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まこ

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Special ② (聖奈さん♡)

宝箱を開けさせろ②

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謎の気合を入れ直した俺は改めてセンパイの正面に移動し、まずは涙で変色している目隠しを取ってやった。勿論それは感度を下げてあげる為の慈悲なんかじゃなくて、今度は視覚からも羞恥を煽ってやろうと思ったからだ。

「わぁ、目隠しもびっしゃびしゃに濡れてるじゃないですか?ほーら、見てくださいよ」

やっと光が差し込み、まだ眩しそうに片目を瞑っているセンパイの前でヒラヒラと見せつけるように濡れた目隠しをなびかせてやると無視を決めて無言でプイッと目を背けた。だが不幸にも下へ目線を逸らしたことで自分の出した体液で作ってしまった水溜りを目視してしまい、更に顔を赤らめる事態を招いている恥ずかしがり屋な可愛いセンパイ。…よし、もうちょっとからかってやろうか。センパイは羞恥プレイしてあげると感度上がってくれるからなぁ。

「あっはは~、どうっすか自分のいやらしい身体を確認した気分は?も~こんなに恥ずかしいお汁で汚しちゃって耐え性の無い子でちゅねぇ~?」

「……ッ…」

俺はニヤニヤしながらセンパイの耳元へ口を近づけ、わざとらしくマットの上から指で掬い取った透明な液体をクチュクチュと糸を引かせて目の前で見せつけてやった。するとまたセンパイは耳まで火照らせ心底恥ずかしそうに目を閉じてそっぽを向いたが、S心に火が付きまくってる俺はそれで終わらせる訳が無い。

「ね~これなぁに?誰がどこから出したものなのかなぁ?答えてくれないとまた柚木さんと俺でめちゃくちゃに責めちゃいますから素直になった方が良いですよ?」

そう言いながらスッと萎えかけていたセンパイ自身に手を添えると、それだけで少し膨らんでくれるとっても敏感な可愛コちゃん。そのすぐ下にぶらさがっているふわふわした可愛い玉ちゃんも、どこもかしこも早くいっぱい責めてあげたくて仕方ない。

「…煩い。あと一時間でしょ、どうやったって口を割るつもり無いから」

俺の煽りにやっと口を開いてくれたセンパイはさっきまであれ程アンアン泣いていたくせに驚異の精神力でまた最初と同じつよつよ訓練モードに戻っている。相変わらずすげーなと思っていると、この回復力を初めて見る柚木さんはセンパイの背後で少しドキッと驚いたような顔をしており、本当に柚木さんは今までこの人に仕返しとかしてこなかったんだろうな…と思わせた。
…そうだな、俺以外は桜花センパイに対してそんな事考えねーのか。今まで誰も手を出してこなかったって言ってたしな。

(俺が…センパイの”初めて”なんだ)

そう思うとなんだか無性に胸が熱くなるような不思議な気持ちになって、愛しいセンパイをもっともっといじめたくなる。そして柚木さんも相手が強気な程燃えるタイプなのだろうか、背後からやる気満々な顔でセンパイに声をかけた。

「これ程二人で責めても最初と変わらないなんて桜花先輩はやっぱり凄いですね。それでこそ俺の憧れです。でも…俺だって諦めませんから」

「…!ひゃぁっ…!」

まさか後ろから先に攻撃されるとは予測していなかったセンパイが柚木さんの不意打ちに思わず声を上げる。その反応が面白くて一旦俺は手を出さずに眺めていると、どうやら柚木さんは左手で背中をツーッと撫で上げ、右手で緩くお尻のあたりをこちょこちょしているみたいだ。センパイの感じる反応を見ながら手の動きを少しづつ変えており、だんだんと抑えていた声が我慢できなくなってきている。

「~~~…っ!くくっ…んんっ…!やめ、なさ…んぁっ…!!」

「先輩は背中も感じてくれるんですか?俺もここは敏感になってしまうので…なんだか一緒みたいで嬉しいです」

自らの弱点を相手にも味わって欲しいという無意識は皆共通してあったりするものなのだろうか、本当に嬉しそうな表情をし始めた柚木さんは自分の苦手な箇所を集中して責めているようだ。それに反応し、強気に戻っていた態度が再び溶けかけてきているセンパイ。

「…ん、はぁっ…ぁぁっ…、ゆき…くん…っ…!」

暫く眺めたままにしておこうかと思ったが、ゆきくんと呼ぶ声に早くもむずむずしてやっぱり俺も我慢できず責めに加わることにした。今度は俺の名前もその溶けた口からいっぱい呼ばせてやるからな。

「セーンパイ。そんな俺にビクビクお腹見せつけるような動きしちゃって…誘ってるんすか?」

背面だけを刺激されている事によって、その刺激から逃れようと膝立ちで吊られているセンパイは腹部を突き出すような緩く反った体勢になってしまっている。そんな唆る格好を晒されてしまえば意地悪をしたくなるのは当然で。俺は突き出た腰を更にぐっと抱き寄せるように腕を回すと、可愛く震えていたセンパイの綺麗なお臍をペロペロと水音を立てて舐めてやった。

