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12=いつかの男=
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居酒屋はそれなりに混んでいて、四人席に通されたが、相席になる可能性があると言われた。
「桜は週末デートするの?」
向かい合って座り、美奈子は注文を済ませると桜にそう聞いた。
「二人とも週末は仕事ないから、三人でゆっくり過ごすつもり」
「え、彼と二人っきりじゃないんだ。残念だね」
「そんな事ないよ。三人で過ごすの楽しいよ」
すっかり家族のような感じなんだろうか。
誕生会で見た雰囲気を思い出しながら、美奈子は桜に問いかける。
「桜は最初からあの二人の見分けついてたもんね。あたしなんてもう、名前もごっちゃになっちゃっててさっぱりだわ」
「みんなそう言うね。でも全然違うよ、あの二人」
先に出されたほうじ茶を啜りながら桜が言った時だった。
「大変申し訳ありませんが、こちら相席でもよろしいでしょうか?」
店員に言われて二人は会話をやめ、了承すると荷物を避けた。
「お邪魔し……あれ、君……確か」
相席に通された客の一人が、美奈子の顔をじっと見ながら座る。
「前、飲んだよね」
桜の横に座った男は、前に愛衣蘭と絡んだ男の一人だ。樹という名の男を含めて五人いた。桜と美奈子、樹と他四人で飲んでいたが、二次会に誘われた。その二次会は七人で乱れようというような趣旨で、察した桜は帰り、助けにきた愛衣蘭と美奈子、男五人でホテルに行ったのだった。
主に愛衣蘭との絡みが多かったが、刺激的な体験に興味があったのも否定できない。
さっき思い出したばかりだから、すぐにその時の一人だと気がついたが、残念ながら名前は覚えていない。
「何、お前知り合いなの?」
美奈子の横に座った同僚の男は知らない人物だ。それにはホッとして前を見ると、顔が強張っている桜が目に入った。
「こっちの子は初めましてかな?」
樹と友達の男は隣の桜に目を向けたが、一緒に飲んだ記憶は消えているようだ。
桜が無反応でいると、美奈子に目を移して問いかける。
「あれから元気だった?また飲みたいね」
「……今、彼がいるので難しいかも」
美奈子がそう言うと、男は笑って返してくる。
「黙ってりゃ分からないって」
「あたし、単純なんでバレちゃいます」
「彼女の彼、怖いですよ」
桜が援護するように言った。
「怖いってどんな風に?」
「どうって……」
桜が口籠もり、美奈子も何も言わない。
「あ、ごめん。なんか責めてるみたいで。そんなつもりなかったんだけどな」
困ったように頭を掻いた男は、同僚に肩を竦めて見せると店員を呼んで注文している。
男達が注文を終えるのと入れ替わりに、二人のランチが到着した。
美奈子も桜も申し合わせたように急いで箸を進める。黙々と食べ進め、桜と目配せしたのち、軽くお辞儀だけでして立ち上がる。
「じゃあ、また」
手を挙げて言う男に、美奈子が再び頭を下げてレジへ向かった。
「あの子さ……」
その背中に男達の忍び笑いが聞こえてきたが、気付かぬふりをして店を出た。
業務終了前、桜が来てメモを貼り付ける。
何かと見てみれば、一緒に帰りたいと書かれていた。
定時で終わった美奈子は、荷物を纏めて桜の席へ迎えに行く。
「どう、終われそう?」
「うん、もうちょっとで終わる」
パチパチとキーボードを叩きながら言う桜は、その後すぐにカチカチと音を立ててマウスを操作し、美奈子が見ている内にシャットダウンさせた。
「で、どうしたの桜。何か悩み?」
「うーん、悩みじゃないけど頼まれたって言うか……でも、もしそんな事になったらって仮定の話だったから曖昧でなんて言えばいいのか」
歩きながら桜を見るが、難しい顔をして額の端に人差し指を押し当てて考えている。
「誰に何を頼まれたの?」
美奈子の問いに、額の端をぐりぐりしながら宙を見る桜。それでもぽつりと言うように口を開いた。
「えっとね、私が阿澄に連絡して、それが店長さんに伝わって、店長さんから澄人に……」
