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第4章。「東の地球の誕生」
8、魔族の国⑫、天照らす神との契約、許しの証
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--魔族の国(012)--
2頭龍、ガウル、一つの体に2つの頭がある竜である。
建物を踏みつぶし、噛み砕き、星を破壊しまくった。
そして、最後は、巨大化し星をまるごと飲み干した。
宇宙の中間(虚空)に、裕也と魔族の女王と娘の王女、
3人が横たわっている。
「南無妙法蓮華経」
裕也の部屋にあるご本尊に向かって唱える者の声があった。
時間は、止まり。
星が再び現れる。再生の法則である。
裕也の口が薄く開いた。
「うぅうぅ」(生きている?)(体が痛い)
「そうだ。生きている。そう蘇ったのだ」
「裕也。お帰り」
少女は、言った。無邪気な可愛らしい声が聞こえた。
「この天使がお前を救うと選んだのだ。
そしてお前は救われた。
同時にお前の体のリレーションのもの。
全てが救われた」
天から声がした。
その声は、荘厳で疑う余地もなく決定であった。
--天照らす神との契約--
裕也は、自分の部屋にいた。
(生きていた。ご本尊のおかげだ)
裕也は、感謝した。
話は、魔族の国へ戻る。
女王も生き返った。
そして、彼女は裕也の部屋にあるご本尊を見た。
「南無妙法蓮華経」
彼女は、その文字を目でなぞり心で読んだ。
やっと本当の信仰心が目覚めたのである。
魔族の星に、日が昇り始めた。
星と言っているので誤解があるが、まだ平面の星である。
平面宇宙である。
宇宙に平面の大地と空気と太陽が浮かんでいる。
「契約を言い渡す。
その本尊を信じるか?」
目の前に、裕也の部屋で見た本尊と同じものがかかっていた。
「はい」女王は、頷いた。
「それでは、守護するが良い」
「あなたさまは、誰ですか?」
女王は、失礼かと思ったが尋ねた。
「天照らす神」
「私も契約の契りとして、私の持つものの精を分け、お譲りします」
魔族の女王は、感謝した。
ものの精とは、ものについている妖精である。
その中に電子の妖精もいた。
天照らす神の住む神の国も明るく光出す。
その妖精のおかげで神の国にも電気が灯ったのである。
--許しの証--
裕也は、起き上がり、真っ先に真菜美を心配した。
その途端に、彼は部屋を出て、街に飛び出していた。
周りは依然と暗い。
どこをどう歩いたか分からないが、
足が焼けるように痛い。
(これは、民の痛みなのか?)
裕也の民とは、誰なのか?
そのとき、時空を超えて裕也の意志がシンクロした。
そこには、十字架を背負ったキリストがいた。
民の苦しみ、心の痛みで、足が燃えるように熱かった。
「イエス様、あなたは、十分、民の苦しみ、痛みを知りました。
もう、あなたは苦しみや痛みから解放されるべきです」
裕也の口から言葉が湧き出てきた。
イエスは、少し微笑んだように思えた。
次の瞬間、裕也は、真菜美の家の前にいた。
裕也の足の痛みは、まだあった。
「どんどんどん」裕也は戸を叩いた。
「だれ?」真菜美は、訝しく思った。
裕也は、戸を叩いた後、疲労から気を失って倒れる。
イエスの十字架を苦しみの象徴のように思う人もいるが、
あの天に召される安らかな顔こそ神の子、使いの証なのである。
神に認められ許された証なのである。
「私が認める。私も認める」主なのである。
それは、私が認める神、神が認める主である。
裕也も再び許されたのである。
痛みは、消えた。
裕也は、「南無妙法蓮華経」を唱える。
しかし、それは、イエスを裏切ったからではない。
「南無妙法蓮華経」が、イエスの心の名前であると理解したからである。
現に裕也の御本尊には、「イエスキリスト」「アラー」「ナイト・ゴッド」「釈迦牟尼仏」「日蓮如来」「阿弥陀如来」の名前が書かれている。
昔通り諸々の天に使える者も書かれている。
即ち裕也の唱える「南無妙法蓮華経」は、始まりの心なのである。
それぞれの神様や仏様は、「南無妙法蓮華経」の従者ではない。