「…んんっ!?…やぁっ、…あっ、らんくん…ッ!…どこ、舐めて…っ!」

「わぁ亜蘭、大胆なことするね。そんなに俺にばっかり構われるのが悔しかったの?」

「んぁ…うるへぇ…今度は俺のお臍責めに喘ぐセンパイを…んん…ほらっ…見てろっ…」

分かり易く奪い取るようにグッと抱き寄せた俺をからかいたかったのか、柚木さんはニヤニヤしながらセンパイ越しに覗き込んできた。実際その通りな俺は照れ隠しのようにセンパイのお腹に顔を埋め、グリグリと舌を奥へ入れてやるとビクンと一層大きな反応を見せてくれた。

「ぅあッ…!あっ、あ…!舌っ、離し…てっ…!…あ”…あぅっ…!」

「だぁめ。目の前の俺のこと無視して…んちゅっ、ゆきさんの名前呼ぶセンパイが…んぁ、悪い…」

「あっ!あぁっ…!…わ、わかったからッ…!あらんくん、亜蘭くん離してっ…!」

柚木さんも継続して背面を擽ってはいるが俺の強い責めに完全に気を取られたようで、臍責めから逃げようと腰にかなりの力が入ってきた。俺は膝立ちのセンパイのお臍を頑張って舐めてるせいで説明するのが難しいような不自然な体勢になっているのだが、そんな事も気にならないほどに俺の方に構ってくれるのが嬉しかった。そしてもっと嬉しいのは…急にビンビンになり始めたセンパイ自身が思いっきりぺちぺちと俺に当たってくること。

「あははぁ…セぇンパイ…また俺でオナろうとしてんすかぁ~?当たってますけどぉ…んふっ…」

クチュクチュとわざと音を立てて臍を舐めながら喋る俺を見て、センパイの気持ち良さげな変化に気付いた柚木さん。してやったりと思わせたのも束の間、ムッと少し口を尖らせると当然次の行動へ移ってきた。

「むぅ…今度は亜蘭の責めばっかりに反応してるんですか?そんな移り気な先輩には…こうですよ?」

「ひっ…?ぁっ、ぁはははははははは!?やっ、やめっ…!二人とも駄目っ…ぁはははははははっ!」

「気持ち良い刺激だけじゃ鍵の番号も言ってくれないですもんね先輩。脇はどうですか?最初は全然擽りが効かなくて不安でしたけど、こんなに感度を上げた今なら辛いですよね」

優しくゾワゾワと感じさせるような責めから一転、柚木さんはここぞとばかりに後ろからガラ空きの脇をこちょこちょと擽り始める。前から後ろから次々と変化させられる予測不能な責めに乱されまくるセンパイはガッチリ俺に腰をホールドされたまま拘束具を激しく鳴らして暴れ出し、そんな再び弱くなって感じまくっているセンパイを前に俺も柚木さんも同じように燃えてきて競うように強度を上げる。

「あはははははっ…!あっ、あ、離してっ…!やめなさいっ…!ぃやははははははは…!やめてぇ…っ!」

「「止めません」」

息の合ってきた俺達はシンクロしたように答え、静止を乞うセンパイをひたすら二人で可愛がるように責め続けた。

「ひゃっぁぁぁぁ…っ…!あはははっ、ふふっ…そこばっかりっ、しつこいっ…!あははははは…!あぁぁっ…!」

もはやすっかり身体を敏感にさせられすぎてしまったのか、スタートした頃より随分と簡単に笑い声と悲鳴をあげてくれるようになっている。きっと他の知らない奴がセンパイを攻めたならこんな乱れきることは無いだろうし声も殆ど上げずに我慢出来るんだろうなと思うと、嘘じゃない本当の声をたくさん聞かせてくれるセンパイがますます愛おしくなる。あまり普段感情を表に出してくれない人が俺達だけには心を開いてくれているのかも…と考えながら二人共嬉しさに浸っていると、ニヤリとした柚木さんが手を動かしつつセンパイの耳に口を近づけて呟いた。

「ねぇ桜花先輩、そんなに擽られるのが嫌だったら脇を閉じれば良いんじゃないですか?万歳したままってことはもっといっぱい擽って欲しいって事ですよね?」

「あはははははっ?!…っ、ふざけ…!っ」

「ふざけてないですよ?幼い頃の俺に先輩が言ったことをそのまま返しただけです。あの時はつい暴言を吐いてしまってすみませんでしたけど…覚えてませんか?俺が勝手に訓練部屋に入った時の事」

