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まこ

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訓練シリーズ

七彩先輩と訓練

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拘束/機械姦/マジックハンド/くすぐり/放置/焦らし/媚薬/乳首責/射精管理/亀頭責/ローションガーゼ/潮吹/連続絶頂


攻→桃瀬の拘束台+七彩
受→まなぶ/視点

学→千隼と同室の男の子。年齢は千隼と渚と同じ。メガネをかけていて大人しい真面目な性格。

◇ ◆

「ごめんね、学くん。スノードームとおもちのこと、よろしくお願いします」
「うん、任せて。千隼くん、任務頑張ってね」

同室の千隼くんが数日間任務に出ることになったので、僕はスノードームの清掃とスライムのおもちくんの面倒を頼まれた。

桜花上司と一緒に組織を出て行く千隼くんに手を振った後、部屋でまったりしているおもちくんにご飯を食べさせてから巨大スノードームを磨きに行くことにした。

(それにしても本当に大きいな)

クリスマスが終わって倉庫に収納されたスノードームを見てそう心の中で呟き、いつも千隼くんが使用しているタオルで優しく埃を拭いていく。毎日千隼くんが磨いているのでほとんど汚れておらず、中まで透き通っていてとても綺麗。中へ入って内部も掃除していてふと、コンペの時の映像が浮かんできた。

(…このスノードームで、柊くんがたくさん…エッチなことされてたんだよね)

ピンクの薄い煙に包まれて顔を染めながら悶えていたのを思い出し、何故か少し体が熱くなった。みんながたくさんの訓練を行う中、僕だけは何も行われない。一番最初に任務へ出るために行ったたった一回の易しめの訓練のみしか受けていないので、少しだけ──ほんの少しだけ、どんな刺激なのか興味がある。

昔はくすぐりは訓練に含まれてなかったので、縛り付けられて体を触られたらどんな感覚なんだろうか。甘く蕩けた柊くんの顔を思い浮かべながら、ゆっくりとスノードームを綺麗にしていった。

「…僕も久しぶりに訓練、されてみたいな」

誰も居ないと思って小さくそう呟くと、後ろからカタンと音が聞こえてバッと勢い良く振り向くと、ニヤニヤとしたいやらしい笑みを浮かべた七彩先輩が立っていた。

「あ……」

一番聞かれたくない発言を聞かれて言葉を失うも、七彩さんはにやけた表情のまま近付いてきた。

「あははー。ごめんね?聞こえちゃった。学、訓練したいの?」
「え、えっと、その、最近…みんなは訓練してるのに、僕だけしてないから…任務に出た時、心配だなって思って、本当は…訓練は嫌ですけど、何かあった時のために、と思いまして…っ」

何となく本当のことを言うのが恥ずかしくて誤魔化すも、自分でも分かるくらいに挙動がおかしい。七彩先輩もニヤけたままだし、爆発しそうな程に体が熱くなった。

「ふぅん?そっかそっかぁ。じゃあ久しぶりに俺が訓練してあげるよー。昔は比較的に易しかったもんねぇ。スノードームは俺が後で綺麗にしておくから、こっちにおいで」

手を掴まれ、そのまま倉庫から出されると、連れて行かれたのは訓練部屋だった。たまに掃除当番で入ることはあるが、訓練として入室するのは本当に久しぶり。目の前に置かれた拘束台を見て体が疼くと、服を脱ぐように指示された。

「学って今日と明日休みだよね?本格的に訓練しよっかー。昔は柚木が担当してたからより難易度低かっただろうし、今回は徹底的にしてあげるー」

「…」

準備を始める七彩先輩の背中を見つめながら、ゆっくりと衣類を脱いだ。

「下着は脱ぎますか…?メガネはかけたままですか?」
「あ、もちろんパンツも脱いでねー。メガネはどっちでもいいよ」
「分かりました」

視界がぼやけても不安なのでメガネはかけたまま、言われた通りに全ての衣類を取り去って、なんとなく股間を隠しながら次の指示を待った。

「んじゃこの拘束台に寝転んでくれる?」
「はい…」

大の字になっている拘束台に寝転び、枷の位置に合わせて手足を広げると、ニヤニヤしたままの七彩先輩によって自由が奪われた。

「これねー、Daisyの桃瀬が作った拘束台でねー。感度の数値とかも出る優れものなんだー」

スイッチを押すと、無数に現れたマジックハンド。今までくすぐりを受けたことはないので初めて与えられるであろう刺激に体を強張らせた。

「学ってくすぐられたことあったっけ?昔は確か取り入れてなかったよねー」
「…はい、ないです」
「そっかぁ。学にも効果あるといいなー」

ピトッと体全体にくっつくと、優しくこちょこちょと動き出したマジックハンド。その瞬間、体には耐え難い刺激が駆け巡った。

(!?!?何、この感覚……!)