各々の本位の重さは等しく、それは心に持っているものである。
つづく。 次回(見能三界(001))
2頭龍、ガウル、一つの体に2つの頭がある竜である。
建物を踏みつぶし、噛み砕き、星を破壊しまくった。
そして、最後は、巨大化し星をまるごと飲み干した。
宇宙の中間(虚空)に、裕也と魔族の女王と娘の王女、
3人が横たわっている。
「南無妙法蓮華経」
裕也の部屋にあるご本尊に向かって唱える者の声があった。
時間は、止まり。
星が再び現れる。再生の法則である。
裕也の口が薄く開いた。
「うぅうぅ」(生きている?)(体が痛い)
「そうだ。生きている。そう蘇ったのだ」
「裕也。お帰り」
少女は、言った。無邪気な可愛らしい声が聞こえた。
「この天使がお前を救うと選んだのだ。
そしてお前は救われた。
同時にお前の体のリレーションのもの。
全てが救われた」
天から声がした。
その声は、荘厳で疑う余地もなく決定であった。
--天照らす神との契約--
裕也は、自分の部屋にいた。
(生きていた。ご本尊のおかげだ)
裕也は、感謝した。
話は、魔族の国へ戻る。
女王も生き返った。
そして、彼女は裕也の部屋にあるご本尊を見た。
「南無妙法蓮華経」
彼女は、その文字を目でなぞり心で読んだ。
やっと本当の信仰心が目覚めたのである。
魔族の星に、日が昇り始めた。
星と言っているので誤解があるが、まだ平面の星である。
平面宇宙である。
宇宙に平面の大地と空気と太陽が浮かんでいる。
「契約を言い渡す。
その本尊を信じるか?」
目の前に、裕也の部屋で見た本尊と同じものがかかっていた。
「はい」女王は、頷いた。
「それでは、守護するが良い」
「あなたさまは、誰ですか?」
女王は、失礼かと思ったが尋ねた。
「天照らす神」
「私も契約の契りとして、私の持つものの精を分け、お譲りします」
魔族の女王は、感謝した。
ものの精とは、ものについている妖精である。
その中に電子の妖精もいた。
天照らす神の住む神の国も明るく光出す。
その妖精のおかげで神の国にも電気が灯ったのである。
--許しの証--
裕也は、起き上がり、真っ先に真菜美を心配した。
その途端に、彼は部屋を出て、街に飛び出していた。
周りは依然と暗い。
どこをどう歩いたか分からないが、
足が焼けるように痛い。
(これは、民の痛みなのか?)
裕也の民とは、誰なのか?
そのとき、時空を超えて裕也の意志がシンクロした。
そこには、十字架を背負ったキリストがいた。
民の苦しみ、心の痛みで、足が燃えるように熱かった。
「イエス様、あなたは、十分、民の苦しみ、痛みを知りました。
もう、あなたは苦しみや痛みから解放されるべきです」
裕也の口から言葉が湧き出てきた。
イエスは、少し微笑んだように思えた。
次の瞬間、裕也は、真菜美の家の前にいた。
裕也の足の痛みは、まだあった。
「どんどんどん」裕也は戸を叩いた。
「だれ?」真菜美は、訝しく思った。
裕也は、戸を叩いた後、疲労から気を失って倒れる。
イエスの十字架を苦しみの象徴のように思う人もいるが、
あの天に召される安らかな顔こそ神の子、使いの証なのである。
神に認められ許された証なのである。
「私が認める。私も認める」主なのである。
それは、私が認める神、神が認める主である。
裕也も再び許されたのである。
痛みは、消えた。
裕也は、「南無妙法蓮華経」を唱える。
しかし、それは、イエスを裏切ったからではない。
「南無妙法蓮華経」が、イエスの心の名前であると理解したからである。
現に裕也の御本尊には、「イエスキリスト」「アラー」「ナイト・ゴッド」「釈迦牟尼仏」「日蓮如来」「阿弥陀如来」の名前が書かれている。
昔通り諸々の天に使える者も書かれている。
即ち裕也の唱える「南無妙法蓮華経」は、始まりの心なのである。
それぞれの神様や仏様は、「南無妙法蓮華経」の従者ではない。
各々の本位の重さは等しく、それは心に持っているものである。
つづく。 次回(見能三界(001))
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