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過去編
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【九鬼】
犬のペニスをしゃぶりながら、執事に襲われている光景はなんとも滑稽だ。
しかもこんな所で。
ライネスは左千夫クンが胴に巻き付いた事で身体が固定されたのか、彼の頭を抱えながら、一心不乱に腰を振り始めた。
執事はイけないと言っている彼をどうにかイかせようと頑張っているようだ。
アナルプラグで彼の気持ちいいところを突いているのだろう。
「…やはり、九鬼様でないと駄目なのですか…?」
そうならいいんだけど、と少し思ってしまったが、左千夫クンがイけないのはそういうわけではない。
更に左千夫クンのペニスを扱く手とアナルプラグの抜き差しが早くなっていく。
ライネスは息を上げながら必死で腰を振り、小さく鳴き声をあげた。
「…そろそろライネスも限界がきますね……良ければ受け止めてあげてください…」
どうやらあの鳴き声が合図だったのか、執事の熱っぽい声が辺りに小さく響いた。
【神功左千夫】
「ふぁ!!……ッ!!……ぁ、ぁあ……ん……んッ!」
犬のペニスが喉深くまで刺激してくる。
生理的にえづきそうになるのを必死にこらえながらライネスのペニスを貪った。
調度前立腺を抉られ、犬のペニスから顔が離れた瞬間、水っぽい、犬独特の体液が大量に僕の顔に降り注いだ。
「ふ……、も、や、挿…れて、欲しく……っあ!……くき……く……きぃ…ッ!」
犬が射精すると自然と体が地面に横たわった。
執事が的確に刺激しているのにイけない。
もどかし過ぎて僕は地面に爪を立てた。
イきたい、イけない。
そんなことばかり頭を回っていると不意に九鬼の名前が耳に入った。
僕はその名前を夢中で反芻した。
【九鬼】
彼の顔は犬の精液でどろどろになった。
そして、彼がボクの名前を呼んだ瞬間に、身体がぞくりと震える。
求められていることが素直に嬉しく、無意識に口角があがっていくのがわかる。
執事はまだ彼の胎内を刺激しているようだったが、これでは一生終わる事が無さそうだ。
さて、そろそろ出てもいい頃合いだろう。
「いこっか、リン」
ボクが走り出すとリンは楽しそうに後を追ってきた。
あくまで今まで走ってきた、という雰囲気を出しつつ左千夫クン達へと近寄る。
一番最初に気づいたのは執事だった。
即座に彼から離れると、深々とお辞儀をする。
「も、申し訳ありません……九鬼様の……」
「あーいいよ、お仕置きしてた所だから」
執事はすぐにライネスを左千夫クンから離すと、仰向けになった彼がこちらを見ていた。
顔は人間の精液と犬の精液でぐちゃぐちゃになり、その表情は欲に塗れている。
「……ご主人様に内緒で気持ちいいことしてたの?…やっぱり君はダメな子だネ。
置き去りにして行った方がよかったかナ?」
彼を見降ろしながら呆れた表情を作り、痙攣しているペニスを靴の裏でぐりぐりと踏みつけてやった。
【神功左千夫】
足音が聞こえるのをどこか遠くで聞いていると執事が手を止めた。
そして、ライネスも僕の上から退く。
そうして、視界に入ったのは九鬼とリンだった。
ゴクリと大きく喉が鳴る。
僕は起き上がろうとしたのだが、それよりも速く九鬼にペニスを踏みつけられた。
「はぅ!ッ……ごめんなさ、……っぁああ、治して……んん!九鬼…にしか、なおせ……く……ッイ…けなッ」
首輪から柵に繋がっている鎖がジャラっと鳴る。
踏まれるのさえ痛みより絶頂の寸止めの効果になり僕は悶えに悶えた。
しかし、足を閉じることは許されないと分かっているので大きく開き、呆れた表情を作る相手を飢えた瞳で見上げた。
「言うこと……聞きます……から…ッ」
リンがくるくると辺りを回る。
