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『ルームメイトの服を着てナニしているのを見られちゃいました。』
これってアレと同じだよ…※
しおりを挟む「ああっ!っま…って!…んっ、…だ、……め!」
陰茎の先っぽの穴を右手の親指でぐりぐりといじられながら、竿を俺の手ごと上下に激しくしごかれて、動きもどんどん早くなっていく。
緩急をつけながら身体を巧みに愛撫で操られ、快感が全身を駆け上がり限界へ追いつめられていく。
「あっ、あ…。ああ!……やっ!もっ…はな…し……!」
好きな人に見られながらイキたくない。
そんな淫乱な自分の姿を晒したくない。
このまま出してしまったら涼介の手を汚してしまう。最後の理性を振り絞って達するのを耐えていると、無情な言葉が左耳に囁かれた。
「……だめ。これはお仕置きだよ。」
『お仕置き』という言葉が頭を支配していく。
そうだ。これはお仕置きだった。
気持ち悪いことをしていた自分への罰なんだ。
恥ずかしいけど、こんなに気持ちがいいのも
受け入れないといけない。
甘くて、でも気持ちが良い刺激が強すぎておかしくなる。
…やだ……。涼介の前でイキたくない……。
でも……。
絶頂の兆しに耐え続けて、小刻みにカタカタと震える身体を、涼介はじっと見つめてきた。
左耳の耳たぶを甘噛みされて、ピクリと反応して力が少し抜けた。唇がそのまま左耳に移動し、息を吹きかけられる。
「……ほら、俺の前でイケ。」
冷たく腰に響く低い声に身体がブルっと震えて快感を煽られる。
涼介のこんな欲情を孕んだ声を聞いたことがなく、普段の優しい涼介との違いに一層興奮してしまった。
「あっ、あ…ぁ…、いくっ…いっちゃ!……はぁああ!」
背中が反り返り、身体がひときわ大きい波に全身が襲われる。目の奥がチカチカと火花が散った。
魚のようにビクビクと弛緩するのに合わせて、俺の陰茎からトロリとした白濁がびゅっ、びゅっ、と勢いよく出てくる。
白濁が涼介と俺の手を汚し、俺のお腹にも飛び散った。自分でするときとは、桁違いの快感が身体を貫き、その余韻でぼんやりとして指先さえも動かせない。
荒い呼吸をどうにか鎮めようと、はぁ、はぁ、と肩を上下に動かし息継ぎをする。
「……すげぇ、出た。溜まってたの?」
涼介は右の指先についた白濁を口元に近づけると、俺に見せつけるようにしてペロリとなめとった。
「なっ!?」
その殊更な様子に、耳まで真っ赤に染めあがり驚きで目を見開いて固まってしまった。
涼介はくすっと笑って揶揄っているように見えるが、目はぎらついている。
「ユウちゃんのイキ顔、すごい可愛かった。」
左耳をペロリと舐めあげ囁かれる。まだ達した余韻が残っている身体は、耳へのちょっとしたいたずらも、快感として拾い上げていく。
「はぁ!んんっ」
堪らず声がでて、身体がびくっと上に跳ね上がった。
「…もうエロすぎ……。我慢できない……。」
「そのまま足閉じてて。……ユウちゃん。一緒に気持ちよくなろ?」
そう言うと涼介は、俺をベッドに四つん這いにさせた。抵抗する気力もなく、俺は涼介に成されるがままになる。
後ろではベルトを外しズボンのチャックが降ろしている音がする。
何をさせられるのか分からず、俺は混乱と不安で、後ろを振り返った。
右手で前髪をかき上げた涼介が、はあっとため息をつく顔が見えた。
「……その恰好で涙目とか……。煽ってる?」
「……えっ?…あっ…お……?!」
俺の言葉は途中で途絶えた。
くちゅりと足の間から水音がして、後ろから熱くて固いものが、足の間にゆっくりと刺し入れられた。
自分の先ほど達した精液が、くちゅりと音を出し、固いものの動きを滑らかにしていく。
卑猥な白濁が、自分の陰茎が凶悪なものに擦られるのを手伝っている。
涼介は熱くたぎった自身を、俺の太ももに射し入れると腰を前後に動かし始めた。
「っ!あ!あっ!…んっン!……はぁ!」
お互いの身体がぱちゅっ、ぱちゅっとぶつかり合う。そのたびに、陰茎に涼介の熱く滾ったものが、容赦なく往復して擦り上げていく。
