瞬間移動がやりたくて〜空間魔法編〜

ストレットフィールド

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第99話 サリアのアビリティ

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ある春ののんびりとした午後、シスレーと自室で絵を描いていると

コンコン

「どうぞー」

ガチャリと入って来たのはサリアさんだ

「入るわよ、あらシスレーさんも一緒でしたのね」

「はい、シスレーは僕の絵の先生でもあるので」

「なるほど、だから二人でよく出かけているのですね・・・あら本当、シスレーさんの絵はとても上手ですわね」

サリアさんはシスレーの絵を覗くと、そのうまさに驚いていた

「そうかな~えへへありがとう」

「隣の教会もシスレーがデザインしたんですよ、あっ何か用事でしたよね」

「世の中不公平ね・・・あっそうだわ、ここ座っていい?」

「どうぞ」

サリアさんは、ソファに座るとすこし真面目な顔で

「えっと・・・私がこのPTに入って1週間になるのだけど、いつPT活動をするの?正直家具などを買いそろえると資金の方が少なくなってしまって・・・」

「あー・・・PT活動は基本アルの気分とかで依頼行くぞってなりますからね、う~ん・・・お金ないならあげますよ」

「なるほど・・・お金を恵んでもらうのは嫌・・・セイクリッドストーンはダンジョンがあるよね?それ一人で行って活動してもいいのかしら?」

「いいですけど、あまりお金にならないと思いますよ。アルに聞いてみるので、予定がないなら僕と一緒にダンジョン行きます?案内できますし」

「あっじゃあその時うちも行くよ、サリアさんの召喚術みたいから」

「そう?じゃあお願いね」

スッと立ち上がりサリアさんは出て行った

「サリアさんが冒険者活動している理由聞いてないな、もしお金目当てならいいけど祝福上げだったらあまりこのPTに合わないかもしれませんね」

「そうだね、金銭的に余裕ができてるからみんな切羽詰まってないもんね」

「ちょっと僕アルの所いってきますね」

「はーい、ここ残ってるね」

アルの部屋にいきノックをしてから入ると

「なんだ?珍しいな」

アルはバスターソードとロングソードを手入れしている最中だった。両方とも大事にしてくれているようだ

「サリアさんが、次いつPT活動するのか気になってるみたいです。家具など生活用品も買って資金が少なくなり不安に思ってるそうですよ」

「ふ~ん、金ならPT資金からやればいいじゃねーか」

「僕もそう言いましたけど、断られました。サリアさんの冒険者としての目的も知らないので、一度話をしてあげてください」

「そうか・・・王都から帰ってもう1週間か、分かった今夜話するか。みんなに声かけておいてくれ」

「分かりました」

そこでサリアさんが入って初めてアルがPTメンバーを招集したのだった

夜になりナタリーも来たことにより、アルが話を始める

「今回集まってもらったのは、サリアも入ったことだしこれからのPT活動の話をするが、その前にこのPTの基本的な目標をサリアに話をしてなかったからな」

アルはそう続き、僕達みんなが祝福、ランク、お金と平等に望んでいる事を伝えサリアさんがなぜ冒険者になったのかを聞くことになった

「私は・・・英雄の妻になる為です!」

「・・・おう、そうか少し変わってるが目標は自由だからな」

「はい!それでアルフレッド様が英雄だと思っていますわ!」

笑いそうになるが必死にこらえていると

パシンと頭を叩かれ

「ノエル笑ってんじゃねーよ!」

「いや我慢してたでしょ!」

「ノエル、私の夢をバカにするつもりなの!」

「いえ・・・サリアさんは英雄が好きなんですか?」

「もちろん!特に英雄マーリンは私の憧れの存在なのよ!同じ空間魔法使いなのに・・・ノエルったら魅力が全然ないわ」

「あっはい・・・」

そんな事を言われるが、シスレーが小声でそんな事ないよと言ってくれるのが救いだ。シスレー好き

「ちょっと話が脱線したが・・・サリアの冒険者になった理由は結婚の相手探しって事だな。とりあえず今後の予定としては決めてなかったが、何か依頼うけてみるか?サリアの実力も知りたいしな」