一瞬で体に鳥肌が立ち、ゾワっとするような何とも言えない感覚が襲い、自然と口元が緩んだ。

「ひっっ!? あっ、あ!こ、これ──っだめですっ、七彩っ、先輩!!」
「んー?初めてのくすぐりにしてはキツイかな?」
「あっ、はははは…!あはっ、あははっ…ひゃあ」

小さなハンドが動く度、口元が緩んで堪えきれない笑いが弾けた。ガタガタと拘束台を揺らして必死で暴れるも、ハンドはただ一定の動きを見せる。

「うんうん。なかなかいい数字出てるねー。自分から訓練を希望した真面目で頑張り屋さんな学くんには、たっぷりと訓練してあげるからね。これ、今まで訓練や拷問をしてきたドドドSが作ってるから、性能鬼畜なんだよねー何処まで我慢出来るかなー?ってことで、頑張ってね」

「ひゃあっ、ぁはは!これやです…っ!七彩先輩ぃっ、ひゃはははは!我慢出来ないっ、!!」
「そりゃ我慢出来たら訓練にならないじゃん?我慢出来ないつらーい刺激から逃げれないのって辛いよねー。いい感じに動くように設定したから、一回一人で頑張ってみてねー」

そう言うと、七彩先輩は部屋を出て行ってしまった。身体中をくすぐるハンドだが、特に辛いのが上半身。こちょこちょと脇腹と脇の下にくっつくハンドがキツくて、精一杯の力で拘束具を外そうとしてもびくともしない。

「あっ、ぁはは!やだ!…だめっ、お願い…!そこはやめて…っ」

激しく拘束台を揺らしながら叫ぶと、突然ハンドが動きを変えた。さっきまでこちょこちょと動いていたのが、突然突くような動きへ変化した。

「っんひゃあ…っぁぁあ、はぅっ、ぅっ」

突かれる度にビクンと反応は示してしまうものの、先程の動きよりかは耐えられる。暫くはその動きが続くだろうと思っていたのだが、すぐに動きが元に戻った。

「ひゃあああああああ!何で…っ、やだぁ、この動き無理ぃっ……!ひゃははははは!だめ!本当にこれやだっ、先輩っ!!」

こちょこちょと優しく動くハンドに背中をのけ反らせて叫ぶも、動きが変わる気配がない。笑いすぎてお腹が苦しくなってくると、お腹をくすぐっていたハンドだけが動きを変えた。

ビクビクと跳ねるお腹をくるくるとなぞり出し、お臍周りを集中的にくすぐり始めた。

「ひっ、──ぁ゙あああ!」

くるくると円を描くようになぞった後、お臍の穴へツプリと侵入しては優しく掻き回すように動き出した。

「ひゃはははははっ、ぁ、うっ、んん…!はぁっ」

脇腹と脇への強烈なくすぐったさに足された微かな快感に笑い声とも言えない不思議な声が出てしまい、終始口は開きっぱなし。

「ぁひゃあっ、はぁ!…ふ、ぁぁ…っ」

少しだけくすぐりに慣れてきた頃、こちょこちょくすぐっていたハンドがさわさわとした動きに変えると、一瞬で快感が増した。

以前、難易度は低いとはいえ柚木先輩にはこの刺激を与えられていたので、多少の耐性はある。くすぐりに比べると断然耐えられる。──はずなんだけど。

二の腕から脇の窪み、胸の横や背中の境目から腰の辺りまでさわさわと優しくなぞられるとどんどんと感度が上がって行く気がする。

(あ、だめ…っ、なんかさっきより、だめっ)

さわさわと焦らすようになぞるハンドはそのままに、新たにハンドが現れると、次は胸元を撫でられた。乳首には触れないように周りをなぞってくるが、体が反射的に跳ねた時、ふと突起を掠めた。

(ぁ…っ)

乳首にハンドが当たった瞬間、強い快感が襲い、腰がずくんと疼いた。

(もっと、触ってほしい……)

もう一度触れて欲しくて体を捩らせてハンドを当てようとすると、それに気付いたかのように離れていってしまった。

(え…何で、何でっ気持ち良かったのに…!触って…!)

