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けいたいでんわ、さん
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最新機種の携帯端末を物珍しそうに眺め、雪兎はため息をついた。
「いいなぁー、僕も欲しい。おじいちゃんに頼もうかなぁ、今の壊せば買ってくれるかなぁ」
「ユキ様っ……ぁ、あのっ……なんで、俺っ……踏まれて……」
学校から帰ってきた雪兎に携帯を自慢したら何故か床に正座させられ、椅子に座った雪兎に股間を踏みつけられている。
「……服も玩具もあげてないのにこーんな膨らませてるなんて、何か変なもの調べて見てたんでしょ、浮気者」
「は……!? ち、ちがっ……ぁっ!」
否定しようとすれば強く踏まれ、快感と痛みで声が出なくなる。雪兎に踏まれているという事態に対する興奮、布越しに陰茎を踏まれる刺激、雪兎に苦痛を与えられる悦び、そんなものが混ざり合って俺の呼吸を荒くしていく。
「検索履歴はーっと……わぁほら出たよ、えっちなゲーム調べちゃってさ……」
「違うんですって……本当にっ、それで興奮した訳じゃ、なくてっ……」
「…………そんなにメイドが好き?」
「好きです! って、ぁ、いやっ……ちが……わないですけどぉ!」
不意に雪兎が立ち上がり、踏まれることで与えられる痛みが強くなる。より多くかけられる体重による快楽に目を見開き、雪兎の足を両手で引っ張った。
「メイドねぇ……何? やっぱり自分の命令なんでも聞いてくれる可愛い女の子が好きなんだ?」
「んな訳ないでしょ俺のアルビノ美少女メイドは実は男でクッッソ生意気で仕事サボってて俺のこと蔑んだ目で見ててなおかつエロい挑発してきてそれに反応したら靴履いたまんまこんな感じで踏んでくださるんですよ! 言いなりの何が良いんですかオナホと変わんないじゃないですか!」
「……はぁ!? 何言ってんのポチ、言いなりが至高に決まってるでしょ!? オナホ扱いしても悦ぶようなのが可愛いんでしょ!? どんなに焦らされててもくんくん鳴いてご褒美待ってる可愛い犬が! お仕置きで踏まれてるのにくんくん鳴いて悦ぶ犬が! 最高だろ!?」
雪兎は俺の股間から足を離し、俺は雪兎の前に立ち、呼吸を一旦整えてからまた理想を並べ立てた。
「いいですか最高なのは俺に命令をくれるアルビノ美少年です! えぐいくらいのドSで俺を虐めてくれなきゃ困ります、浮気したら刺されるレベルで嫉妬深い可愛い美少年こそ至高なんですメイド服着て欲しいそして靴履いたまんま踏んで欲しい!」
「最高なのは高身長の褐色イケメンに決まってるだろ!? 女遊び激しそうなのに引くほどドMで僕に叩いて踏んでって言ってくれなきゃ困るよ! 玩具付けて一晩放置しても翌朝抱いてって言ってくるような犬こそ至高だろ犬耳と首輪付けて全裸でワンワン鳴いて僕の足舐めてろ!」
言い終わった雪兎は通学鞄の隣に置かれていた水筒を拾い、飲む。俺も喉が渇いたのでそれを受け取り、飲む。
「そんなに都合のいい美少年が居るわけないだろポチのバカ! 浮気者! なんでそんなにメイド服が好きなのさ、どうしてスカートばっかりなのさ! たまには僕の短パンに反応してよぉ!」
「ユキ様こそ理想高過ぎるんですよ! ドMのイケメンなんて居ませんし居たとしてもユキ様の犬になる確率なんかゼロ未満ですよもはやヌルです! あと俺ユキ様の短パンに反応しないことなんかありませんよ!?」
三度同時に息が切れ、給水と深呼吸の後、睨み合う。
「……改めて聞くよ、ポチは何が好きなの?」
「全体的に白っぽくて目が赤っぽいドSです、ユキ様は何が好きなんです?」
「全体的に黒っぽくて人相の悪いドMの犬だよ」
数十秒の間互いを観察する。頭のてっぺんから爪先までまじまじと眺める。
「…………それ僕じゃない?」
「……それ俺じゃないですか?」
同時に呟く。
「………………メイド服注文してあげる」
「ありがとうございますっ!」
「僕これから宿題するから、机の下に入って。ポチ踏んでるとストレス発散になるんだ」
雪兎の帰宅時既に勃起させていた件は有耶無耶になり、仲直りができたばかりかメイドコスプレの言質も取れた。しかも普段は寂しい宿題タイムに踏んでもらえる。
