俺の名前は今日からポチです

ムーン

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まちのぞんだあさ

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部屋の隅に拘束されて、オモチャをずっと動かしたままで、何時間が経っただろう。
窓の外が白んでくる頃、ベッドの上で白い影が動いた。それは幽鬼のようにゆらりと揺れる。俺は疲れていたのか、電気が点るまでそれが雪兎だと気が付かなかった。

「もう五時かぁ……まだ眠いなぁ」

雪兎は欠伸をしながら俺の首輪の紐をリングから外し、自分の手首に巻きつけた。口に詰められたハンカチも引っ張り出され、俺は久しぶりに声を出した。

「ユキ様、ユキ様ぁ……ごめんなさいっ、反省、して……ます。許してっ、ぇ、くださいっ!  お願い、しますっ……」

俺は一晩中与えられ続けた振動に未だ慣れず、中程度の震えに喘ぎながら謝った。

「そう?  うん、なら許してあげる。しっかり反省したご褒美もあげるね」

雪兎はリモコンを操作し、振動を止める。これでまともに話せる──なんて考えは甘い。
雪兎は振動を最強に設定した。

「あっ!?  や、やめ……あぁ、あぁぁぁぁあ!?  な、ゆき、ゆきぃ……っ!  ゆるして、ゆるして!」

「何言ってるの、許してるよ。これはご褒美」

「やだ、いやぁっ!  いや、むり、これ以上イケないぃ!」

「そうだよねぇ、床すっごい汚れてるもん。よくこれだけ出せたね」

「言わないっ、で……くださいっ!」

床は白濁液にまみれている、全部俺が出したものだと思うと、空恐ろしささえ感じた。
雪兎は俺の内腿を揉み、手についた精液を見せてきた。

「これまだ乾いてないね、出したばっかり?  ねぇ、何回イったか覚えてる?」

「覚えてないぃっ!  あっ、は、ぁあっ!  とめ、止めて!  お願い、もうむりぃ……ぁん!」

雪兎は懇願する俺の口に指を突っ込む。三本いっきに根元まで。
舌を弄ばれ、喉の奥を突かれ、俺は吐き気と共に快楽を覚えた。

「精液って苦いって聞くけど、どうなのかな。自分のじゃあ味分かんないのかな?」

「んっ、んっ……ぁ、や、これ、おれのぉ……やだ、きもちわるい……ん、ぐっ……うぅ、もうやめてっ、ください……ユキ様ぁ」

味なんて分からなかった、ただひたすらに気持ち悪かった。
手首まで押し込まれるんじゃないかと思うほどに強引に入れられた手は突然引き抜かれる。

「んっ……ふ、ぁぁ……ユキ様?」

「もうちょっと遊びたいけど……僕は学校あるしね」

雪兎は紐を昨晩よりも下のリングに結ぶ。今度は座っても寝転がっても首が絞まることはない。

「んー……あっ!  そうだ、ちょっと待っててねポチ!」

「ま、まってぇ!  これ止めて……ぁ、やだ、また……ぁあぁっ!」

何回目かも分からない射精、もうほとんど精液は出ない。ただ体を跳ねさせるだけ。
俺は自分が出した精液と……尿も混じっているかもしれない水たまりの中で喘ぎ続けた。

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