いやいや俺に注意しておきながらてめーも勝手に入ってたんじゃねーかオイ!と伏線回収の如く心の中でツッコんでしまった俺。いや意外と柚木さんにもそんなイタズラっ子な時があったのか…もしかしたらずっとそれをいつか言い返したかったのかもな…などと考えていると、記憶力の良いセンパイはハッと当時を思い出したようだ。

「…あっ、あはははっ、あの時はっ、んんっ…君があまりにもっ…!可愛かったからっ、つい…ッ!ぁはははははっ…!」

「大丈夫ですよ、俺が悪かったんですから全く怒ってなんていませんしむしろ謝るのは俺です。けど、初犯のお仕置きにしてはやり過ぎじゃないのかなぁ…ってちょっと思ったりはしましたけど?」

隠していた積年の思いやなんやらが結構あったりするのか柚木さんはこちょこちょと脇の下ばかりを集中して意地悪く擽り倒している。窪みに指を食い込ませたり、カリカリと人差し指で引っ掻くようにしたり強弱を付けながら決して慣れない刺激を与え続けており、その相手を悶えさせるテクニックからは柚木さんも今まで数々の経験と訓練をこなしてきたことが伺える。

「やっ…あははははっ、それやめっ…!嫌ぁっ…ッはははははは…!やっ、やり過ぎたのはっ、仕方ないからぁははははははぁっ…!」

(ドSなセンパイのことだから正式な訓練以外にも柚木さんの事が可愛くてイジめたりしてたんだろーか。やっぱ昔からの指導役だから柚木さんとは色々思い出があったりするんだな。…俺だって、俺だってもっと早く桜花センパイと出会いたかったのに!)

急に自分の中の嫉妬心とやらが膨らんでしまったのか柚木さんとばかり会話するセンパイになんだか心がぎゅっとなり、舌の動きを止めてお腹から顔を離し、笑い泣くセンパイを上目遣いで見つめた。そりゃあ昔からお気に入りの優等生に比べたら俺はずっと日が浅いだろうけど、センパイと過ごしている時間の濃さは俺だって負けてないハズだ!

「ねぇセンパイ、俺も居るんだから俺とも喋ってよ。俺がセンパイの事一番気持ち良く出来るって証明してあげるからさ」

自然と”俺”を強調してしまう位には、俺は柚木さんのことを結構意識してるみたいだと自分で気付かされる。あぁこれが独占欲ってやつか?それとも…?

「…な、何っ…んあぁぁぁっ!どこ触って…!やぁっ、あっ、らんくん…~~~~~ッ!!」

臍を舐めていた体勢からセンパイと同じ目線の膝立ちに戻した俺は、どうしてもまたこちらに振り向かせたくて、さっきから触ってほしそうに無意識でキュンキュン疼いていたセンパイのふくよかな玉を手に取りぎゅっと片手で握ってやった。こんなアブノーマルな刺激じゃ初めての人なら痛みだけを感じて萎えてしまうかもしれないが、予想通りこの人にはそうじゃなく…

「やーっば。ココ握った瞬間すげー先走り出たんですけど?脇めちゃくちゃ擽られてんのにそこまで感じられるなんてほんっとセンパイは上級者っすねぇ。あはは、柚木さんまたセンパイの可愛い反応こっちにいただきまーす」

「いっ…!?~~~ゃぁぁあ!!や”めなさいぃぃッ!!ぁははははははははぁっっ!!ふたりともっ…!後でぜったいぃ…っはははは!覚えときなさいぃぃ~~~ッ!!」

痛みを感じるどころか淫蜜の量を更に増やしたセンパイに満足した俺は、上半身の刺激に負けないような強めの刺激を下にも加えてやろうと左手で睾丸を包み込みそのままグニグニと揉みしだき、右手はすっかり硬くなっている陰茎を軽く持って先端をカリカリと擽ってやった。無論今までの豊富な経験からセンパイのより悶える弄り方は把握済みなので、その効果は言わずもがなである。…どうだ俺の、俺しか知らないセンパイの弱点責めテクニックは?流石に付き合いの長い柚木さんもセンパイのこんなトコ触ったこと無いでしょ?とチラリと背後の柚木さんを挑発するように流し目も忘れず送ってやる。

「いゃあぁぁぁぁぁぁ!?あっはははは、嫌あ”っ!やだっ、ぁはははっ!んあぁっ、あ、あらんくんゆきくんやめてぇぇぇぇっ!…あ”ああぁぁぁっ!!」

前からは俺に陰茎と睾丸のキツイ責め、後ろからは柚木さんに激しい擽り責めを受けているセンパイはめちゃくちゃに暴れて拘束具の音を鳴らし、もう何の刺激で苦しいのか気持いいのか分からないというような悲鳴まじりの笑い声と喘ぎ声が混ざったような嬌声を上げている。そしてその声が激しくなればなるほど、俺も柚木さんも自分の責めが効いているのが嬉しくなって夢中になってしまう。