胸を突き出してみたり、必死に体をくねらせたりとしたみても、さわさわと肌を撫で回すハンドのみが体に当たるだけで触れて欲しい乳首には当たらない。強いもどかしさに暴れると、またハンドの動きが変わった。

「ひっ、ひゃあああああああ!!ぁはははははは!!何、でっ……ひゃははははは!!」

一番苦手な刺激でもあるこちょこちょとした動きに変わると、先程よりも我慢出来ない刺激になった。

(何で!?さっきより我慢出来ない…!!このくすぐり方は嫌…!!無理…耐えれないっ)

もどかしさと強烈なくすぐったさに暴れても、ハンドは苦手な刺激だけを与えてくる。

(感度が数値に出るって言ってたし、もしかして一番弱い動きを学習してるの…?千隼くんには悪いけど、これを作った桃瀬さんって人、めちゃくちゃ人をいじめるの好きそうだもんな…っ作りかねない)

暫くこちょこちょとした動きが続き、ひたすら笑い声を上げていたが、数分も経てば息が続かなくなった。

「ひっ、ぁ、…はぁ…っ、ぁぁ、やぁ……っ」

ハンドの動きは変わらないのに、自分の口から出る声はかなり小さくなり、笑い声は殆どなくなった。ポロポロと涙を溢していると、ピタリとハンドの動きが止まった。

「…っ、ぁ、終わっ、……た?」

くたりと脱力して浅い呼吸を繰り返すも、もちろんそれで訓練が終わるはずもなく。乳首めがけてハンドが伸びてくると、とろりとした何かが垂らされた。

「……なに…?」

ほてった体には少しだけ冷たいとろっとした液体は、とろとろと乳首に垂らされて軽く塗り込まれる。

「はぅ…っ、気持ちい、もっと触って…っ」

優しく乳首をこねてくれるハンドが気持ち良くておねだりすると、再びスッと離れていった。

「…っ」

さっきのこともあるので、頑張って胸を突き出して当てようとしても逃げていくだろう。悔しいけどあまり暴れる力も残ってないので項垂れていると、じくじくと乳首に異変が起こった。

「ひゃんっ……何…?熱い……っ、ぅぅ、触って…!じんじんする…!!」

塗られた薬が効果を見せたのか、堪らなく疼く乳首にガタガタと体を揺らした。

「やぁぁぁ…っ!!触って、触ってっ、やだ…!何これ…乳首が熱ぃ…!七彩先輩…!お願いっ、触って…!」

その場に居ない先輩の名前を必死に叫びながら強請っても、どのハンドも動いてくれない。乳首への刺激で下半身も熱を持ち、たらたらと先走りを溢す中、恥ずかしさを我慢しながらただただ懇願した。

それでも七彩先輩も来てくれないし、ハンドも動かない。何も与えられないのもかなり辛くて、意味もなく体を動かし続けた。

(…何で動いてくれないの?)

力を振り絞ってガタガタと拘束台を動かしてハンドが動くように願ってみても、結局何の刺激も与えられないまま数分が経過した。時間が経つにつれて疼く乳首は、見たことない程にぷくんと膨らんでいて、触って欲しくて堪らないといったように主張している。

数分の放置を経て、少しずつではあるが気持ちが落ち着いてきた頃、ハンドがゆっくりと動き出してはツンツンと乳首を突いてきた。

「ひゃああっ」

たった一度突かれただけで強い快感が襲い、落ち着いてきた気持ちが戻り、股間もピクンと揺れた。

「…あっ、やだ…!何で…?何で!!触って…っ、もう、触らないなら…っ、何もしないで!!自分でするから…っお願い外してっ!!」

数回だけ乳首を突かれた後、また動かなくなった機械に腹が立った。もどかしさが復活し、また泣き叫んで暴れて、放置されて暫くしてまた落ち着いて。落ち着いた頃に再びちょっかいかけてくるハンド。それが繰り返されて頭がおかしくなりそうになった頃、ガチャッと扉が開いた。

「!!七彩先輩…っ」
「どうー?ドSが作った拘束台の乗り心地は」
「これ…っ辛いです、お願いします…っ外してください…!」
「解放するわけないじゃんー?あららぁ。ここもここも随分苦しそうだねぇ。学くんは放置される方が辛いかなー?」
「ぁ、あっ……気持ち…っ」

七彩先輩の細い指がクリクリと乳首を捏ねると、今にもイッてしまいそうな程に気持ち良かった。恥ずかしいと思っていた素直な気持ちを伝えると、七彩先輩はクスクスと笑いながら両方の乳首を刺激してくれた。