先ほど達したはずの俺の陰茎は、すぐに力を取り戻す。涼介の行為に反応して再び熱を持ち、勃ちあがっている。
(だめ…。こ…んなの……。ヤッてるのと同じだよ……。)
妄想していたことが現実になっているような、でも、こんな刺激が強すぎるのは想像以上で追いつかない。
涼介の左手が脇腹を撫でながら上にのぼり、左の乳房にたどり着くと乳房を揉みしだいた。
人差しの爪で乳首をカリッと引っ掛かれる。
引っ掛かられるのは痛いはずなのに、気持ちが良いなんておかしい。絶妙な力加減に翻弄させられる。
足の間から陰茎を擦り上げられる強制的な刺激と、少し痛みを感じるような乳首への刺激。
強い快感と弱い快感を同時に教え込まれて、もう息も絶え絶えで、耐えられない。
それなのに、涼介はさらに俺をおかしくさせようと身体をこねくり弄ぶ。
「っああん!まっ……!…それ!…っああ!」
腰を掴んでいた涼介の右手が、擦れあっている俺の陰茎と涼介の陰茎を一緒に握りこんだ。
涼介は腰を動かしつつ、激しく手を上下に動かして俺を追いつめる。
「……はぁっ、はぁ……。ユウちゃん……。気持ちいい…?」
涼介が俺の背中に覆いかぶさって、右耳に少し掠れた声で話しかけてくる。
すごく気持ちいい。
気持ちよすぎて頭がおかしくなる。
でも、気持ちいいなんて言葉にできない。
(……聞かないでよ。いじわる……。)
俺は涼介の意地の悪さに妬ましくなって、涼介の目を睨み返した。
「…はぁ、もう…。その顔逆効果……。可愛すぎでしょ……。」
何も言えず睨みつけた俺を咎めるように、左手できゅっと乳首をつままれる。
「っつ!…ああっ!……あっ…んんっ!」
そのまま、つん、つんと人差し指と中指で軽く下に引っ張られる。
涼介に触られるまで何も感じなかったそこが、作り替えられたように明確に快感を感じる。
陰茎を擦るあげる右手と腰の動きがより性急になる。
「あっ!あ…、ぁあっ…、ま…た……!」
先ほど教え込まれた急激な快感の波が、また身体にやってくる気配がする。
もう、そこまでせり上がってきている。
……く…る。……だめ。さっきのが。き…ちゃう。
「はぁ、はぁっ……っ俺もイク……!」
パンッ、パンッ、と素肌がぶつかり合う律動がとたんに早くなり、涼介がラストスパートをかけてくる。
涼介が陰茎を、俺の太ももギリギリまで引きずり出す。
そのまま、ぐっ、とすばやく腰を打ち付けて奥まで入れてくる。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅと太ももの間からは濡れた音が鳴っていて、お互いの熱が溶け合ったように熱い。
涼介の切羽詰まった声と、荒い息遣いが耳元で聞こえてくる。こんなときでも、涼介が俺に興奮しているのが嬉しく感じてしまう。
ダメ押しとばかりに、腰を激しく動かしながら陰茎を扱いていた親指で、先っぽの穴をぐりぐりといじめられた。
「…っん!あ、あっ、あっ!イクッ…!ッイッ……!…はぁんんっ…!!」
「……っン…。」
今まで感じたことのない、すさまじい絶頂に身体ががくがくと震える。
オレは背中を大きくのけ反らせ、涼介のたくましい腕で後ろから抱きしめられた。
陰茎からは白濁がまた、びゅ、びゅっ、と吐き出されている。白濁が吐き出されるたびに気持ちいいのが止まらない。
瞼の裏に火花がチカチカと点滅し、先ほどよりも長い絶頂に浸っている。太ももにトロリと温かな熱を感じ、涼介も達したのだと気が付いた。
しばらく涼介は俺の背中に覆いかぶさり、絶頂の余韻に浸って動けなくなっている俺を、両腕で後ろからぎゅっと抱きしめてきた。
体力と気力の限界で急激な眠気に襲ってくる。
意識が遠のいていく中で、涼介の少し掠れた嬉しそうな声が聞こえた気がした。
「……ユウちゃん、好き。…好きだよ。」
チュッと音がして、左頬に柔らかな感触を感じながら、俺はとうとう意識を手放した。
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