桜の言葉が途切れて、動きも止まった。美奈子もまた、桜と一緒に足を止める。
目の前にランチで相席した男達が立ちはだかる。
「何か、御用ですか」
警戒した桜の声を受けて、昼間に相席した男達が笑う。
しかも……
「一沙、さん」
「や、美奈子ちゃん」
朗らかに微笑む一沙がそこに合流している。
桜が美奈子の腕を握る。緊張している事が分かった。
「知り合いだったんですか」
「そ、たまたまね。乱行とか男の夢じゃん?こいつから聞いてたけど、まさか美奈子ちゃんの事だったなんて嬉しい偶然だよね」
樹の友達の男を指差して言う一沙に、美奈子はじりっと後退する。
「やめて、美奈子が怖がってる」
桜がずいっと前に出て美奈子をその背に庇った。
「友達なら一緒に楽しもうよ。君も同じなんでしょ?男二人に舐められまくったら気持ちいいよ?一人がいって物足りなくても、もう一人いるんだし」
強引にどこかに連れて行かれそうな雰囲気に、美奈子はおろおろと桜を見る。
だが桜はしっかりと男達に向かい、気後れせずに言った。
「分かった。でも一件約束があるから、断りの連絡だけいれていい?」
「お、話分かるねぇ」
樹の友人は嬉しそうな声を上げる。
美奈子の前で桜がスマホを取り出して何か操作している。
桜が何かやろうとしているのかもしれないと思い、美奈子はさりげなく男達から桜を隠すように立つ。トントンと音が続いたが、ややしてそれも終わった。
「さて、それじゃあまずは打ち合わせでもしませんか?プレイでやってほしくない事とか、やってみたい事とか色々あるでしょう?」
驚いた事に、桜がそう提案している。
「いいね。こんな道端じゃあれだし。個室のあるとこで食事しよう」
「焼き鳥でよければ、すぐそこに良いお店ありますよ」
「決定ー。じゃ、行こう」
昼に桜の隣にいた男が、その肩に手を置いた。桜は嫌がる素振りを見せず、指差して店に誘導している。美奈子は何も言えないまま、一沙から同じように肩を抱かれて着いて行く事となった。
「桜、ごめん……」
焼き鳥居酒屋の個室に通され、みんなが座るどさくさに紛れて謝った美奈子。すると桜は首を横に振って微笑んだ。
「大丈夫。心配しないで。でも一応確認するけど、嫌なんだよね?」
美奈子は深く頷き、桜もまたそれを確認して頷いた。
「まずはビールかな」
男達も席に座りつつあり、それ以上会話ができなかった。
「それじゃあ再会を祝して、かんぱ~い」
一沙が音頭をとり、五人はグラスを打ちつけ合う。
店員が消えるのを待って、すぐに一沙が美奈子に問いかけた。
「縛るプレイってした事ある?」
「え……」
突然の質問に答えないでいると、前に飲んだ男からも質問が来る。
「目隠しは?」
昼に会ったばかりの男からはリクエストのような言葉まで飛び出す。
「セクシーなボンテージとか着てほしいな」
桜にも、にやにや笑いながら言う男に、美奈子は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「お尻は経験ある?」
「おもちゃは?」
「一人の時ってどうやってるの?」
矢継ぎ早に質問が来るが、桜は適当に流しつつ食べて飲んでいた。
「やっぱりさあ、電マ責めとかして欲しい願望とかある?」
ないとか、さぁとか、知りませんと桜は答え、美奈子はオロオロとその様子を見るだけになる。
「立ちバックってどうなの?気持ちいい?」
「そうですね」
「立ちバックのまま電マとかどう?」
「経験ないので分かりません」
「上に吊られて責められるのは?」
「どうでしょう」
「下から舐めてあげるよ」
桜は答えずにグラスに入った酒を飲み、ただ微笑むに留めた。
「一人が挿れてる状態で、口で奉仕してよ」
反応の薄い桜に、男達は切り口を変えようとしているのか、そんなリクエストをしてきた。
「ねえ桜ちゃん、やってほしくないことって具体的になんなの?」
一沙に問われた桜は、食べながらあっさり答えた。
「汚いもの全般でしょうか。そのような趣味はないので、目の前で用を足せとか、かけてと言われても嫌ですね」
「え、じゃあ潮は?」
「その辺りの加減は空気を読んでください」
「ええ、難しいな」
