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第169話 ダブルデート?
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「サーヤさんこんばんは、行こうぜとは?」
「散歩だろ?一緒に行こうぜっていってんだよ」
「えー、久しぶりにノエル君と二人っきりなのにー」
「ごめんなさいね、シスレーさん。アルフレッドからマーリンの事聞いて、みてみたいなと軽く言ったら・・・」
「アルが強引に行こうってことになったんですね」
「いえいえサーヤさんは謝らないでくださいよ、アル君のせいっぽいので」
魔法使いなら、マーリンの事気になるのは当たり前か
「まぁ折角なので4人で行きますか」
「坂は飛ばしてくれるんだろ?」
「・・・女性二人はね。アルは走ればいいんじゃないかな?」
「そんな事いうなって」
サーヤさんが居る時のアルはいつもより優しいが、少しテンションが高くうざく感じる
「シスレー、行きましょうか。サーヤさんダンジョンの上にあるのでこっちですよ」
シスレーに手を伸ばし手を繋ぐと、アルとサーヤさんも自然に腕を組んでいた
「二人っきりもいいけど、こういうのもいいかも」
これがダブルデートというものなのだろうか
「ふふ、シスレーがいいならよかったです」
拠点から歩いて、4人で内容の薄い会話をするが結構楽しく感じる
「サーヤさんはマリーンさんの事詳しいんですか?」
「そうねー、魔法使いの勉強会でもたびたび話題になる人だから一般の人よりかは知識があるかもしれないわね」
「その勉強会って、うち魔法使えないけど行ってもいいんですか?」
「えぇいいわよ、ただ中には変な人もいるからあまり魔法を使えないっていうのは公にしないほうがいいかもしれないわね」
「入場制限はないって事ですか?」
「一応あるけど、ノエル君の同伴者なら必要ないわね」
「ふ~ん、それじゃあ俺もサーヤと同伴なら入れるのか?」
「えぇそうね」
やはり集会っていうほど怪しいものではなく、サーヤさんがいう交流会や勉強会という意味合いの方が強そうだなと感じた
「王都についたら、ノエル君参加してくれるのかしら?」
「はい、結構その気ですよ」
「うちもついて行きたいです」
「よかったわ、2人とも案内するから一緒に行きましょう」
「俺もいくぜ」
「アル、サリアも王都に行くんですよ、放置してたら可哀そうじゃないですか」
「サリアも連れて行くわ、召喚術師も魔法のくくりとして何人か参加してるの。きっとサリアも勉強になるはずよ」
みなで魔法使いの勉強会に行くことになった頃合いに、ダンジョンの宮殿がある坂までまで到着し
「サーヤさん、ブリンクするのでどこか僕を掴んでもらっていいですか?」
サーヤさんが腕をつかみ、アルは何も言わなくても肩を掴むと
ブリンク
今回は連続で一気に、マーリンの軌跡まで到着
「きゃっ!?」
「おっ」
よろけたサーヤさんをアルがすぐに体を支える
「ありがとう、アルフレッド」
「気をつけろよ」
その様子をみてシスレーが
「きゃあ」
「シスレー、わざとらしいですよ」
「ちっ」
バランス感覚のいいシスレーが一度きた事ある場所でよろけるはずが無かった
日は落ち周りは暗いが、月明りでそれなりに明るさもある
「サーヤさんこっちですよ」
シスレーと先にマーリンの手紙が書かれているタイルへ誘導する
サーヤさんがどんくさサーヤと呼ばれていた所以が分かるくらい、腰が引けている。この高所で少し厚底のブーツだからなのかもしれないが
「サーヤ大丈夫か」
「えぇ、大丈夫よ」
そのきりっとした受け答えとは真逆の体の動きに
「プッ・・・失礼」
「ノエル君、笑っちゃだめだよアハハ」
僕ら二人は我慢できなかった
「ちょっと二人ともひどいわ!」
「小鹿のように足がプルプルしているので・・・プッ、アルもっと支えてあげてくださいよ」
サーヤさんのまた以外な一面をみれたが、僕らにとってはプラスだがサーヤさんにとっては見せたくない一面だっただろう
プルプル足のサーヤさんもなんとか、マーリンのタイルの側にくると
「これですが・・・少し暗くて見えませんね」
「ライトつけてくれよ」
「いやいや、そんな目立ったこと出来ませんよ。他の人にばれますよ」
「これ取り外して、少し移動しましょう」