(…あぁ、普段の冷静で大人しい桜花センパイをここまで乱れさせられるのはきっと思い入れの強い俺達しか居ないんだ)

そう思うと、得も言われぬ気持ちで胸が満たされゾクゾクと快感が押し寄せてくる。おそらく柚木さんも今、センパイの前で初めて良い子ちゃんの仮面を脱いで…俺と同じ気持ちなんじゃないか。

「んぁ、センパイまた俺の手ドロドロに汚しちゃってますよ?イケないように調節されながら揉み揉みカリカリされちゃって苦しいですよねぇ、三桁の番号さえ教えてくれたらすぐにでも止めてあげられるのになぁ~」

「亜蘭の弱点責めもいいですけど、桜花先輩にお仕置きを受けた頃からたくさんの経験を積んで…後輩にも指導出来るぐらいに強くなった俺の成長も、この機会に見て下さいね」

「あ”っ、あはははははは…ッ!!あ、あっ?!そこ押さないでっ、ひゃぁぁぁぁぁ!!??」

何をしたのか柚木さんがそう言うと同時に、急に俺の責めを打ち消す程の刺激が上半身を襲い出したようだ。ふと見ると柚木さんは脇腹の一点をクリクリと執拗にツボ押しをするように弄っており、そんなに力を入れてないみたいなのに急にセンパイは今まで以上に激しく鎖を鳴らし天を仰ぎながら甲高い悲鳴を上げ始めた。…え、何だその隠し技。後で俺も教えてほしいな。

「どうですか先輩?今まで桜花先輩を拷問する側になったことなんてありませんでしたが、…ふふ、たまにはこうやって評価を受ける場を設けてもらうのも良いかもしれないと思ってきました。まぁ次は変態以外からの提案が良いですけど」

「やっ、はははははははっ!ふざけたことっ、あははっ言わないでッ、んぁあっ!こんなのっ、最初で最後だから…っ、あははははは…!!これ終わったら君達もっ、あははははっ…!」

先輩への初めての仕返しが出来て新たな加虐心が芽生えたのか、まさかの提案をするノリノリになってきた柚木さん。対してセンパイはそんなことさせてたまるかと必死に反抗しながら狭い範囲で必死に身を捩りサラサラの髪を振り乱している。その圧倒的優位の差がある構図に柚木さんの責めであってもかなり興奮してしまうが、我を忘れるほど暴れても決して番号は口にしないという所はほんっと流石に幹部だなと感心させられる。

(きっとこの後も俺達がどんな責めをしようが、桜花センパイのことだ。それだけは絶対に手本を示すべき者として黙秘を貫くんだろうなぁ)

…そんじゃ別に手を緩める必要は一切無いってことで、このまま最後まで決めちゃいますか。どうせこの訓練自体が俺達の特別ボーナスみたいなもんだし、次こんな機会いつ来るかわかんねーから好きにやってやる!

「残りあと二十分位っすね。センパイ、最後に一応聞きますけど鍵の番号は?今言わなかったら俺達に無様な姿晒しちゃうかもしんないっすけど」

「~~~~はぁっ、い、いうわけないって、あははははっ!言ってる、でしょぉっ…!…んあっ、ぁぁぁぁっ!ばかにっ、するなぁぁぁっ、~~~ッあはははははは!!」

明らかに余裕がなくなり言葉も荒れてきているセンパイだが、その目は決して確実にブレることの無い色を宿していた。…そうだな、やっぱ俺達の憧れるセンパイはこうでなくっちゃ。だからこそ、俺も柚木さんもこの人にどこまでもついていきたいって強く心から思ったんだろうな。

「…だ、そうですよ柚木さん。多分このままいっても情報は吐かなさそうですよねぇ。だったら今はセンパイの弱点を調べまくって次へ繋げるのが一番じゃないっすか?あー、俺はこのままセンパイの一番気持ち良いトコロを責め続けてあげようと思ってるんですけどぉ」

「思ってるんですけどぉ、って…結局最後まで俺が亜蘭の指示に従ってるんだけど?まぁ後輩のワガママぐらい許してあげるか、今日は最初からそのつもりだったし。…では先輩、亜蘭が下を責めるって言うなら俺は上を徹底的に責めさせて貰いますよ。さっき二人で乳首を責めた時、強めの刺激に反応してましたよね。それも引っ張ってグリグリする一番強いやつに。亜蘭に教えられるのは少し癪なので、今度は俺なりに桜花先輩はどんな責めに弱いのか調べさせていだきます。鍵の番号は無理そうなので、今後の為にそれぐらい教えてもらってもいいですよね?」

