年下騎士は生意気で 番外編ショートストーリー集

☆最後に☆

各話を振り返ってみました

番外編をお読みくださり、ありがとうございました！
それぞれの物語を振り返り、浮かんだ思い出や雑感を少しずつ記していきます。
調べ物のエピソードや地味に試みたことなどについても書こうかと思ったのですが、そうするとものすごく長くなってしまいそうですので、できるだけ短めに参ります。

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◇林檎草の薬湯◇

一か月以上も旅してたらそんな日も巡ってくるよねと思ったのがきっかけで書きました。


◇入隊の日◇

書いている間、新しい環境に飛び込むときの期待と不安が入り混じった気持ちを何度も思い出しました。
勇気を出して何か新しいことに挑戦される人に、嬉しいことがありますように。


◇小舅戦争◇

タイトルについて、なぜかすごく悩んだ記憶があります。

『小舅vs小舅』『小舅ふたり』『本当は俺の方が小舅なのに、彼女の幼なじみが小舅ぶってマウントを取ってくるんだが!?』……どれもピンとこなくて、「コジュウト……コジュウト……」と繰り返し、考え過ぎて〝小舅〟が〝小鼠〟に見えてきたりもして。
いっそ小舅から離れた方が良かったのかもしれません。


◇武術大会の夜◇

私の場合、タイトルに〝夜〟がつくとこういう展開になってしまいがち……。


◇五男坊は振り回されっぱなし◇

リイ、レイ、ルウは将来どんな大人になるんだろうかなんて妄想しながら書いていました。

フィンとロンナお義姉さんが思い出していたのは、たぶんこんな光景……。

◇年下女騎士は生意気で◇

いろいろと盛り込んだら中編くらいの長さになってしまい、短いお話を求めていらした方には申し訳ありませんでした。

こちらは、先にタイトルが浮かびました。
最初、アイリーネのことを誰かにとっての〝年下女騎士〟として書こうかと思ったのですが、どうしても生意気な感じにはならず、ティアーナが生まれました。
職場でのハラスメントや、出先での秘密のいちゃいちゃなど、ちょっと駐屯地オフィスラブものっぽくなったかも知れません。


◇恋は遠い夜空で輝く星◇

『入隊の日』で初めて登場したオルボーが、まさかその後もあちこちに出てくることになるとは……。

舞台となる国の宗教について作中で詳しく説明する機会はなかったのですが、結婚式の場面を書くならハンドファスティング風の儀式は入れたいと思っていました。


◇ダンステンは見た◇

番外編を書くにあたり、まず十四、五個ほどのざっくりした案を出しておいて最終的に十個に絞ったのですが、真っ先に思いついたのがこのお話でした……。

ちなみに、モードラッド伯爵家の兄弟は、長男イグバート、次男ダンステン、三男エドルド、四男クロナン、五男フィンです。


◇アイリお姉さまはずるい◇

趣はずいぶん違うものになりましたが、フィンの兄弟が出てくる物語に続いてアイリーネの姉妹が出てくる物語も書いてみました。

ドミナン伯爵家の姉妹は、長女クレアーネ、次女リリアーネ、三女アイリーネ、四女フリアーネです。


◇いつものように、いつまでも◇

いつまでも幸せでいて欲しいと作者も願っています。

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長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
読んでくださる方々のおかげでなんとか完結までたどり着くことができました。

この後、番外の番外『晴れてよかった』で、この連載を終えたいと思います。
『年下騎士は生意気で』本編の表紙、そして第一話へとつながる短い物語です。