タイルを、がこっと取り外し、人気の居ない宮殿の中にブリンクし
サーヤさんは自分で微量の光のライトを使い手紙を呼んでいた
「・・・すごいわ、こんな事が・・・これ実際に中に何かはいっていたのかしら」
「はい、これです。聖印のゴブレットです。これに注がれた物はあらゆる毒を打ち消すそうですよ」
サーヤさんに手渡すと、大事そうにゴブレットを受け取りライトをくるくると動かしてあらゆる角度からみていた
「ありがとう」
ゴブレットを受け取り
「じゃあそのタイルも戻しに行きましょうか」
「えぇ、貴重な体験が出来たわ」
もう一度タイルがあった屋根の上にいき、タイルを戻した
足場がしっかりしている場所に移動し、椅子と小さいテーブルの上にコーヒーや紅茶など温かいものを並べ
「優雅ね、こんな場所でピクニックができるなんて」
「ノエル君がいたらいつもこんな感じですよ」
4人並んで星空を眺める
「なぁサーヤ、俺たちはクランに入るのを辞退するぜ」
「そう、残念ね・・・」
アルがさっき決まった話を伝えている
「まぁ困ったことがあればなんか言ってくれよ」
「そうね、その時はノエル君やシスレーさんも手を貸してくれるのかしら」
「僕ら二人は高いですよ?」
「だね、今回のサーヤさん達との経験でうちら結構いけるんじゃない?って思っちゃいましたもん」
「そうよね・・・アルフレッドの傭兵料より倍払うわ」
「おいサーヤ、それだと俺の立場がないだろ」
サーヤさんも僕らの冗談に乗るようにアルをいじる
「アルと比べるなら5倍は貰わないと」
「おいノエル」
「10倍じゃない?」
「シスレーまでいじるなよ」
「分かりました、10倍で手伝って貰うわ。うふふ」
「お前ら・・・」
サーヤさんがいればいじられ役は僕ではなくアルになるのが、いつもと違って新鮮で面白い
「それで僕が言っていた、話なんですが責任は僕に擦り付けるつもりでいたみたいなんですよ」
新メンバーの紹介の話をアルの器が大きいと思っていたことを訂正する話をすると
「えーなにそれー、リーダーとしてあるまじきセリフー」
「そうよね、そこは最終的に了承したアルフレッドのせいよ」
「ノエル、あんなの冗談じゃねーか!いちいちサーヤにちくんなよ」
「あの時の雰囲気は冗談じゃなかったですよ!」
サーヤさんの前で言質をとったので、次不用意になにか発言をすればすぐにチクるぞという脅しもできた
「ノエル君達は王都に行って何かする予定なのかしら?」
「僕らは特にないですよね?予定は魔法使いの勉強会だけです」
「あっうちは、王都でやってる劇場とか行きたい!」
「劇場?」
「最近だと、龍殺しのゲオルグの話がやってたかしら」
「ゲオルグ、英雄のですよね。ターナー先生が買ったっていう。」
「知ってるのね、そのゲオルグがドラゴンを狩るまでのお話の演劇よ」
「冒険譚ですか、じゃあ別にみなくてもいいかも」
「え!?僕は逆にみたくなりましたが」
「ふ~ん、じゃあいこっかぁ」
ついさっき王都行がきまった為に、王都に行くのに下調べが出来ておらず前にサリアが案内してくれた場所以外は王都のことなど何も知らなかった
「僕王都に前一回いったきりで、何があるのか知らないんですよね」
「じゃあうちが前行ってよかった所とか回ろうねー」
「お願いします」
シスレーはいつも案内してくれるので助かる
「ノエル、お前まだ金残ってるのか?」
「はい、でも今回はサーヤさん達が出してくれるんですよね?」
「えぇ、私というよりもユベル子爵からお酒を渡すときに請求するわ」
「それは、路銀と宿泊代全てですか?」
「そうね・・・えぇ両方請求するわ。でも宿泊先は・・・あまり豪華な所を選ばないで欲しいのだけど・・・」
「じゃあそれはアルの分だけで貰ってください。僕とシスレーとサリアは僕らで出すので」
「やった!いいところ泊ろ!」
「はい、僕が前泊ったところはよかったですよ」
イチャイチャするアルに当てつけのようにいいところに泊った”ロイヤルライン”という宿屋。あれももう半年前なのか
「連絡取り会えるとこいてくれよ?少なからず酒渡すまでは」
「王都についたらグレム酒は渡しますよ、その後は自由に過ごします。正直・・・アルとサーヤさんがいちゃついているのを見るのはしんどいです」
この間も会話は普通に成立していたが、サーヤさんはアルのひざに座りナッツなどの軽食をアルに食べさせているのだ
「あら、ごめんなさいね」