「学ってさー、すごーく真面目な見た目なのに、体はえっちなんだねぇ。みんなが訓練されてる時、自分もして欲しかったのー?」

きゅっと乳首を摘まれて引っ張られると、ビクンと体が跳ね、蕩けそうな刺激に目の前がチカチカと光った。

「ね、教えて?どうされたかったの?」
「…っ、違い、ます…っ、僕は、ただ…今後の、任務の、ためにっ、ひんッ」
「今後の任務のために耐性つけたいから訓練したかったのー?本当ー?体はただただいじめて欲しかっただけって言ってる気がするけど」

クリクリと乳首を捏ねられ、認めてしまいそうになるも、それだけは恥ずかしくて小さく首を横へ振った。

「そっかー?じゃあ訓練らしく、放置してたっぷりいじめてあげよっか?」
「!…や、やです…っ放置は、やです…!」
「じゃあ認める?こうやって乳首触られてー、いっぱい体こちょこちょされるの、望んでたんだよね?」
「ひゃはっ!あはっ、…ぁあああ゙はははははッ」

言葉通り指を動かしてくる先輩の刺激に耐えきれず、笑い声を上げると、嬉しそうにしながら執拗に脇の下をくすぐってくる。ハンドよりも先輩の指の方がくすぐったくて激しく暴れると、強度を変えて追い詰めてきた。

「はははははは!あ゙はははっ、だめ…っ!ひゃはははははっそこやだぁ!やめてっ、やははは!」
「うんー知ってるー。俺ずっと数値見てたもーん。ここくすぐってる時が一番数値高かったよー?ほらほら、こちょこちょこちょー」
「ひやぁぁあああああ!やだやだやだやだッ」

耳元で囁かれながらくすぐられると、より我慢が出来なくて、腕を閉じようと必死に手に力を込めた。

「あーあーすごい力入ってるー。腕閉じたいねぇー?けどざんねーん。閉じれないねー」
「や゙はははははは!!苦し…っ!!そこくすぐらないでっ…!ぁはっ、はははは、はぁっ!無理無理…っ、です!無理です…っ」

堪らないくすぐったさにブンブン首を振って泣き叫ぶも、先輩はヘラヘラしながら指全体を使って脇の下ばかりくすぐってくる。

「だめぇぇぇぇ!!もぅ…っ、本当にそこだめぇぇぇぇ!!」
「ダメなんだぁ。けどこれは訓練だしねぇ?自分から希望したんだし、やめるわけないじゃーん?次に数値が高かった脇腹はマジックハンドにこちょこちょしてもらおうねぇ」
「い゙やああああああああああ!!あ゙ははははははっ、はぁぁっ!!だめ、だ、めッ、--~~っ゙く、ぅぅぅ」

ハンドが脇腹に伸びてくると、揉み込むようにくすぐりだし、ビクンと大きく背中が浮いた。そんな姿を見て満足そうに笑って二の腕や胸の横をさわさわくすぐる七彩先輩。

「はぁっ、あ゙ぁぁあ、っ、や……!らめ…っ、らめぇ…っ」
「ラメー?ラメってなぁにー?」

ニヤニヤ笑いながら煽る先輩は本当に楽しそうで。泣きじゃくる僕を見てしつこく追い詰めてくる。

「あはは。もう滑舌も回ってないけどさー、まだまだこれからだよー?次はこっち触ってあげる。上半身ハンドに可愛がってもらうから心配しないでねー?」

漸く先輩が脇から離れると、次にやってきたのは開かされた足の間。散々くすぐられたにも関わらず立派に主張しているモノを見て、クスッと微笑んでいる。

「あんだけダメダメ言いながら元気だねぇ。本当はもっとして欲しかったんでしょ?」
「ひゃはっ、あははっ、先輩──っ、ハンド、っ、とめ、てっ、とめ…ん゙んんっ」

くすぐり続けるハンドに敏感に反応していると、きゅっと自身を握られた。先走りがとろとろになっているので、滑りが良く手が上下されると目の前が真っ白になった。

「おーおー、ちっちゃいのに硬いねぇー。あ、乳首もいじめてあげるねー」

追加されたハンドは乳首を摘んで引っ張ったり、捏ねくり回したり、カリカリと引っ掻かいたり。とにかく反応の良い刺激を探ってくる。くすぐるハンドも止まらず、くちゅくちゅと音を立てて手で扱くのも止まらず、とにかく体にはたくさんの刺激が与えられてパニック状態になった。

