あんな、頭領。人間って割とそういうもんやねん。結構殺し合いしよんねんて。俺ら鬼が全盛期の頃でも俺らが攫ったより人が殺した方が多かったで』
「でも……っ!」
反論しようとしたところでリンが割って入る。僕達を引き離し、諌めた。
「変な死体見つけたらヘル君に連絡、でいいんじゃないですか?」
『おー、ええのぉ、流石学者センセーは言うことちゃいますなぁ』
「いやぁそれほどでも……ヘル君はどう?」
人間が人間に殺されているのならどうでもいい、と言った覚えはないのだが、二人はそう解釈しているらしい。
僕は当人同士で理解した上での殺し合いならどうでもいいと思っただけで、集団対一人や拉致や人体実験までは許容していない。
『で、変な死体てどう見分けんの?』
「えっ? えー……分かんないですか」
『分からへんよ。そら魔物の喰い残しとかやったら見たら分かるけどな』
「うーん、どう? ヘル君」
「…………あ、魔力とかじゃなくてさ、その……死体の損傷具合? とか見てさ、たくさんの人から殴られてたり、変な器具使った痕だったりとかで判断出来る?」
それが出来れば個人の諍い以外のものを見分けられる。
個人の諍いならきちんと法的処置が取られるべきだとは思うが、僕はそこまで関わりたくないし、この国の体制もよく知らないから意見出来ない。
「フクロにしたっぽいのんやら針の痕っぽいのんやら見つけたら頭領に言ったらええねんな」
「うん、お願い」
「……あのさ、提案しておいてなんなんだけどヘル君本当にいいの? 普通に犯罪者だよ?」
「元から犯罪者みたいなものですし」
その現場を見た事はないが、鬼達は確実に人肉を喰っている。主食がどうかは知らないが、喰ったことはあるし、今後も喰い続けようとしている。
積極的に人間を狩らないのなら別にいいかな、なんて僕の感覚も麻痺してきた。
「……そうだね。食人鬼だったね」
『鬼やけど』
「…………そうだね。あ、ねぇ人ってどんな味するの?」
リンは歳に似合わない無邪気な表情で酒呑に尋ねた。酒呑は少し面食らったようだったが、口に手を当てて虚空を見上げ、思い出すような仕草を始めた。
『肉自体は不味い』
「えっ」
『人間喰いそうなもんに例えたら……せやな、猪とかやろか。鹿とか馬とか……うぅん、人間からしたら臭いキツいんちゃう?』
「あー……獣って臭み強いらしいね。人間もか……」
『俺ら魔物やからなぁ、肉そのものの味やのうて魔力の味を重視するんや。魔力で言うたら人より美味いもんはそう無いわ』
「魔力……なるほど」
リンは何に興味があって真面目に聞いているのだろうか。
人を……それも兄を喰ったことがある僕は彼らの会話を不快な気持ちで聞いていた。
『魔力の味は人間には分からへんやろうなぁ、分かっとったら喰っとるやろうし』
「……食人鬼って大体若い女がいいって言うんだけど、どうなの?」
どこで手に入れた情報なのだろうか。いや、聞いても不快になるだけだろうし黙っておこう。
『人間はそら柔らかい肉好きやからやろ。魔物が若い女好きなんは女の方が魔力溜め込んどるからや、腹ん中で生命作れるようなっとるからなぁ。だから若い女……孕めるようになって何年か経った処女が格別美味い。一定の歳越えると溜め込める絶対量が減ってくるからその際がええなぁ』
「へー……なんで処女?」
『せやから魔力。人間腹ん中で作ったら溜め込んだ魔力減るに決まっとるやろ? 作らんくてもその行為したら一緒、ちょっと減るんや』
「ふーん。ところで俺童貞なんだけど味どうなの?」
『……一回も出してへん言うんやったら美味いやろな。そもそも肉硬そうやしスカスカそうやし喰いたないけど』
「なるほど……ぁ、でも最近してないな。キマイラ達がうるさいからそんな気にならなくて……」
『…………そんなん知りとないからこの話やめへん?』
意外にも話を切り上げたのは酒呑の方だった。
僕は話の内容のせいか苛立って唸り始めたアルを宥めるのに必死で、リンを咎めることも酒呑に遠慮を促すことも出来なかった。だから酒呑には心の中で賛辞を送っておく。
リンは渋々と言った様子で黙り、恨めしそうに酒呑を見つめた。だが酒呑に睨み返され、すぐにそっぽを向いて下手くそな口笛を吹いた。
僕達が無言になってしばらくすると、茨木が満足そうな顔をして戻ってくる。黒い靴下に包まれた足がベルト付きのブーツに締められて、さらに足が細く見えた。
『おー……変わってへんな?』
『そら隠し武器ですから。見えてたらあきまへん』
『そらそうやな。見せてくれんか』
『はぁい、仰せのままに』
茨木は右腕の袖を捲り上げ、左手を右肘に添える。