「しんどいってなんだよ、俺だっていつもお前らの事甘めに許してるじゃねーかよ」
「僕らはそんなに公にしてませんよ」
「ねえねえノエル君、うちらもサーヤさんを見習うべきだよ」
「えぇ!?何いってるんですかシスレー」
「そうよ、私達はいつ命が無くなるか分からないのだから、あまり我慢しないほうがいいわよ。気持ちを緩める時は緩めたほうがメリハリがつくわ」
「ほら!」
「アル、サーヤさんがシスレーに変な事教えてます!」
「別に俺もサーヤの意見が正しいと思うぜ?まぁお前らはPT内恋愛は禁止だからな」
「えー!?自分達だけそれはおかしいよ!ノエル君、チューして!」
「いやしませんよ」
そういうと、サーヤさんはアルにそっとキスをした
「サーヤさんも、シスレーを煽らないで下さいよ!」
「うふふ、煽ってないわこれが自然な私達よ」
「ほら!ノエル君!」
「もう!サーヤさんはシスレーに悪い影響を与えます!クランには絶対入りませんし、今後祝福の拠点には立ち入り禁止、木漏れ日からの依頼を全面廃止を提案します!」
この二人、人前でキスすることになんの躊躇いがないようだ
「アルフレッド~、ノエル君が私を邪険にするの~」
「ノエル、サーヤを虐めんな」
「このバカップル!」
「ノエルくーん、うちらもイチャイチャしよー」
サーヤさんはアルといると、本当に普通の女性のようで、ダンジョンでみたあのきりっとしたリーダーの風格ではなくなっていた。
この3人いずれもPTのリーダー、リーダー経験者なのに、この3人をみていると、素ではそこまで人として出来ていなくてもリーダーとして務まるのだなと思ってしまう
「あっ今ノエル君うちらに対して失礼な事考えてたよ、きっと」
「えぇ!?なんでわかるんですか!?」
「全てお見通しだから」
「私もそんな風に見えたわ」
「だな、大方俺たちがリーダーで大丈夫かとかだろどうせ」
「なんでアルまで分かるんですか!?」
アルや付き合いの短いサーヤさんまで僕の気持ちを読み、どうやっているのか不思議だ
シスレーと二人っきりを過ごそうと思っていたけど、たまには他のカップルと一緒も楽しいもんだと思えたが
「ねえねえ、うちもノエル君の膝の上すわっていい?」
シスレーが全てサーヤさんの真似をしようとしてくるので、次はこのバカップル以外のカップルと一緒になることを願うばかりだった
「散歩だろ?一緒に行こうぜっていってんだよ」
「えー、久しぶりにノエル君と二人っきりなのにー」
「ごめんなさいね、シスレーさん。アルフレッドからマーリンの事聞いて、みてみたいなと軽く言ったら・・・」
「アルが強引に行こうってことになったんですね」
「いえいえサーヤさんは謝らないでくださいよ、アル君のせいっぽいので」
魔法使いなら、マーリンの事気になるのは当たり前か
「まぁ折角なので4人で行きますか」
「坂は飛ばしてくれるんだろ?」
「・・・女性二人はね。アルは走ればいいんじゃないかな?」
「そんな事いうなって」
サーヤさんが居る時のアルはいつもより優しいが、少しテンションが高くうざく感じる
「シスレー、行きましょうか。サーヤさんダンジョンの上にあるのでこっちですよ」
シスレーに手を伸ばし手を繋ぐと、アルとサーヤさんも自然に腕を組んでいた
「二人っきりもいいけど、こういうのもいいかも」
これがダブルデートというものなのだろうか
「ふふ、シスレーがいいならよかったです」
拠点から歩いて、4人で内容の薄い会話をするが結構楽しく感じる
「サーヤさんはマリーンさんの事詳しいんですか?」
「そうねー、魔法使いの勉強会でもたびたび話題になる人だから一般の人よりかは知識があるかもしれないわね」
「その勉強会って、うち魔法使えないけど行ってもいいんですか?」
「えぇいいわよ、ただ中には変な人もいるからあまり魔法を使えないっていうのは公にしないほうがいいかもしれないわね」
「入場制限はないって事ですか?」
「一応あるけど、ノエル君の同伴者なら必要ないわね」
「ふ~ん、それじゃあ俺もサーヤと同伴なら入れるのか?」
「えぇそうね」
やはり集会っていうほど怪しいものではなく、サーヤさんがいう交流会や勉強会という意味合いの方が強そうだなと感じた
「王都についたら、ノエル君参加してくれるのかしら?」
「はい、結構その気ですよ」
「うちもついて行きたいです」
