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第3章
第12夜 初恋銀河網(1)
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「——蛍くん、落ち着いて」
ひかり先輩の声が震えていた。
「大事な話があるの」
俺は息を呑んだ。先輩の真剣な表情に、胸が締め付けられる。
「実はね」
先輩は深呼吸をして、長い髪を耳にかけた。
「私たちはもう、地球にいないの」
「え?」
俺は目を丸くした。
「ど、どういうことですか、先輩?」
「もう『あの星』に到着しているのよ。ここが、その系外惑星〈永遠の眠り〉」
その言葉に、頭の中で花火が弾けたみたいだった。口がパクパクするけど、声が出ない。
「嘘だ」
俺は首を振った。
「そんなの、絶対ありえない」
俺は慌てて周りを見回した。ここは確かに見慣れない植物ばかりだ。でも、ついさっきまで見ていたのは間違いなく地球の景色だ。頭が混乱して、何も考えられなくなる。
「覚えてない? 長い眠りについたこと」
先輩が優しい口調で尋ねた。
先輩の言葉で、モヤモヤした記憶が少しずつ戻ってくる。カプセルに入ったこと。不安だったこと。そして、深い眠り。最後にはっきり覚えているのは、小学6年生の頃——4年ほど前のことだ。
「4年……」
その瞬間、俺は4年という数字に引っかかった。確か地球から「あの星」までは4光年。つまり、光の速さで4年かかる距離だ。
「じゃあ」
俺は震える声で言った。
「俺、小6の時に地球を出て、4年かけてここに来たってことですか?」
先輩はゆっくりとうなずいた。
「そうよ」
「待ってください。じゃあ、俺たちの不眠症は……」
「それはね」
先輩は少し悲しそうな顔をした。
「眠れないんじゃないの。目覚めの過程。この新しい星の環境に慣れるためのプロセスよ」
俺は頭がぼーっとしたまま、先輩の言葉を理解しようと必死だった。眠れなかったんじゃない。その反対に、眠っているような状態からなかなか目が覚めなかったのか——。現実感がない。まるで映画の中にでもいるみたいだ。
「でも」
俺は首を傾げた。
「どうして、何も覚えてないんですか?」
先輩は少し考えてから答えた。
「突然の環境の変化でみんながパニックにならないようにね。少しずつ慣れていってもらう計画だったの」
先輩の言葉に、俺の体が小刻みに震えた。怖いけど、どこか興奮もしている。複雑な感情が胸の中でぐるぐると渦を巻いていた。
「じゃあ」
俺は先輩をじっと見つめた。
「先輩は一体……」
先輩は俺の目をまっすぐ見返した。
「ええ、私はね」
先輩の唇が少し寂しそうに曲がった。その瞳には、何か言いよどむものがあった。
「みんなが無事に目覚めて、この星に慣れるのを見守る役目なの」
その瞬間、先輩が急に遠い存在に感じられた。人間じゃない何か特別なものみたいだ。でも、目の前にいるのは間違いなく、俺の大切な先輩。複雑な気持ちが胸の中で渦巻いた。
先輩が俺の表情を覗き込むようにして言った。
「怖い?」
「ええ」
俺は正直に答えた。
「でも、それ以上に……」
言葉が続かない。先輩の存在が、突然雲の向こう側にいるみたいに遠く感じられた。
先輩が優しく微笑んだ。
「怖がらないで」
「先輩……」
「ここで私たち、新しい生活を始められるんだよ」
先輩は優しく言った。
「みんなで一緒に、新しい世界を作っていけるの」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中で何かがカチッと音を立てて動いた気がした。怖いけど、どこかワクワクする。新しい冒険が始まる、そんな予感が胸の奥で膨らみ始めた。
「ごめんね」
先輩は俺の目をまっすぐ見つめた。
「ずっと本当のこと、隠してて」
先輩の声には本当に申し訳なさそうな響きがあった。でも、俺の頭の中はもう別のことでいっぱいだった。
「でも」
俺は急に思い出して聞いた。
「先輩も不眠症で困ってたじゃないですか。あれも、嘘だったんですか?」
先輩は首を横に振った。
「ううん、あれは本当よ。ちゃんと眠れないと、地球に行けなくなるから」
「……やっぱり、よく分からないです。そもそも、地球には何しにきてたんですか?」次の言葉を少し躊躇してから、付け加えた。
「映画みたいに、侵略とかなんですか?」
先輩は俺の言葉を聞いて、びっくりしたように目を丸くした。そして、ゆっくりと首を横に振った。
「違うよ、蛍くん」
先輩は優しく微笑んだ。
先輩の言葉を聞いて、俺の胸の中で固まっていた何かがゆっくりと溶けていくのを感じた。ガチガチに固まっていた肩の力が、少しずつほぐれていく。