中指と薬指間から腕が裂けるように割れ、機械の断面が露出し、筒が造られていく。変形所要時間はおよそ二秒半と言ったところか。
『……なんやこれ』
『銃です。試し打ち……してええ?』
『ええんちゃう?』
「 待 っ て ! 撃たないで、適当に返事しないで、許可取ろうとくらいはして!」
僕が鬼達を止めている間、茨木の腕を改造した彼らが壁に二重の円を描く。
「……え? 撃っていいの?」
『──許可、此処はもう破棄する』
『よっしゃ撃て茨木。他のんもあるんやったらそれもやれ』
『はぁーい』
茨木は銃を構え、酒呑は僕に勝ち誇った笑みを向ける。ぴゅん、と銃を撃ったとは思えないような高い電子音が鳴り、一瞬遅れて円が描かれた壁が吹き飛ぶ。床に空いた穴ぼこと同じように、凄まじい熱で溶かされた鉄がどろりと落ちた。壁に作られた穴は真円で、断面は赤く光っていた。
『…………すごい』
当の本人も惚けた顔で壁の穴を見ていた。
『……もう俺より強いんちゃうん。嫌やで。頭領何とかしてーや』
「えっ……知らないよ。お酒飲んでばっかだから悪いんだろ、大人しく捨てられなよ」
面倒臭い酒呑の絡みを彼の見当違いの返事で躱し、茨木に「他の武器も試して欲しい」とねだる。僕もその恐ろしく強力な武器に好奇心が湧いてきた。
そして酒呑に聞こえないように小さな声で囁く。
「……君は知ってるんだろうけどさぁ、彼やばいんだよ。色々……強さだけじゃなくてさ。だからさ、あんまり喧嘩とかしない方がいいよ」
僕の身を心配してくれているのだろうか、そうなら嬉しい。例え妙な趣味からくるものであったとしても。
『何話しとるんや変態』
「あぁちょっとね……って誰が変態だ!」
『……遅い、五点。さっきの儲け話か?』
何の採点なのかは置いておいて、儲け話というのを聞いておこう。
「儲け話って?」
「……儲けってほどでもないけど、裏社会の死体処理業なら彼でも出来るんじゃないかって」
『ええ話やろ。運良く新鮮な死体もろたらそれが飯になるし、金も貰える』
新鮮な死体が飯、か。食人というのはそんなに良いものなのか、他に美味しいものなんていくらであると思うのだが。まぁ、人間と鬼の感覚が同じとは思えないし、それは別にいい。
「裏社会って……」
『あぁ? なんや。金返せ言うといて真っ当に働いた綺麗な金やなかったら受け取らへんとか言わんやろうなぁ』
「いや、返してもらえるならなんでもいいんだけどさ。死体が出る原因が気になって」
『ゴロツキ共の喧嘩やろ』
それなら当人同士の問題だからどうでもいいけれど。
もし少し前のナハトファルター族のように奴隷や研究材料として連れてこられた人々だったら、と思うと素直に返事が出来ない。
「俺も詳しくは知らないけどさ、抗争で出る死体やライバル企業のスパイがほとんどらしいよ?」
「……どこから手に入れた情報なんですか?」
「…………匿名掲示板だけど」
『何気にしとるんな頭領は』
「いや、気にするよ。そんな仕事が必要なくらい人が死んでるってなると、魔物とか関わってそうだし」
酒呑は呆れたように深くため息をつき、首を振って僕の肩に手を置いた。子供に諭すように、ゆっくりと話し出す。
『あんな、頭領。人間って割とそういうもんやねん。結構殺し合いしよんねんて。俺ら鬼が全盛期の頃でも俺らが攫ったより人が殺した方が多かったで』
「でも……っ!」
反論しようとしたところでリンが割って入る。僕達を引き離し、諌めた。
「変な死体見つけたらヘル君に連絡、でいいんじゃないですか?」
『おー、ええのぉ、流石学者センセーは言うことちゃいますなぁ』
「いやぁそれほどでも……ヘル君はどう?」
人間が人間に殺されているのならどうでもいい、と言った覚えはないのだが、二人はそう解釈しているらしい。
僕は当人同士で理解した上での殺し合いならどうでもいいと思っただけで、集団対一人や拉致や人体実験までは許容していない。
『で、変な死体てどう見分けんの?』
「えっ? えー……分かんないですか」
『分からへんよ。そら魔物の喰い残しとかやったら見たら分かるけどな』
「うーん、どう? ヘル君」
「…………あ、魔力とかじゃなくてさ、その……死体の損傷具合? とか見てさ、たくさんの人から殴られてたり、変な器具使った痕だったりとかで判断出来る?」
それが出来れば個人の諍い以外のものを見分けられる。
個人の諍いならきちんと法的処置が取られるべきだとは思うが、僕はそこまで関わりたくないし、この国の体制もよく知らないから意見出来ない。
「フクロにしたっぽいのんやら針の痕っぽいのんやら見つけたら頭領に言ったらええねんな」