意外にも今日ずっと俺に優しくしてくれる柚木さんは、センパイに対しそうきっぱりと宣言した。上を責めると言われなければ、てっきり俺に対抗して後孔を責めてくると思っていたのだが…意外にも狙ったのはそこではなかった。柚木さんは脇腹のツボを刺激していた指を止めて両手を前に回すと、二つの尖った乳首を激しくカリカリと引っ掻くように狙い撃ちしはじめたのだ。センパイは乳首も十分敏感であるとはいえ柚木さんがそこまで胸を集中責めするとは思っておらず、さっきの首元と背中を執拗に責めていた件からすると柚木さんもしかして乳首もすげー弱かったりするんだろうか…?それとも自分も弱点になってしまうような何かがあったのか…?などとちょっと確信しニヤリとしてしまう。ま、それは優しくしてくれたお礼に今は指摘しないであげるか。

「…あっ!あ、あッ…、やあぁっ!~~~っ!やめっ、んんッ…!…ひゃあっ!!あ”うっ、~~~~っ!!」

手加減を一切含まない二人の追い込むような猛攻撃に、もはやガクガク震えながらあらゆる体液を滴らせる事しか出来ないセンパイ。柚木さんの責めを見ながら俺も睾丸を揉みしだく手と亀頭を擽る手をギリギリで絶頂させない具合に絶妙に調整していき、太腿と表情にぎゅっと力が入るタイミングで玉を包む手を緩めて先っぽを擽る手も離してやると、やっぱりまだ乳首だけの刺激じゃイケないのか言葉にならない呻き声のような懇願するような声を上げて股間を俺に押し付ける動きをしてくる。

「~~~うぅ、あっ、あ…!イ…、っ、ぅぅ~~~~ッ…!」

(おいおいそのポーズでその動きは流石にエロ過ぎだっつーの…!無意識だからって腰ヘコヘコし過ぎ…!ちょっ、ヤバい俺この先一生コレ思い出して勃ちそう…)

鼻血が出そうな程の破壊力があるセンパイの妖艶なおねだり仕草に俺の方が先に限界を迎えそうになるも、柚木さんが居る手前グッと堪えなければ…!と爆発しそうになる興奮を必死に抑え込む。クソッ何でここにきて俺が翻弄されなきゃなんねーんだ!

「あ、あはは…!柚木さんも今日はかなり大胆な乳首責めじゃないすか…!えっちぃセンパイの空気にあてられちゃいました?」

「うるさい亜蘭、これは先輩の訓練だから真剣に攻めてるだけ。ちゃんとやらないと逆に失礼だから。…そうですよね、桜花先輩?」

また俺の焦りをからかわれるかと思ったが柚木さんはラストスパートである今、かなり本気の訓練モードになっているようで真剣そのものの目をしている。…それも、未だに何かの言葉を引き出してやると言わんばかりに。

(わぁ、なんか柚木さん俺よりずっとガチじゃん…)

時間も無いからか俺の寸止めには目もくれず乳首責めだけを徹底して落としにかかっており、ピンポイントでカリカリと引っ掻く動きは勿論、摘んで捻ったり、引っ張って弄り倒したりと容赦なくセンパイの感じる責めを本気で調べているようだ。そして二人の上下同時責めに意識が朦朧とし叫び声も掠れてきた頃、柚木さんは後ろからふと独り言のようにセンパイに尋ねた。

「俺、昔から桜花先輩に評価されて褒められるのが嬉しくて、頑張って…他の人の弱点や自分の弱い所もしっかり分析して、ここまで技術を上げることができました。どうですか俺の攻めは?少しは先輩に近づけていま…」

「~~~ッ!だ、めっ…!イっ…ああっ…!胸っ、や”めでっ…!ゆきくん、ゆ”きくんそれ止めてっ…、キツイから…っ!君のっ、…ッ、んぁぁっ、実力はぁっ、じゅうぶん…だからぁ…っ!!ずっと、ずっと強くなってるって…認める、から…っ!」

柚木さんの質問に間髪入れず放たれたその言葉を聞いた途端、強張っていた柚木さんの顔が一気にほころんで必死に乳首を責めていた手が止まった。

「…先輩…」

番号よりも何よりも一番聞きたかった言葉を本音で言ってくれたからだろうか、柚木さんは手を前に回したまま俺から隠れるようにグッと顔をセンパイの背中に押し付けて呟いた。

「…ありがとうございます」

前面を責め続けている俺には関係なく、膝立ちのセンパイにバックハグをするようにぎゅっと顔を押し付け続ける柚木さん。…その姿を見て、何故か俺の胸まで熱くなってくる。柚木さんは確かにライバルだけど、その気持ちを邪魔するほど俺も野暮じゃない。普段なかなか褒めてくれないセンパイから褒められたら、そりゃめちゃくちゃ嬉しいよな。俺だってその気持ちはすげー分かるよ。…だから、だからセンパイ。

「ねぇセンパイ。今だけは柚木さんといちゃいちゃすんの許してあげるから…その、俺の事も…俺の名前も呼んで?そしたら気持ちよくイカせてあげる。そんで…」

…そんで、俺も一緒に前からぎゅっとさせて。
その一番言いたかった言葉までは恥ずかしくて口に出すことが出来なかったが、右手を素早く動かしセンパイ自身を射精に追い込むように音を立てて扱いてやると、目から涙を溢れさせコクコクと頷いた。

