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第4章。「東の地球の誕生」
7、魔族の国⑩⑪
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--魔族の国(010)--
「ドンドン ドンドン ドンドン」
「王女さま!大変です。起きていらしゃいますか?」
衛兵が言った。
アイリアは、扉を開け、「何事ですか?」と言い放った。
すると衛兵の目が、青黒く輝いた。
そして、彼は、剣を抜きアイリアに斬りかかった。
「危ない」裕也は、アイリアを一歩手前で衛兵の剣から救った。
アイリアは、後ろに倒れた。
怒りが込み上げてくる。
「何のつもりだ!」
アイリアは、自分の手に剣を出し、振り払った。
衛兵の首は、跳ね飛んだ。
裕也は、痛烈な痛みを体に感じた。
(うぅぅ)
アイリアは、廊下に出た。
大勢の衛兵が、押し寄せてくる。
「無礼な」そう言い放ち。アイリアは、斬り刻みながら駆けだした。
裕也の体には痛烈な痛みが伝わり続けた。
勝利者の裕也は、魔族の民と血の縁を結び感覚が繋がっていたのである。
アイリアが裕也に与えた欲望が、魔族の民にも移ったのである。
欲望に目覚めた魔族の全ての民が城に押し寄せていた。
王女は、血まみれになりながら、民を斬り刻み続けた。
首を撥ねられた者、胴を真っ二つ切り裂かれた者の血と屍で真っ赤に染まっていく。
地獄のような光景であった。
女王も、その騒ぎに気づいた。
城の外は、夜空が赤色に染まっている。
「血の空。もうだめかもしれない」
女王は、魔族の民が反乱したことを理解した。
そして、王女の身が危ないことを察した。
女王は、裕也の部屋に来た。
裕也は、痛みで気を失い倒れていた。
「なんてことなの」
(最後の手段に出るしかない。
この星を滅ぼすしか。
やっと信仰して平和になると思ったのに、
平和を実現出来なかった)
女王は、地下の秘密の部屋に向かって駆け出した。
悔しさで一杯であった。
--魔族の国(011)--
女王は、階段を猛スピードで降りていく。
最後まで降り切ると大きな扉に突き当たった。
「この星の終わり。破滅の道の扉を開く。
ディザ アウグスド デス エンディット」
そう、女王が言うと。
「ゴゴゴゴ」扉が開いた。
中は、真っ暗である。
「がぅぅぅ がぅぅぅ」
動物の唸り声が響ている。
中から、二つの首がにゅっと出て来る。
二首を持つ龍である。
「ドスン ドシュン」
扉を出ると、むくむく。
体が大きくなり始める。
壁を突き破り、
城の形など気にせずにぶち破っていく。
その時、裕也は気を失っていた。
天から大きな手が降りてきて裕也の体をすくいとって行った。
「ドンドン ドンドン ドンドン」
「王女さま!大変です。起きていらしゃいますか?」
衛兵が言った。
アイリアは、扉を開け、「何事ですか?」と言い放った。
すると衛兵の目が、青黒く輝いた。
そして、彼は、剣を抜きアイリアに斬りかかった。
「危ない」裕也は、アイリアを一歩手前で衛兵の剣から救った。
アイリアは、後ろに倒れた。
怒りが込み上げてくる。
「何のつもりだ!」
アイリアは、自分の手に剣を出し、振り払った。
衛兵の首は、跳ね飛んだ。
裕也は、痛烈な痛みを体に感じた。
(うぅぅ)
アイリアは、廊下に出た。
大勢の衛兵が、押し寄せてくる。
「無礼な」そう言い放ち。アイリアは、斬り刻みながら駆けだした。
裕也の体には痛烈な痛みが伝わり続けた。
勝利者の裕也は、魔族の民と血の縁を結び感覚が繋がっていたのである。
アイリアが裕也に与えた欲望が、魔族の民にも移ったのである。
欲望に目覚めた魔族の全ての民が城に押し寄せていた。
王女は、血まみれになりながら、民を斬り刻み続けた。
首を撥ねられた者、胴を真っ二つ切り裂かれた者の血と屍で真っ赤に染まっていく。
地獄のような光景であった。
女王も、その騒ぎに気づいた。
城の外は、夜空が赤色に染まっている。
「血の空。もうだめかもしれない」
女王は、魔族の民が反乱したことを理解した。
そして、王女の身が危ないことを察した。
女王は、裕也の部屋に来た。
裕也は、痛みで気を失い倒れていた。
「なんてことなの」
(最後の手段に出るしかない。
この星を滅ぼすしか。
やっと信仰して平和になると思ったのに、
平和を実現出来なかった)
女王は、地下の秘密の部屋に向かって駆け出した。
悔しさで一杯であった。
--魔族の国(011)--
女王は、階段を猛スピードで降りていく。
最後まで降り切ると大きな扉に突き当たった。
「この星の終わり。破滅の道の扉を開く。
ディザ アウグスド デス エンディット」
そう、女王が言うと。
「ゴゴゴゴ」扉が開いた。
中は、真っ暗である。
「がぅぅぅ がぅぅぅ」
動物の唸り声が響ている。
中から、二つの首がにゅっと出て来る。
二首を持つ龍である。
「ドスン ドシュン」
扉を出ると、むくむく。
体が大きくなり始める。
壁を突き破り、
城の形など気にせずにぶち破っていく。
その時、裕也は気を失っていた。
天から大きな手が降りてきて裕也の体をすくいとって行った。
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