「うん、お願い」
「……あのさ、提案しておいてなんなんだけどヘル君本当にいいの? 普通に犯罪者だよ?」
「元から犯罪者みたいなものですし」
その現場を見た事はないが、鬼達は確実に人肉を喰っている。主食がどうかは知らないが、喰ったことはあるし、今後も喰い続けようとしている。
積極的に人間を狩らないのなら別にいいかな、なんて僕の感覚も麻痺してきた。
「……そうだね。食人鬼だったね」
『鬼やけど』
「…………そうだね。あ、ねぇ人ってどんな味するの?」
リンは歳に似合わない無邪気な表情で酒呑に尋ねた。酒呑は少し面食らったようだったが、口に手を当てて虚空を見上げ、思い出すような仕草を始めた。
『肉自体は不味い』
「えっ」
『人間喰いそうなもんに例えたら……せやな、猪とかやろか。鹿とか馬とか……うぅん、人間からしたら臭いキツいんちゃう?』
「あー……獣って臭み強いらしいね。人間もか……」
『俺ら魔物やからなぁ、肉そのものの味やのうて魔力の味を重視するんや。魔力で言うたら人より美味いもんはそう無いわ』
「魔力……なるほど」
リンは何に興味があって真面目に聞いているのだろうか。
人を……それも兄を喰ったことがある僕は彼らの会話を不快な気持ちで聞いていた。
『魔力の味は人間には分からへんやろうなぁ、分かっとったら喰っとるやろうし』
「……食人鬼って大体若い女がいいって言うんだけど、どうなの?」
どこで手に入れた情報なのだろうか。いや、聞いても不快になるだけだろうし黙っておこう。
『人間はそら柔らかい肉好きやからやろ。魔物が若い女好きなんは女の方が魔力溜め込んどるからや、腹ん中で生命作れるようなっとるからなぁ。だから若い女……孕めるようになって何年か経った処女が格別美味い。一定の歳越えると溜め込める絶対量が減ってくるからその際がええなぁ』
「へー……なんで処女?」
『せやから魔力。人間腹ん中で作ったら溜め込んだ魔力減るに決まっとるやろ? 作らんくてもその行為したら一緒、ちょっと減るんや』
「ふーん。ところで俺童貞なんだけど味どうなの?」
『……一回も出してへん言うんやったら美味いやろな。そもそも肉硬そうやしスカスカそうやし喰いたないけど』
「なるほど……ぁ、でも最近してないな。キマイラ達がうるさいからそんな気にならなくて……」
『…………そんなん知りとないからこの話やめへん?』
意外にも話を切り上げたのは酒呑の方だった。
僕は話の内容のせいか苛立って唸り始めたアルを宥めるのに必死で、リンを咎めることも酒呑に遠慮を促すことも出来なかった。だから酒呑には心の中で賛辞を送っておく。
リンは渋々と言った様子で黙り、恨めしそうに酒呑を見つめた。だが酒呑に睨み返され、すぐにそっぽを向いて下手くそな口笛を吹いた。
僕達が無言になってしばらくすると、茨木が満足そうな顔をして戻ってくる。黒い靴下に包まれた足がベルト付きのブーツに締められて、さらに足が細く見えた。
『おー……変わってへんな?』
『そら隠し武器ですから。見えてたらあきまへん』
『そらそうやな。見せてくれんか』
『はぁい、仰せのままに』
茨木は右腕の袖を捲り上げ、左手を右肘に添える。
中指と薬指間から腕が裂けるように割れ、機械の断面が露出し、筒が造られていく。変形所要時間はおよそ二秒半と言ったところか。
『……なんやこれ』
『銃です。試し打ち……してええ?』
『ええんちゃう?』
「 待 っ て ! 撃たないで、適当に返事しないで、許可取ろうとくらいはして!」
僕が鬼達を止めている間、茨木の腕を改造した彼らが壁に二重の円を描く。
「……え? 撃っていいの?」
『──許可、此処はもう破棄する』
『よっしゃ撃て茨木。他のんもあるんやったらそれもやれ』
『はぁーい』
茨木は銃を構え、酒呑は僕に勝ち誇った笑みを向ける。ぴゅん、と銃を撃ったとは思えないような高い電子音が鳴り、一瞬遅れて円が描かれた壁が吹き飛ぶ。床に空いた穴ぼこと同じように、凄まじい熱で溶かされた鉄がどろりと落ちた。壁に作られた穴は真円で、断面は赤く光っていた。
『…………すごい』
当の本人も惚けた顔で壁の穴を見ていた。
『……もう俺より強いんちゃうん。嫌やで。頭領何とかしてーや』
「えっ……知らないよ。お酒飲んでばっかだから悪いんだろ、大人しく捨てられなよ」
面倒臭い酒呑の絡みを彼の見当違いの返事で躱し、茨木に「他の武器も試して欲しい」とねだる。僕もその恐ろしく強力な武器に好奇心が湧いてきた。
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