絶頂の波が押し寄せ、射精に向けて体を強張らせると、ぎゅっと先輩の指が根元を押さえつけた。

「ゔあああっ、あ!?あっ、何…っ」
「あんまり長時間すると壊れちゃうからあれだけど、根元押さえたら出せなくて辛いでしょ?──そんな時にこうやって先っぽいじられたらどうかなぁ?」
「ひっ──ん゙ぅぅッ、--~~っ゙」

ぎゅっと根元を押さえつけたまま、くちくちと先端をいじってくる先輩の指。出せない苦しさと止まらない快感とくすぐったさに頭がおかしくなりそうで、言葉にならない言葉を放ちながら善がり狂った。

ビクンビクンと跳ね続ける体は次第にガクガクと痙攣し始め、意識が遠のき始めた時にバチンっと太腿に強い刺激が走った。

「訓練してる最中に勝手に寝る悪い子にはお仕置きでーす」
「ひあ゙あああああああッッ」

とろりと先端にローションが垂らされた後、先輩の手の平が先端全体を覆うように撫で回してきた。

「はーい、よしよしよし」
「っ゙~~--ん゙ぁぁぁああッ」

しっかり根元を握り締めたまま先端を撫で回され、イケない苦しさに背をのけ反らせて暴れた。

「可哀想だし、根元緩めてあげるねー?」
「あっ、ぁ、あッ、出る、出る──っ!!」

根元を押さえつけていた指が緩むと、勢い良く精液が溢れ出た。今まで我慢した分、強い解放感を得た瞬間。

「はーい、おしまい」

しかし、全て出し終える前に再び根元を押さえつけられ、中途半端に堰き止められてしまった。

「な、でえぇぇぇッッ!!せんぱっ、──先輩だめ!!だめっ!!出したい、ですっ、出さしてっ、やだぁぁぁぁあ!!」

一瞬の解放感を得た所為で、気がおかしくなりそうな仕打ちに泣き叫ぶと、先輩は笑いながらくちゅくちゅと先端を撫で回した。

「いつも冷静だけど、やっぱり簡単に泣いちゃうよねぇ。──ま、これが本当の訓練だから、せいぜい泣き叫べよ」

懐かしい七彩先輩のスパルタ時代の声色に絶望するも、体は言うことを聞いてくれずにただ熱を解放したくて叫び続けた。

「流石に長い時間してると壊れちゃうから、次はお待ちかねの時間にするね」

暫く射精管理が続いた後、漸く根元が解放され、勢い良く全てを出し切ることが出来た。今まで性の知識も教えられていて、射精の快感も知っているが、今日程に恍惚とした気持ちになったのは初めてだった。マジックハンドの動きもなにもかも分からなくなる程の幸せを感じながら、くたりと力尽きた。

「あのさ。終わってねーんだけど?勝手に休憩するなんていい度胸してんじゃん」
「っ、は、ぁっ!?やっ……!!今、イッ、──んん゙やぁぁぁぁぁぁあ!!」

達したばかりの自身に襲いかかる刺激にガクンと体が跳ねた。吐き出した欲を利用して敏感な先端を擦られると、目の前が真っ白になる。ぎゅぅぅっと体に力を入れても我慢出来ない感覚にブンブンと首を振って再び泣き叫んだ。

「イッたからやめてもらえると思うなよ。寧ろ今からが本番なんだけど?」
「あ゙あああッ、ん────ッッ!!」
「学くんはー先っぽ弱いみたいだし、次はローションガーゼでいっぱいゴシゴシしようねぇ」

先輩の声が聞こえない音量で絶叫していると、次に襲ってきた刺激にビクンと大きく体が跳ねた。

「な゙にっっ、あ゙ーーーー~~っっ!!」
「はーい。ハンドちゃんにはローションガーゼしてもらってー、俺はまたくすぐってあげるねー。今くすぐっても効果あるかなー」

先端には今まで感じたことのない強烈な刺激が与えられ、勢い良く何かが吐き出された。

「い゙ぁぁぁぁああああッッ」
「あー?もしかして潮吹き出来たのかなー?まぁいいや。はい、こちょこちょこちょ~」
「や゙っっ、め゙てッ!!やめっ、ひはッ、──かはッ、あ゙あああっ!!ぁあああああああッ」

再びこちょこちょとくすぐられると、体の制御が効かなくなり、自分の声じゃないような激しい叫び声が出た。ヌルヌルと先端を刺激するガーゼの刺激もあり、激しく体を痙攣させながら絶叫した。