ようやく桜が乗り気になったと思ったのか、男達は一様に嬉しそうな顔を向けている。ニタニタ笑うどの顔も、吐き気を催しそうだった。
食事もほとんど味がしない。
「桜は週末デートするの?」
向かい合って座り、美奈子は注文を済ませると桜にそう聞いた。
「二人とも週末は仕事ないから、三人でゆっくり過ごすつもり」
「え、彼と二人っきりじゃないんだ。残念だね」
「そんな事ないよ。三人で過ごすの楽しいよ」
すっかり家族のような感じなんだろうか。
誕生会で見た雰囲気を思い出しながら、美奈子は桜に問いかける。
「桜は最初からあの二人の見分けついてたもんね。あたしなんてもう、名前もごっちゃになっちゃっててさっぱりだわ」
「みんなそう言うね。でも全然違うよ、あの二人」
先に出されたほうじ茶を啜りながら桜が言った時だった。
「大変申し訳ありませんが、こちら相席でもよろしいでしょうか?」
店員に言われて二人は会話をやめ、了承すると荷物を避けた。
「お邪魔し……あれ、君……確か」
相席に通された客の一人が、美奈子の顔をじっと見ながら座る。
「前、飲んだよね」
桜の横に座った男は、前に愛衣蘭と絡んだ男の一人だ。樹という名の男を含めて五人いた。桜と美奈子、樹と他四人で飲んでいたが、二次会に誘われた。その二次会は七人で乱れようというような趣旨で、察した桜は帰り、助けにきた愛衣蘭と美奈子、男五人でホテルに行ったのだった。
主に愛衣蘭との絡みが多かったが、刺激的な体験に興味があったのも否定できない。
さっき思い出したばかりだから、すぐにその時の一人だと気がついたが、残念ながら名前は覚えていない。
「何、お前知り合いなの?」
美奈子の横に座った同僚の男は知らない人物だ。それにはホッとして前を見ると、顔が強張っている桜が目に入った。
「こっちの子は初めましてかな?」
樹と友達の男は隣の桜に目を向けたが、一緒に飲んだ記憶は消えているようだ。
桜が無反応でいると、美奈子に目を移して問いかける。
「あれから元気だった?また飲みたいね」
「……今、彼がいるので難しいかも」
美奈子がそう言うと、男は笑って返してくる。
「黙ってりゃ分からないって」
「あたし、単純なんでバレちゃいます」
「彼女の彼、怖いですよ」
桜が援護するように言った。
「怖いってどんな風に?」
「どうって……」
桜が口籠もり、美奈子も何も言わない。
「あ、ごめん。なんか責めてるみたいで。そんなつもりなかったんだけどな」
困ったように頭を掻いた男は、同僚に肩を竦めて見せると店員を呼んで注文している。
男達が注文を終えるのと入れ替わりに、二人のランチが到着した。
美奈子も桜も申し合わせたように急いで箸を進める。黙々と食べ進め、桜と目配せしたのち、軽くお辞儀だけでして立ち上がる。
「じゃあ、また」
手を挙げて言う男に、美奈子が再び頭を下げてレジへ向かった。
「あの子さ……」
その背中に男達の忍び笑いが聞こえてきたが、気付かぬふりをして店を出た。
業務終了前、桜が来てメモを貼り付ける。
何かと見てみれば、一緒に帰りたいと書かれていた。
定時で終わった美奈子は、荷物を纏めて桜の席へ迎えに行く。
「どう、終われそう?」
「うん、もうちょっとで終わる」
パチパチとキーボードを叩きながら言う桜は、その後すぐにカチカチと音を立ててマウスを操作し、美奈子が見ている内にシャットダウンさせた。
「で、どうしたの桜。何か悩み?」
「うーん、悩みじゃないけど頼まれたって言うか……でも、もしそんな事になったらって仮定の話だったから曖昧でなんて言えばいいのか」
歩きながら桜を見るが、難しい顔をして額の端に人差し指を押し当てて考えている。
「誰に何を頼まれたの?」
美奈子の問いに、額の端をぐりぐりしながら宙を見る桜。それでもぽつりと言うように口を開いた。
「えっとね、私が阿澄に連絡して、それが店長さんに伝わって、店長さんから澄人に……」
桜の言葉が途切れて、動きも止まった。美奈子もまた、桜と一緒に足を止める。
目の前にランチで相席した男達が立ちはだかる。
「何か、御用ですか」
警戒した桜の声を受けて、昼間に相席した男達が笑う。
しかも……
「一沙、さん」
「や、美奈子ちゃん」
