世界のルール【本】

 岩緑の山国に住んでいるロイルは夢が無くて困っていた。
 小さい頃にロイルの同級生の女の子が殺される予感を感じてしまう、しかしそれを阻止する事も出来ず女の子は殺されてしまった。
 それからロイルは人の命を助けたいと思う反面、力のない自分に憤りを覚えていた。

 学生であるロイルは日々授業を受けて、友達も作らず自宅に戻る毎日であった。
 そんな時に自宅のベランダの物入れに1冊の本が置いてあった。
 父親は軍人として働いており、母親は記者として働いている。
 2人はあまり自宅にいなし、ベランダに来ることもない。なので父親と母親の本ではないと思った。そしてこの本に興味を覚えたライルはそれを開いた。

 そこには世界のルールが載っていたのだ。
 それはライルが人々を救うヒーローになる【本】だった。

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