「あーあ、お顔ぐちゃぐちゃで可愛い。メガネも涙で汚れちゃってるし取っておくね。──じゃあ今からいっぱいくすぐってあげるから、ハンドには先っぽ可愛がってもらおうね?」
「ぁひっ、あ、ぅああああッ、くすっ、ぐ──なぃ、っれっ、ひう、あ゙っ、出る──!!またッ、やらぁぁああああああ」

何度もガーゼを貫通して吐き出されるのは精液なのか潮なのか分からない程に薄くなった。くすぐってくる先輩の指も心地よいとしか思えなくて、ただ頭の中は『気持ち良い』という感覚しかない。

「き、もっち、ぃいッ、はぁぁあ、あっ、せんぱっ──ぁ、あっははっ、きもちいぃぃいっっ」

ボロボロと泣きながらそう叫ぶと、先輩は優しい笑顔を見せながら小さく呟いた。

「──訓練なのに『気持ち良さ』があっていい訳ないけど、このまま続けると学がおかしくなっちゃうかもしれないしこれで終わるね。また訓練したくなったら俺に声かけて?」

その言葉を聞いた後、フッと意識を手放した。


◇ ◆


「……」

目を覚ますと、見慣れた奇妙な人形と、ピンク色のスライムが隣で眠っていて自室に運ばれていたことを知った。

体は綺麗にされていたが、手足には痛々しくあざが残っていた。軽く触れると痛みが走り、それほど強い力で暴れていたことを思い知る。

久しぶりに見た七彩先輩の冷たい表情を思い出すと、何故かきゅうと胸が締め付けられるような感覚になった。

(あの冷めた目、格好良かった……)

普段なら優しい先輩の方が好きだが、訓練の時はあの先輩が堪らなく好き──かもしれない。冷めた瞳と、今まで受けていた刺激を思い出すと体がまた疼いてしまい、息が荒くなる。

(たくさん、出したはずなのに)

ズボンの上から主張する股間を見つめて手を伸ばそうとしたら、コンコンとノックする音が聞こえた。

慌てて布団で下半身を隠し、近くに置いてくれていたメガネをかけて応答すると、七彩先輩が入ってきた。

「体平気?もう夜ご飯の時間だけど起きれそう?」

先程の面影がない、いつもの優しい先輩。その表情を見て自然と安堵した。

「あ、はい。あの…お忙しい中、僕のためにお時間ありがとうございました」
「いーよー。熱心な後輩が居て俺も嬉しいしー。とりあえず体痛いだろうから俺が支えるよ。立てる?」
「一人で平気です。これ以上先輩に迷惑かけれませんし」
「あはは。こういうのは迷惑にならないよ。おいで」

近くに来て体を支えてくれた先輩の手。その手を見ると、どうしても訓練のことを思い出して再び下半身に違和感が走る。

(あ、だめ…っ恥ずかしい…)

服で隠してみたが、すぐにバレてしまったようで、先輩はクスッと微笑んだ。

「──何?俺に触られて反応してんの?」

その声色は通常時ではあまり聞いたことのないゾワッとするような低い声。耳元で囁かれると体が熱くなり、あまりの恥ずかしさに小さく首を横へ振った。

「ちが、…ます。一人で行けます…っちゃんとご飯食べるので、離して…くださいっ」
「そういうことならりょーかい。もし一人で立つのしんどかったら連絡ちょーだい。ご飯運ぶから」
「あ…っ?あの、やめっ」

腰を支えていた先輩の細い指がゆっくりと脇の下へ入り込んでもぞもそ動き出すと、ビクンと体が跳ねた。

「んー?なーにー?」
「はぅっ……先輩、っや、」
「あは。可愛いー普通にいじめたくなるわー。ごめんね、じゃあゆっくりしてねー」

パッと指が離れると、いつもの様子で立ち上がってドアへ向かった。

「またね、学」

部屋を出る前、僕を見下ろすように見つめるその瞳は何処か訓練の時のような冷たさがあり、ぞくっと背筋に変な感覚が駆けた。

(だめ……七彩先輩、格好良い……)

先輩を見送った後、布団の中へ潜ると思い出されるのはS気を含む表情と、僕の体に触れてきた先輩の指。

また触れてほしいと願いながらも、絶対に言い出せるはずもない。触れられた部分を自分で撫でながら、冷静になるために何度か深呼吸を繰り返した。

end.
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感想 22

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