「よかったわ、2人とも案内するから一緒に行きましょう」
「俺もいくぜ」
「アル、サリアも王都に行くんですよ、放置してたら可哀そうじゃないですか」
「サリアも連れて行くわ、召喚術師も魔法のくくりとして何人か参加してるの。きっとサリアも勉強になるはずよ」
みなで魔法使いの勉強会に行くことになった頃合いに、ダンジョンの宮殿がある坂までまで到着し
「サーヤさん、ブリンクするのでどこか僕を掴んでもらっていいですか?」
サーヤさんが腕をつかみ、アルは何も言わなくても肩を掴むと
ブリンク
今回は連続で一気に、マーリンの軌跡まで到着
「きゃっ!?」
「おっ」
よろけたサーヤさんをアルがすぐに体を支える
「ありがとう、アルフレッド」
「気をつけろよ」
その様子をみてシスレーが
「きゃあ」
「シスレー、わざとらしいですよ」
「ちっ」
バランス感覚のいいシスレーが一度きた事ある場所でよろけるはずが無かった
日は落ち周りは暗いが、月明りでそれなりに明るさもある
「サーヤさんこっちですよ」
シスレーと先にマーリンの手紙が書かれているタイルへ誘導する
サーヤさんがどんくさサーヤと呼ばれていた所以が分かるくらい、腰が引けている。この高所で少し厚底のブーツだからなのかもしれないが
「サーヤ大丈夫か」
「えぇ、大丈夫よ」
そのきりっとした受け答えとは真逆の体の動きに
「プッ・・・失礼」
「ノエル君、笑っちゃだめだよアハハ」
僕ら二人は我慢できなかった
「ちょっと二人ともひどいわ!」
「小鹿のように足がプルプルしているので・・・プッ、アルもっと支えてあげてくださいよ」
サーヤさんのまた以外な一面をみれたが、僕らにとってはプラスだがサーヤさんにとっては見せたくない一面だっただろう
プルプル足のサーヤさんもなんとか、マーリンのタイルの側にくると
「これですが・・・少し暗くて見えませんね」
「ライトつけてくれよ」
「いやいや、そんな目立ったこと出来ませんよ。他の人にばれますよ」
「これ取り外して、少し移動しましょう」
タイルを、がこっと取り外し、人気の居ない宮殿の中にブリンクし
サーヤさんは自分で微量の光のライトを使い手紙を呼んでいた
「・・・すごいわ、こんな事が・・・これ実際に中に何かはいっていたのかしら」
「はい、これです。聖印のゴブレットです。これに注がれた物はあらゆる毒を打ち消すそうですよ」
サーヤさんに手渡すと、大事そうにゴブレットを受け取りライトをくるくると動かしてあらゆる角度からみていた
「ありがとう」
ゴブレットを受け取り
「じゃあそのタイルも戻しに行きましょうか」
「えぇ、貴重な体験が出来たわ」
もう一度タイルがあった屋根の上にいき、タイルを戻した
足場がしっかりしている場所に移動し、椅子と小さいテーブルの上にコーヒーや紅茶など温かいものを並べ
「優雅ね、こんな場所でピクニックができるなんて」
「ノエル君がいたらいつもこんな感じですよ」
4人並んで星空を眺める
「なぁサーヤ、俺たちはクランに入るのを辞退するぜ」
「そう、残念ね・・・」
アルがさっき決まった話を伝えている
「まぁ困ったことがあればなんか言ってくれよ」
「そうね、その時はノエル君やシスレーさんも手を貸してくれるのかしら」
「僕ら二人は高いですよ?」
「だね、今回のサーヤさん達との経験でうちら結構いけるんじゃない?って思っちゃいましたもん」
「そうよね・・・アルフレッドの傭兵料より倍払うわ」
「おいサーヤ、それだと俺の立場がないだろ」
サーヤさんも僕らの冗談に乗るようにアルをいじる
「アルと比べるなら5倍は貰わないと」
「おいノエル」
「10倍じゃない?」
「シスレーまでいじるなよ」
「分かりました、10倍で手伝って貰うわ。うふふ」
「お前ら・・・」
サーヤさんがいればいじられ役は僕ではなくアルになるのが、いつもと違って新鮮で面白い
「それで僕が言っていた、話なんですが責任は僕に擦り付けるつもりでいたみたいなんですよ」
新メンバーの紹介の話をアルの器が大きいと思っていたことを訂正する話をすると
「えーなにそれー、リーダーとしてあるまじきセリフー」
「そうよね、そこは最終的に了承したアルフレッドのせいよ」
「ノエル、あんなの冗談じゃねーか!いちいちサーヤにちくんなよ」
「あの時の雰囲気は冗談じゃなかったですよ!」
サーヤさんの前で言質をとったので、次不用意になにか発言をすればすぐにチクるぞという脅しもできた