「この時期だと、そろそろウェールズ湖でマウントフロッグの大量発生があるんじゃないのかな?」

「いいなシスレーそれ!久しぶりにPT全員で行ってみるか」

「マウントフロッグっての知らないのですが、大量にいても危なくないんですか?」

「大丈夫だよ、ホーンラビットよりも危険度が低いから。でも量が量だから、ほっといたら川を流れて行ってよその地域で作物を荒らしていくの」

「サリアとナタリーとティアもいいか?」

「いいよー」

「ウェールズ湖なら2泊ほどで帰れますものね、わたくしも大丈夫ですわ」

「はい!アルフレッド様が行く所ならどこへでもついて行きますわ」

「じゃあ明日ギルドへ行って、様子を聞いてくるわ。準備はノエルまかせたぞ」

話合いはすんなりと終わり、アルもこちらから働きかければ動くのかと思った

「ノエル、準備って何か用意するものあるの?」

リビングにサリアさんは残りそわそわした雰囲気に、初めてのPT活動の時の自分を思い出すなと思う

「いえ、基本みんな何も準備しなくていいですよ、僕がやるので。食べたい食事などがあったら一緒に買いに行くぐらいですかね?」

「なにもいらないの?食事も実費じゃないの?」

「いりませんよ、今までどうやってました?」

「今までは全部自分で用意してたわ、当たり前でしょ。私こうみえて料理はアビリティ持ちなのよ」

「おぉ!アルは食べることも好きなので、何か作っていくと喜ぶかもしれませんよ」

「そうだったわ!明日食材買いにいくからついてきなさい!」

思わぬ所でサリアさんの真価がはっきされようとしていた。僕やティア、ナタリーも料理をする、美味しいが普通だ。アビリティ持ちの料理に期待が膨らむのだった



ウェールズ湖行が決まった翌朝

「早いですねサリアさん」

「当然よ、いい食材は朝には売り切れちゃうんだから」

起きて朝食をしようとすると、サリアさんはリビングで準備をして待っていたのだ

「朝食は食べました?」

「いえ、今きたとこだからまだよ。そこまで早起きじゃないわ」

時刻は7:30頃、このPTだと十分早起きだ

「折角なので外で食べましょうか、調味料や欲しい道具はどんどんいってくださいね」

「わかったわ、案内はお願いね」

市場で朝食を買い食べながら、食材を買っていく

「ほんとなんでそんなに買うの?必要ある?」

「あぁ~・・・買える時に買っておいた方が冬越す前の高い時期に買わなくて済みますからね」

「へー、先の事考えてるんだ」

「イベントリのおかげです」

「流石マーリン様と同じ魔法なだけはあるわね」

「あっそんなにマーリンさんが好きなら、後でいいとこ連れて行ってあげますよ」

「え?セイクリッドストーンってマーリン様にゆかりのある土地だったかしら?」

「少しだけですね」

ちょっともったいぶるように笑い、買い物を進めて行った

「こんなものかしら、帰ってはやく料理したいわ」

「なんか本格的な調味料ばかり買いましたね・・・あっじゃあマーリンさんのとこは今度でいいですか?」

「あっ・・・連れて行ってほしいわ」

「はい、遠いのでちょっと近道しますが、手貸してください」

「えっ・・・嫌よ、アルフレッド様とも繋いでないのに」

「・・・今から慣れておいた方がいいのですが、じゃあ僕の肩とか腕をつかんでてください。単距離テレポートするので」

「そういう事ね、私もマーリン様と同じ気分を味わえるのね」

サリアさんは僕の肩を掴むと、一気に連続のブリンクで宮殿までの坂道をショートカットで登り切った

「うっ・・・視界がコロコロ変わって気持ち悪い・・・」

「これも慣れですよ、もう少しなので行きましょう」

宮殿の門をくぐりぬけ

「ここってダンジョンがある場所でしょ?」

「そうですよ、来た事あります?」

「一度だけね」

広場の露店を通り過ぎて

少し人気のいない場所にいき

「次高いところ行くので、落ちないようにしっかり掴まっていてくださいね」

「・・・わかったわ」

僕の肩を掴む手が強くなり痛いが、高いところ苦手なのかな?と思うがマーリンの軌跡へと登った

「うわ!?高い!?」

サリアさんはその高さにふらついてしまい、バランスを崩しかけ倒れそうになり

すっと体を支え、手を握ると

「気を付けてくださいね。ほら、こうやって手を繋いでる限りは落ちても助けるので安心してください」

少し顔を赤らめながら

「あっありがとう・・・絶対離さないでよ」

「分かってますよ、こっち来てください」

柱の方へ歩こうとするが、足がすくんでいるのか動いてくれそうになかった

「やっぱり高いところ苦手でした?」

「・・・これは高過ぎよ、誰だって足がすくむわ」

「分かりました」