「んっ…ぁぁ…、ぅぅ…、あ、らん、くん…イ、く…!ぁ、あ、らん…く…!…ゆ、…ッ」

「…いいよセンパイ。今日は特別。柚木さんの名前も呼んでいいよ。…呼びたいんでしょ?それぐらい分かるようになったよ俺。センパイの事、柚木さんにも負けないぐらいずっと近くで見てるつもりなんだから。…柚木さんも、今日は俺に合わせて頑張ってくれたんだから、だから…呼んであげて」

「…!…ッ。ぁ、っ…!あらん、くん…!ゆき、くんっ…!」

俺の言葉を理解し、切羽詰まった声で自分の名前を呼ばれるのを聞いた柚木さんは、背後からぎゅっと抱きしめる力を込めたように見えた。丸まって顔を背中に埋めたまま何も言葉を発さないが、きっとセンパイの背中は温かいはずだ。

「センパイ。センパイはずーっと、俺達のセンパイですから。今日、いっぱい俺達に感じてくれてめちゃくちゃ嬉しかったっす」

「……っ。…き、きみたち、だけ、だからね…っ…。俺は…いつも、こんなんじゃ…!こんな感じるハズ、無いから…っ…、ぁああ…っ!」

ポロポロと涙と涎を流す姿ですらどこまでも綺麗で、むしろ儚くなればなるほどそのシルエットは絵画のように美しくなる。クチュクチュと音を立てて竿を扱き続ける俺の手にビクビクと身体を仰け反らせるが、そんなセンパイを支えるように柚木さんは無言のまま背後から優しく、力強く抱擁する。

「…ぁ、ぁあ…!イく…っ!ゆきくんっ…!あらんくん…っ!イク…ッ!!」

そう叫んだ瞬間、俺は右手で陰茎をフィニッシュさせるのと同時に左手で玉をグリっと強く刺激してやった。

「!~~~~~~~ッッあ”あ”…っ!!!!」

溜まっていた全部の感情も同時に出し切ったのか、全ての開放を示す絶頂の叫びが部屋にこだまする。ひときわ大きくドクンと脈打った俺の手の中のモノからはそれに応じるように多量の欲が吐き出され、避ける暇もなく目の前に居る俺の服に思いっきりぶっかかった。

「…ッ!…センパイ、やっばぁ…」

びっくりする程べとべとになってしまった俺だが、その飛び散ったセンパイの証を見て思わずフフッと笑みが溢れてしまった。あーあ、びっしょびしょに服濡らして困んのは俺の方だったか。

「…はぁっ…ぁぁ…っ…。ふぅ…っ…」
「おっと危ない。…あはは、センパイ放心しすぎ」

力が抜けきり全体重が手首にかかってしまう前に素早く手首の枷を外してやると、柚木さんが背後からホールドした両腕はそのままに、脱力して崩れるようにぺしゃっと水溜りを作ったマットの上に座り込んだ。俺もセンパイもドロドロだったが汚いとか気持ち悪いとかの感情は一切無くて、あるのはただ目の前のセンパイをぎゅっとしたいという感情だけ。

「桜花センパイ」
「桜花先輩」

なんだか結局最後まで息の合っていた俺達後輩コンビは、共に感情が溢れてしまったのかまた同時にセンパイの名前を呼んだ。そして前からは俺がセンパイを抱きしめ、後ろからは柚木さんが抱きしめているという奇妙なサンドイッチが完成した時…ちょうどピピピッとスマホのタイマーが流れ、俺達による先輩の訓練は終了を迎えたのだった。


◇ ◆


「もおぉ~~~センパイ!ちょっとは感動の余韻とか無いんすか、いっつもこのパターンじゃん!毎回口ばっかり先に超回復しちゃってぇ…そんな綺麗に自分の身体拭けるんだったら絶対もう動け…」
「お、おいバカ亜蘭!余計な事言わないでさっさとやろうって…!」

「何か言った?文句があるなら明日からの特別訓練を倍にするけど?はい、モタモタしてたら変態さんが覗きに来るかもしれないんだからさっさと片付けて、来た時よりも綺麗に掃除しなさい。二人居るんだからあと五分あれば出来るよね?俺はそのお二人さんのせいでまだ服を着るぐらいしか動けないんだから…」

絶対そんなことねーだろ完全復活してるくせに!とツッコむ余裕もないまま、俺と柚木さんは今かつてない程息を合わせ猛スピードで後片付けをさせられている。
…えっと。なぜ今、こんな状況になっているのかというと…。