俺はこの喜びが伝わるようにと雪兎の頬にキスをしてから机の下に潜った。
「いいなぁー、僕も欲しい。おじいちゃんに頼もうかなぁ、今の壊せば買ってくれるかなぁ」
「ユキ様っ……ぁ、あのっ……なんで、俺っ……踏まれて……」
学校から帰ってきた雪兎に携帯を自慢したら何故か床に正座させられ、椅子に座った雪兎に股間を踏みつけられている。
「……服も玩具もあげてないのにこーんな膨らませてるなんて、何か変なもの調べて見てたんでしょ、浮気者」
「は……!? ち、ちがっ……ぁっ!」
否定しようとすれば強く踏まれ、快感と痛みで声が出なくなる。雪兎に踏まれているという事態に対する興奮、布越しに陰茎を踏まれる刺激、雪兎に苦痛を与えられる悦び、そんなものが混ざり合って俺の呼吸を荒くしていく。
「検索履歴はーっと……わぁほら出たよ、えっちなゲーム調べちゃってさ……」
「違うんですって……本当にっ、それで興奮した訳じゃ、なくてっ……」
「…………そんなにメイドが好き?」
「好きです! って、ぁ、いやっ……ちが……わないですけどぉ!」
不意に雪兎が立ち上がり、踏まれることで与えられる痛みが強くなる。より多くかけられる体重による快楽に目を見開き、雪兎の足を両手で引っ張った。
「メイドねぇ……何? やっぱり自分の命令なんでも聞いてくれる可愛い女の子が好きなんだ?」
「んな訳ないでしょ俺のアルビノ美少女メイドは実は男でクッッソ生意気で仕事サボってて俺のこと蔑んだ目で見ててなおかつエロい挑発してきてそれに反応したら靴履いたまんまこんな感じで踏んでくださるんですよ! 言いなりの何が良いんですかオナホと変わんないじゃないですか!」
「……はぁ!? 何言ってんのポチ、言いなりが至高に決まってるでしょ!? オナホ扱いしても悦ぶようなのが可愛いんでしょ!? どんなに焦らされててもくんくん鳴いてご褒美待ってる可愛い犬が! お仕置きで踏まれてるのにくんくん鳴いて悦ぶ犬が! 最高だろ!?」
雪兎は俺の股間から足を離し、俺は雪兎の前に立ち、呼吸を一旦整えてからまた理想を並べ立てた。
「いいですか最高なのは俺に命令をくれるアルビノ美少年です! えぐいくらいのドSで俺を虐めてくれなきゃ困ります、浮気したら刺されるレベルで嫉妬深い可愛い美少年こそ至高なんですメイド服着て欲しいそして靴履いたまんま踏んで欲しい!」
「最高なのは高身長の褐色イケメンに決まってるだろ!? 女遊び激しそうなのに引くほどドMで僕に叩いて踏んでって言ってくれなきゃ困るよ! 玩具付けて一晩放置しても翌朝抱いてって言ってくるような犬こそ至高だろ犬耳と首輪付けて全裸でワンワン鳴いて僕の足舐めてろ!」
言い終わった雪兎は通学鞄の隣に置かれていた水筒を拾い、飲む。俺も喉が渇いたのでそれを受け取り、飲む。
「そんなに都合のいい美少年が居るわけないだろポチのバカ! 浮気者! なんでそんなにメイド服が好きなのさ、どうしてスカートばっかりなのさ! たまには僕の短パンに反応してよぉ!」
「ユキ様こそ理想高過ぎるんですよ! ドMのイケメンなんて居ませんし居たとしてもユキ様の犬になる確率なんかゼロ未満ですよもはやヌルです! あと俺ユキ様の短パンに反応しないことなんかありませんよ!?」
三度同時に息が切れ、給水と深呼吸の後、睨み合う。
「……改めて聞くよ、ポチは何が好きなの?」
「全体的に白っぽくて目が赤っぽいドSです、ユキ様は何が好きなんです?」
「全体的に黒っぽくて人相の悪いドMの犬だよ」
数十秒の間互いを観察する。頭のてっぺんから爪先までまじまじと眺める。
「…………それ僕じゃない?」
「……それ俺じゃないですか?」
同時に呟く。
「………………メイド服注文してあげる」
「ありがとうございますっ!」
「僕これから宿題するから、机の下に入って。ポチ踏んでるとストレス発散になるんだ」
雪兎の帰宅時既に勃起させていた件は有耶無耶になり、仲直りができたばかりかメイドコスプレの言質も取れた。しかも普段は寂しい宿題タイムに踏んでもらえる。
俺はこの喜びが伝わるようにと雪兎の頬にキスをしてから机の下に潜った。
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