元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

過去編

17

【三条麗華】

愛想笑いに微笑みを返すとリードをベッドヘッドへと結びつける。
さて、完全に怒らせてしまったみたいなので、次はどうしようかと思い直す。
それだけ九鬼さんにとって神功さんは大切と言うことなのでしょうか？

このまま嫌がることをして完全に精力を無くしてしまうのもいいけど。

色々考えたけど、矢張りは私はまず自分の欲に勝てないの。
シックスナインの体勢へと跨り直すと、イったばかりの九鬼さんのペニスに今度はしゃぶり付いた。

「んう、は…もし、恋人さんなら、麗華に挿入するのは拙いかな…って思っただけです。
でも、そうじゃないなら、いれますか？

あ、でも、おまんこはジョー君専用なので、お尻の穴になりますけど。」

九鬼さんの目の前にある割れ目をぱっくりと開く様にして見せつけてやる。
その後はアナルも自ら指で触る様にして示した。

「……ここ、舐めたかったら舐めて、いいですよ…ッ、麗華をイかせれるチャンスかも…」

そう告げながたジュルジュル音を立てて九鬼さんのペニスを吸い上げていく。
先端も丹念に舌で捏ね回す。
特に裏筋は何度も往復するように舐めてペニスの血液を集めていった。


【ジョー】

神功がイった。
しかし、確実に別の誰かの事を考えながらイっただろう。
集中してもらえないのは悲しいが、これはこれで使えそうだ。

「恋人では無いんだな…？なら別にこんな姿を見られても大丈夫ってことだな…」

神功を抱き抱えるように起こすと、九鬼と麗華のベッドへと連れて行った。
九鬼と麗華は今シックスナインの状態になっていたが、構わずすぐ側に神功を座らせる。
その後ろへ身体を抱きかかえるように俺も座り込むと、神功の太腿を触りながら足を開かせる。

「さて、見られてもいいのなら見てもらおうか？
九鬼はそれどころではないかもしれないがな」

神功の耳元で囁くように言葉を落とすと、両の耳朶を摘まむように触れた。
咥内をいじられてイくよりも屈辱を与えてやりたい。

「尻の穴を直接いじるのは芸が無いしな…」

ほくそ笑みながら右と左の指先で耳の輪郭をなぞった。


【神功左千夫】

倦怠感が物凄い。
当たり前だ、薬を使われているとは言えハイペースでイきすぎなんだ。
油断していると九鬼と三条麗華の居るベッドへ連れて来られた。

後ろから包まれるように座られると落ち付かない。
今後ろに居るのが九鬼だったらどんなにいいか。

三条麗華は豊満な胸と、厚ぼったい唇で九鬼のペニスを愛撫していた。
あれも、僕には出来ない。

「……ふ、……ッ、だめ、です……ッ」

足を開かれても自然と僕はクロスするように足を閉じてしまう。
普通なら、これでペニスに触れることもアナルを弄ることもできないのに。

「―――ッ、…………あ！」

まただ。

彼の指が僕の耳に触れただけなのにペニスとアナルに触れられたような感覚が訪れる。
僕は九鬼から視線を外す様に俯いた。