ーーあの後、ぎゅーっとセンパイをしっかり抱きしめ続けた俺達は、イイ感じの雰囲気のままこれで訓練終了めでたしめでたしハッピーエンドだとばかり思っていた。…絶対そうとばかり思っていた。の、だ、が!放心状態から戻ってきたセンパイがにっこりと言ってきた最初の一言は、こうだった。

『…二人の気持ちは、よく伝わったよ。…ありがとう』

そこまでは良かった。そこまでは二人共うんうんと頷き合って感動的で良かったのだが、その言葉には続きがあって。

『…これほど俺の事を慕ってくれる後輩ができて本当に嬉しいよ。お礼に、これからも二人にはとびっきりの”特別扱い”してあげるから安心してね。これからも訓練担当は俺がずっとついてあげるし、きっと君達は普通の難易度じゃ物足りないだろうから特別ハードモードにしてあげる。勿論、クリアできるまで何度も何度もビシバシ特訓するから楽しみにしててね。あ、でも俺の事をこーんなに責めることが出来る優秀な二人なら一発クリアも当然かな?…ふふっ。期待してるよ』

その一見優し”そう”に見える溶けた表情からとっても黒い笑顔を向けられた俺と柚木さんは、一瞬にしてしみじみとした余韻から引き戻され、明日からの恐怖の仕返しに怯える引きつった苦笑いをさせられてしまったのだった。

ーーそして、少しでもサボったら何をされるか分からない今、センパイの指示されるままに二人仲良くテキパキと動かされている、という訳である。

ただ…センパイはそんなドタバタ駆け回る俺達を見て時折からかうように急かしながら、どこか本当に楽しそうな表情を浮かべていた。

「ふふっ…柚木くんと亜蘭くん、最初の頃より随分仲良くなったみたいじゃない?二人は上手くいって無いのかなと思って今まで少し不安だったんだけど、良かった。この分ならこれからもまぁまぁ大丈夫そうだね。…君達二人こそ、俺の宝物みたいなものなんだから…一緒に大切にしないとね」

そうボソッと呟くセンパイの声が後ろで聞こえたような気がしたが、何か反応したらまた自分の方が焦ってからかわれるのが目に見えているので何も言えない。そしてふと横を見ると柚木さんも当然今の言葉が聞こえていたようで、俺と同じく顔を赤らめてとてもむず痒そうな表情を見せていた。

(あーあ、結局手のひらの上で転がされていたのはセンパイじゃなく俺達の方だったのかもなぁ…)

…ほんの少しだけそんな事を思い、チラリと柚木さんと目を合わせた俺はなんとも言えない気恥ずかしい顔になってしまったのだった。


◇ ◆


「あーもう風見先輩おもんなーい!ぜんっぜん反応しねーんだもん!」

「俺は逆に七彩の焦る姿を見れて超面白かったけど?役得ってヤツ?」

「俺も七彩のテンパっていく様子を見れたんで来て良かったです」

やっと訓練部屋をピカピカにして外に出た俺達の耳に飛び込んできたのは、俺達と同じ訓練をちょうど終えたのであろう風見チームの三人の騒ぐ声だった。扉を開ける音に気づき、廊下に立っていた由麗・七彩さん・風見センパイが同時にこちらを振り向いた。

「お~、桜花達も今終わったのか!ま、俺達はさっき来てソッコーで終わったけどな!七彩のおかげで!」

右手に例の小箱を抱えた風見センパイが手を振って、俺達にいち早く嬉しそうに声をかけてきた。会話から察するに当然ながら風見センパイの余裕勝ちだったようだが、まぁこの人の強さからすればそりゃそうだろうな。しかし風見センパイはそんな事よりも…というように何だかソワソワとしているのだが…?

「いやぁ桜花チームの話もじっくり聞きたいのは山々なんだけどさ、今から俺は大事な用事があるからお先に失礼しねーとな?…なっ、そうだろ?分かってるよなぁ、な~なせ?」

そう言うと風見センパイはニヤァととびっきり嬉しそうにキラキラした表情を七彩さんに向け、グイッと腕を引っ張った。そんな風見センパイに何か理由の心当たりがあるのか、あわあわと目を泳がせ慌てふためく七彩さん。…あ、分かったぞ。なるほど、風見センパイは最初からこれが目的であの変態の提案をあっさり受け入れたのか。

「はーいじゃあ俺は、ぜんっぜん情報を聞き出すことが出来なかったどころか自分からすぐギブアップしちゃった七彩の再指導をしーっかりなきゃなんねーので!また今度ゆっくり桜花達の話も聞かせろよなー!」

「えぇ?!ちょっ…待って待って先輩!だってあのまま続けてたら先輩が優位になるばっかで俺が責める意味無かったか…らぁっておいやめろやめろやめて連れ去られる!!ゆ、柚木ぃ!助け…」

そう言い終わるより先に、七彩さんは凄い力で強引に風見センパイの左手に引きずられ廊下の向こうに消えていった。おそらく方向的に風見センパイの部屋だろうかと確信すると、今回の件でちょっと仲良くなった俺と柚木さんはまた顔を見合わせて苦笑いした。