執事からの視線も痛いが、ここで逆らうと彼は本当に僕を置き去りにしていくと本能が伝えて居た。
犬のペニスをしゃぶりながら、執事に襲われている光景はなんとも滑稽だ。
しかもこんな所で。
ライネスは左千夫クンが胴に巻き付いた事で身体が固定されたのか、彼の頭を抱えながら、一心不乱に腰を振り始めた。
執事はイけないと言っている彼をどうにかイかせようと頑張っているようだ。
アナルプラグで彼の気持ちいいところを突いているのだろう。
「…やはり、九鬼様でないと駄目なのですか…?」
そうならいいんだけど、と少し思ってしまったが、左千夫クンがイけないのはそういうわけではない。
更に左千夫クンのペニスを扱く手とアナルプラグの抜き差しが早くなっていく。
ライネスは息を上げながら必死で腰を振り、小さく鳴き声をあげた。
「…そろそろライネスも限界がきますね……良ければ受け止めてあげてください…」
どうやらあの鳴き声が合図だったのか、執事の熱っぽい声が辺りに小さく響いた。
【神功左千夫】
「ふぁ!!……ッ!!……ぁ、ぁあ……ん……んッ!」
犬のペニスが喉深くまで刺激してくる。
生理的にえづきそうになるのを必死にこらえながらライネスのペニスを貪った。
調度前立腺を抉られ、犬のペニスから顔が離れた瞬間、水っぽい、犬独特の体液が大量に僕の顔に降り注いだ。
「ふ……、も、や、挿…れて、欲しく……っあ!……くき……く……きぃ…ッ!」
犬が射精すると自然と体が地面に横たわった。
執事が的確に刺激しているのにイけない。
もどかし過ぎて僕は地面に爪を立てた。
イきたい、イけない。
そんなことばかり頭を回っていると不意に九鬼の名前が耳に入った。
僕はその名前を夢中で反芻した。
【九鬼】
彼の顔は犬の精液でどろどろになった。
そして、彼がボクの名前を呼んだ瞬間に、身体がぞくりと震える。
求められていることが素直に嬉しく、無意識に口角があがっていくのがわかる。
執事はまだ彼の胎内を刺激しているようだったが、これでは一生終わる事が無さそうだ。
さて、そろそろ出てもいい頃合いだろう。
「いこっか、リン」
ボクが走り出すとリンは楽しそうに後を追ってきた。
あくまで今まで走ってきた、という雰囲気を出しつつ左千夫クン達へと近寄る。
一番最初に気づいたのは執事だった。
即座に彼から離れると、深々とお辞儀をする。
「も、申し訳ありません……九鬼様の……」
「あーいいよ、お仕置きしてた所だから」
執事はすぐにライネスを左千夫クンから離すと、仰向けになった彼がこちらを見ていた。
顔は人間の精液と犬の精液でぐちゃぐちゃになり、その表情は欲に塗れている。
「……ご主人様に内緒で気持ちいいことしてたの?…やっぱり君はダメな子だネ。
置き去りにして行った方がよかったかナ?」
彼を見降ろしながら呆れた表情を作り、痙攣しているペニスを靴の裏でぐりぐりと踏みつけてやった。
【神功左千夫】
足音が聞こえるのをどこか遠くで聞いていると執事が手を止めた。
そして、ライネスも僕の上から退く。
そうして、視界に入ったのは九鬼とリンだった。
ゴクリと大きく喉が鳴る。
僕は起き上がろうとしたのだが、それよりも速く九鬼にペニスを踏みつけられた。
「はぅ!ッ……ごめんなさ、……っぁああ、治して……んん!九鬼…にしか、なおせ……く……ッイ…けなッ」
首輪から柵に繋がっている鎖がジャラっと鳴る。
踏まれるのさえ痛みより絶頂の寸止めの効果になり僕は悶えに悶えた。
しかし、足を閉じることは許されないと分かっているので大きく開き、呆れた表情を作る相手を飢えた瞳で見上げた。
「言うこと……聞きます……から…ッ」
リンがくるくると辺りを回る。
執事からの視線も痛いが、ここで逆らうと彼は本当に僕を置き去りにしていくと本能が伝えて居た。
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