「ノエル君達は王都に行って何かする予定なのかしら?」
「僕らは特にないですよね?予定は魔法使いの勉強会だけです」
「あっうちは、王都でやってる劇場とか行きたい!」
「劇場?」
「最近だと、龍殺しのゲオルグの話がやってたかしら」
「ゲオルグ、英雄のですよね。ターナー先生が買ったっていう。」
「知ってるのね、そのゲオルグがドラゴンを狩るまでのお話の演劇よ」
「冒険譚ですか、じゃあ別にみなくてもいいかも」
「え!?僕は逆にみたくなりましたが」
「ふ~ん、じゃあいこっかぁ」
ついさっき王都行がきまった為に、王都に行くのに下調べが出来ておらず前にサリアが案内してくれた場所以外は王都のことなど何も知らなかった
「僕王都に前一回いったきりで、何があるのか知らないんですよね」
「じゃあうちが前行ってよかった所とか回ろうねー」
「お願いします」
シスレーはいつも案内してくれるので助かる
「ノエル、お前まだ金残ってるのか?」
「はい、でも今回はサーヤさん達が出してくれるんですよね?」
「えぇ、私というよりもユベル子爵からお酒を渡すときに請求するわ」
「それは、路銀と宿泊代全てですか?」
「そうね・・・えぇ両方請求するわ。でも宿泊先は・・・あまり豪華な所を選ばないで欲しいのだけど・・・」
「じゃあそれはアルの分だけで貰ってください。僕とシスレーとサリアは僕らで出すので」
「やった!いいところ泊ろ!」
「はい、僕が前泊ったところはよかったですよ」
イチャイチャするアルに当てつけのようにいいところに泊った”ロイヤルライン”という宿屋。あれももう半年前なのか
「連絡取り会えるとこいてくれよ?少なからず酒渡すまでは」
「王都についたらグレム酒は渡しますよ、その後は自由に過ごします。正直・・・アルとサーヤさんがいちゃついているのを見るのはしんどいです」
この間も会話は普通に成立していたが、サーヤさんはアルのひざに座りナッツなどの軽食をアルに食べさせているのだ
「あら、ごめんなさいね」
「しんどいってなんだよ、俺だっていつもお前らの事甘めに許してるじゃねーかよ」
「僕らはそんなに公にしてませんよ」
「ねえねえノエル君、うちらもサーヤさんを見習うべきだよ」
「えぇ!?何いってるんですかシスレー」
「そうよ、私達はいつ命が無くなるか分からないのだから、あまり我慢しないほうがいいわよ。気持ちを緩める時は緩めたほうがメリハリがつくわ」
「ほら!」
「アル、サーヤさんがシスレーに変な事教えてます!」
「別に俺もサーヤの意見が正しいと思うぜ?まぁお前らはPT内恋愛は禁止だからな」
「えー!?自分達だけそれはおかしいよ!ノエル君、チューして!」
「いやしませんよ」
そういうと、サーヤさんはアルにそっとキスをした
「サーヤさんも、シスレーを煽らないで下さいよ!」
「うふふ、煽ってないわこれが自然な私達よ」
「ほら!ノエル君!」
「もう!サーヤさんはシスレーに悪い影響を与えます!クランには絶対入りませんし、今後祝福の拠点には立ち入り禁止、木漏れ日からの依頼を全面廃止を提案します!」
この二人、人前でキスすることになんの躊躇いがないようだ
「アルフレッド~、ノエル君が私を邪険にするの~」
「ノエル、サーヤを虐めんな」
「このバカップル!」
「ノエルくーん、うちらもイチャイチャしよー」
サーヤさんはアルといると、本当に普通の女性のようで、ダンジョンでみたあのきりっとしたリーダーの風格ではなくなっていた。
この3人いずれもPTのリーダー、リーダー経験者なのに、この3人をみていると、素ではそこまで人として出来ていなくてもリーダーとして務まるのだなと思ってしまう
「あっ今ノエル君うちらに対して失礼な事考えてたよ、きっと」
「えぇ!?なんでわかるんですか!?」
「全てお見通しだから」
「私もそんな風に見えたわ」
「だな、大方俺たちがリーダーで大丈夫かとかだろどうせ」
「なんでアルまで分かるんですか!?」
アルや付き合いの短いサーヤさんまで僕の気持ちを読み、どうやっているのか不思議だ
シスレーと二人っきりを過ごそうと思っていたけど、たまには他のカップルと一緒も楽しいもんだと思えたが
「ねえねえ、うちもノエル君の膝の上すわっていい?」
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