「風見センパイは絶対こうなるの計算してましたよね」
「だな…」

そんな嵐のように去っていった二人をこれまたニヤニヤしながら見送っていった由麗は、俺と柚木さんだけなら喜んでさっきまでの話を喋りたかったのだろうが、横に居る桜花センパイを見るやいなやいつもの生意気な雰囲気をヒュッと引っ込め、よそよそしく挨拶を交わし逃げるようにして帰っていった。

(あの~桜花センパイ、俺が思うのもなんですけどもうちょっと後輩に手加減してあげた方がいいんじゃないっすか?ほら由麗くんめっちゃビビってんじゃん…)

…と、喉元まで言葉が出かかったところで、俺は大事なことを思い出した。

「あ!そうだ。結局あの宝箱の中身って何だったんすか?今開けてみましょうよセンパイ!」

俺がハッとしてそう言うと、お前よく言ってくれたというように乗っかってくる柚木さん。今まで気づかなかったがちゃんと柚木さんが訓練部屋からあの宝箱を持って帰ってきてくれてたみたいだ。

「実はさっきから言い出すタイミング迷ってたんですけど、俺も気になってました…。金一封ぐらい入っていたら良いんですけどね」

「えぇ…そんなのできたらそのまま塞原くんに押し付け返したかったんだけど。どうせ碌なもの入れてないだろうし。まぁ、君達がそう言うなら開けてみようか」

眉を下げて苦笑する柚木さんから、センパイはしぶしぶ箱を受け取る。しかしそんな態度ながら全く興味がないわけでもないといった顔をして、結局教えてくれなかった三桁の番号をダイヤルに入れて回した。そう、誰だってこのひと時は必ずワクワクするものだ。全員が注目する中、カチッという音と共に箱が開き、その中が明かさーー

「「「えぇ…」」」

それを見た瞬間三人が三人とも同じリアクションをとり、ドン引きしたまま立ち尽くしてしまった。

(流石変態チョイスだな…)

なんとそこに入っていたのは、モフモフした黒猫のカチューシャと、鈴のついた首輪のセットだったのだ。あぁ、中でチリンチリンと微かに鳴っていたのはこの首輪の鈴だったのか。そして一緒に入っていた小さな紙には、ご丁寧に変態直筆のメッセージが添えられていた。

【訓練お疲れ様。これは俺からのささやかなプレゼントだよ♡好きに使ってね。塞原より】

「え、キモ」
「ハートマークを付けるな」
「とりあえずこの紙はすぐ捨てようか」

げんなりとした顔を見合わせたままそれぞれが思ったことをそのまま口にする。センパイはそのプレゼントとやらに触れるのも嫌そうだったが、一応新品のようだしそのまま捨てるのは忍びないと思ったので、俺は袋を開けてカチューシャと鈴付き首輪を手にとってみる。

「へー、結構もふもふして手触りは良いっすよ。首輪もしっかりしてるし、誰も要らないなら俺これ貰っちゃおうかな。ほらセンパイ、せっかくなんで付けて下さい。多分センパイが一番似合うと思うんで」

「はぁ!?嫌に決まってるでしょ!…というか、俺は勝ったんだから君達が付けなよ!」

「まぁまぁそう言わずに。柚木さんセンパイ抑えてて下さい。柚木さんもセンパイのネコミミ首輪姿なんて勿論見たいっすよねぇ?」

可愛いカチューシャと首輪を持って迫る俺に、ごくりと唾を飲み込んだ柚木さんは一瞬どちらの味方をするか迷ったみたいだが、自分の欲望には勝てず『失礼します』と言うと後ろからセンパイを羽交い締めにしてくれた。

(…あはは、やるじゃん柚木さん。ガチガチに良い子ちゃん過ぎる殻をちょっと破ったんじゃない?)

これで俺達は共犯だな、とセンパイ越しに柚木さんと目を合わせニヤリとすると、センパイから見えないのをいいことに向こうも口角を上げ返してきた。あははっ、柚木さん随分良い顔してんじゃん。つーかセンパイもやろうと思えば簡単に振り払える筈なのに、顔赤くしてもぞもぞしてるだけって事はまんざらでもないんじゃ… 

「桜花セーンパイ」
「桜花先輩」

イタズラっ子になってしまった後輩コンビに意地悪くそう囁かれたセンパイは、カァッと耳まで赤く染まり、そのまま大声で叫ぶ。

「ふ…二人とも、明日から覚えときなさーーーいっ!!!!」

しっかりと俺に猫耳カチューシャと首輪をつけられたセンパイは物凄く恥ずかしそうな顔をしながらも…何故か叫ぶ以外は大して抵抗せず、俺と柚木さんにまた前後からサンドされると身体をビクッと疼かせて、どこか期待したような目をしていたのだった。

end.
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