少しの距離だったがブリンクをして、柱へ

「ここです見てください、この1個のレンガ」

「・・・怖くて何も考えれないのに・・・えっこれマーリン様が残した物ってこと!?」

「はい、で中に入っていた物がこの聖痕のゴブレットです。この中に注いだ物はあらゆる毒を消すそうです」

イベントリからゴブレットを取り出し、サリアさんに渡す

「すごいわ・・・こんな形でマーリン様に触れ合えるなんて」

「粋な事しますよね、僕もいつか世界をみて回る時にこのマーリンさんがみた景色を見て回る予定です」

「ちょっとノエルがカッコよく見える・・・」

「ふふそれは高いところでドキドキしているから勘違いしている現象ですよ」

その後少しMPの回復を待ってから、家に帰ることになったが。帰りは高いところでなくてもすんなりと手を握っているので慣れてくれたようだ

「ちょっと君のこと見直したわ、ごめんね腰ぎんちゃくなんて言って」

「いいですよ、僕は目立ちたくないので、それぐらいに思われている方が楽ですよ」

「なんか本当にかっこよく見えるわね・・・影の実力者的な感じで・・・」

「ぷっ影の実力者ってアハハ」

その時からサリアさんの態度が柔らかくなったように感じた

家に着いたのは夕食を2人で食べてからだった

「ただいまー」

「おかえりーあれ?二人一緒だったの?」

「うん、ノエルが食材の準備を仕入れるのに手伝ってくれたの」

家に帰ると、リビングにアルとティアとシスレーがカードをして遊んでいた

「それにマーリン様の軌跡という場所にも連れて行ってくれたわ」

その会話を黙って、さらに無表情でじっとこちらを見て聞いているシスレーが怖い・・・

「あ、アルの方はどうでした依頼は?」

「あぁ3日後が一番大量発生するらしいからな、明後日出発することになったぞ」

「分かりました」

「あっサリアもカード出来るのか?」

「はい!前のPTでは負けなしでしたわ」

「そうか、じゃあ荷物おいて落ち着いたら後でまざれよ」

「嬉しい、アルフレッド様からのお誘い!すぐに着替えて戻ってきますわ」

サリアさんは部屋に戻っていくので、リコールをかけてあげて僕も部屋に戻ろうとすると

「ノエル君、いっきに仲良くなったみたいだねー」
「だな、サリアがお前の方いってくれたら助かるぜククク」
「何してたの?」

アルとティアはからかうような口調だが、シスレーだけは低いマジのトーンだ

「特に何もしてないですよ・・・マーリンが好きだと言っていたのでマーリンの軌跡に連れて行ってあげたぐらいですよ」

「あー私まだ連れて行ってもらってないのにー」
「そんな事か、あっノエルグレム酒と何かつまみだしてくれよ」
「今のほんと?」

がやがやしだしているので、僕も一息つきたかったので逃げるようにお風呂場へいくのだった

お風呂を上がると、サリアさんも混ざりカードをやり始めていた

「結構やるじゃねーかサリア」

「うふふ、ありがとうございますわアルフレッド様」

そっと通り過ぎようと思ったが

「あっノエルはカードやらないの?」

「やめとけサリア、ノエルが入ったらつまらねーぞ」

「えっどうしてですの?」

「あいつは強すぎる、何しても勝てねーからな」

「・・・アルフレッド様がそこまで言うなら、逆に少しやってみたい気がしますわ。私の実力も大した物と証明できてますので」

ここにも負けず嫌いがいたかと思うが、アル達ももう止めず楽しそうに様子をみようとしていたので、僕はみんなを巻き込むことに

「いいですよ、僕も久しぶりにみんなと遊びたかったので。何か賭けてやりますか?」

「は?サリアと二人で勝負してやれよ」

「そうだそうだー私達をまきこむなー」

「それ勝ったら何してくれるの?」

シスレーが乗ってきていたので

「金貨がここに10枚ありますよ、その他に僕にかてたなら僕に出来ることを一つだけ聞きましょう。みなさんが負けたら・・・今日買った調理用品代分の銀貨1枚もらいます」

「のった!」

「なんでノエル対私達みたいな事になってるの?それフェアーじゃないけど?」

「サリアいいの、これで」

「そろそろ足元をすくわれる頃よ、今日こそ引導をわたすからね」

久ぶりに皆と遊べて僕も楽しかった、勝負は一方的だが。

「くっそ・・・」

「えっこんな事があるの?アルフレッド様でも敵わないなんて・・・」

「今日も駄目かー・・・」

「くっ・・・」

「それでは勇者ご一行、おやすみなさい」

うなだれるアル達から、今日つかった食材や調理道具費用として銀貨を巻き上げて、僕は自室に帰っていくのだった


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