朗らかに微笑む一沙がそこに合流している。
桜が美奈子の腕を握る。緊張している事が分かった。
「知り合いだったんですか」
「そ、たまたまね。乱行とか男の夢じゃん?こいつから聞いてたけど、まさか美奈子ちゃんの事だったなんて嬉しい偶然だよね」
樹の友達の男を指差して言う一沙に、美奈子はじりっと後退する。
「やめて、美奈子が怖がってる」
桜がずいっと前に出て美奈子をその背に庇った。
「友達なら一緒に楽しもうよ。君も同じなんでしょ?男二人に舐められまくったら気持ちいいよ?一人がいって物足りなくても、もう一人いるんだし」
強引にどこかに連れて行かれそうな雰囲気に、美奈子はおろおろと桜を見る。
だが桜はしっかりと男達に向かい、気後れせずに言った。
「分かった。でも一件約束があるから、断りの連絡だけいれていい?」
「お、話分かるねぇ」
樹の友人は嬉しそうな声を上げる。
美奈子の前で桜がスマホを取り出して何か操作している。
桜が何かやろうとしているのかもしれないと思い、美奈子はさりげなく男達から桜を隠すように立つ。トントンと音が続いたが、ややしてそれも終わった。
「さて、それじゃあまずは打ち合わせでもしませんか?プレイでやってほしくない事とか、やってみたい事とか色々あるでしょう?」
驚いた事に、桜がそう提案している。
「いいね。こんな道端じゃあれだし。個室のあるとこで食事しよう」
「焼き鳥でよければ、すぐそこに良いお店ありますよ」
「決定ー。じゃ、行こう」
昼に桜の隣にいた男が、その肩に手を置いた。桜は嫌がる素振りを見せず、指差して店に誘導している。美奈子は何も言えないまま、一沙から同じように肩を抱かれて着いて行く事となった。
「桜、ごめん……」
焼き鳥居酒屋の個室に通され、みんなが座るどさくさに紛れて謝った美奈子。すると桜は首を横に振って微笑んだ。
「大丈夫。心配しないで。でも一応確認するけど、嫌なんだよね?」
美奈子は深く頷き、桜もまたそれを確認して頷いた。
「まずはビールかな」
男達も席に座りつつあり、それ以上会話ができなかった。
「それじゃあ再会を祝して、かんぱ~い」
一沙が音頭をとり、五人はグラスを打ちつけ合う。
店員が消えるのを待って、すぐに一沙が美奈子に問いかけた。
「縛るプレイってした事ある?」
「え……」
突然の質問に答えないでいると、前に飲んだ男からも質問が来る。
「目隠しは?」
昼に会ったばかりの男からはリクエストのような言葉まで飛び出す。
「セクシーなボンテージとか着てほしいな」
桜にも、にやにや笑いながら言う男に、美奈子は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「お尻は経験ある?」
「おもちゃは?」
「一人の時ってどうやってるの?」
矢継ぎ早に質問が来るが、桜は適当に流しつつ食べて飲んでいた。
「やっぱりさあ、電マ責めとかして欲しい願望とかある?」
ないとか、さぁとか、知りませんと桜は答え、美奈子はオロオロとその様子を見るだけになる。
「立ちバックってどうなの?気持ちいい?」
「そうですね」
「立ちバックのまま電マとかどう?」
「経験ないので分かりません」
「上に吊られて責められるのは?」
「どうでしょう」
「下から舐めてあげるよ」
桜は答えずにグラスに入った酒を飲み、ただ微笑むに留めた。
「一人が挿れてる状態で、口で奉仕してよ」
反応の薄い桜に、男達は切り口を変えようとしているのか、そんなリクエストをしてきた。
「ねえ桜ちゃん、やってほしくないことって具体的になんなの?」
一沙に問われた桜は、食べながらあっさり答えた。
「汚いもの全般でしょうか。そのような趣味はないので、目の前で用を足せとか、かけてと言われても嫌ですね」
「え、じゃあ潮は?」
「その辺りの加減は空気を読んでください」
「ええ、難しいな」
ようやく桜が乗り気になったと思ったのか、男達は一様に嬉しそうな顔を向けている。ニタニタ笑うどの顔も、吐き気を催しそうだった。
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