「実はね」
先輩は少し照れくさそうに言った。
「私たち、銀河インターネットを繋ぐために地球に行ったの」
先輩の瞳が、まるで星空のように輝いていた。少し照れくさそうだけど、誇らしげな様子で説明を始めた。
「銀河インターネット?」
俺は思わず声を上げた。
「そんなSFみたいなものが本当にあるんですか?」
俺の頭の中で、パズルのピースを必死に組み合わせようとしているみたいだった。でも、どうしてもピースが合わない。
「そう」
先輩はうなずいた。
「宇宙中の星をつなぐ、巨大な通信網よ。私たちの星と地球を結ぶ、とっても大切な仕事なの」
先輩の話を聞いていると、俺の頭の中は宇宙を飛び回る星屑みたいだった。銀河インターネット。宇宙中を結ぶ通信。あまりにも大きすぎる話に、現実が遠ざかっていく感じがした。
「ちょ、ちょっと待ってください」
俺は両手を振って言った。
「それって、つまり……」
言葉につまる俺を見て、先輩は優しく微笑んだ。その瞳は、まるで夜空いっぱいの星を閉じ込めたみたいだった。
「つまりね」
先輩はゆっくりと言葉を紡いだ。
「私たちは地球を侵略しに行ったんじゃないの。むしろ、宇宙の仲間として地球を迎え入れる使者だったんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の胸に大きな安心感が広がった。先輩たちは敵じゃない。むしろ、俺たちの世界を星の数ほど広げてくれる存在なんだ。
「よかった…」
俺は思わずつぶやいた。
「本当によかった」
思わず口から出た言葉に、自分でもびっくりした。先輩は俺の正直な反応を見て、くすっと笑った。その笑顔は、まるで満天の星空みたいに輝いていた。
「怖かった?」
先輩が優しく尋ねた。その声には、心配と安心が混ざっていた。
「正直、めちゃくちゃ怖かったです」
俺は素直に答えた。
「でも今は…」
言葉を探しながら続けた。
「なんだか、胸がいっぱいで。ワクワクしてるみたいです」
そう言いながら、俺は先輩との距離が一気に縮まったような気がした。まるで銀河を越えて、心が通じ合ったみたいに。
でも、そんな温かい空気はあっという間に消えてしまった。
突然、ドアが勢いよく開いた。ガチャン! という音と同時に、数人の男性が部屋に入ってきた。ドンドンという足音が、俺たちの心臓の鼓動と同じリズムを刻んでいるみたいだった。俺は思わず息を呑んだ。体中の血が凍るような感覚。たった今まで感じていた宇宙の広大さが、一瞬で消え去った。
スーツ姿の男性が一歩前に出た。その人が口を開いた時、俺たちの運命が決まってしまうような、そんな重い空気が部屋中に広がった。
「天野ひかり」
男性の冷たい声が響いた。
「そして…星野蛍」
名前を呼ばれて、背筋が凍りついた。
「こんな所で何をしているんだ?」
その言葉で、部屋の空気が一気に冷え込んだ。先輩の表情が一瞬曇るのを見て、俺は咄嗟に動いた。「先輩!」と叫びながら、俺は先輩の前に立ちはだかった。
ひかり先輩の声が震えていた。
「大事な話があるの」
俺は息を呑んだ。先輩の真剣な表情に、胸が締め付けられる。
「実はね」
先輩は深呼吸をして、長い髪を耳にかけた。
「私たちはもう、地球にいないの」
「え?」
俺は目を丸くした。
「ど、どういうことですか、先輩?」
「もう『あの星』に到着しているのよ。ここが、その系外惑星〈永遠の眠り〉」
その言葉に、頭の中で花火が弾けたみたいだった。口がパクパクするけど、声が出ない。
「嘘だ」
俺は首を振った。
「そんなの、絶対ありえない」
俺は慌てて周りを見回した。ここは確かに見慣れない植物ばかりだ。でも、ついさっきまで見ていたのは間違いなく地球の景色だ。頭が混乱して、何も考えられなくなる。
「覚えてない? 長い眠りについたこと」
先輩が優しい口調で尋ねた。
先輩の言葉で、モヤモヤした記憶が少しずつ戻ってくる。カプセルに入ったこと。不安だったこと。そして、深い眠り。最後にはっきり覚えているのは、小学6年生の頃——4年ほど前のことだ。
「4年……」
その瞬間、俺は4年という数字に引っかかった。確か地球から「あの星」までは4光年。つまり、光の速さで4年かかる距離だ。
「じゃあ」
俺は震える声で言った。
「俺、小6の時に地球を出て、4年かけてここに来たってことですか?」
先輩はゆっくりとうなずいた。
「そうよ」
「待ってください。じゃあ、俺たちの不眠症は……」
「それはね」
先輩は少し悲しそうな顔をした。
「眠れないんじゃないの。目覚めの過程。この新しい星の環境に慣れるためのプロセスよ」
俺は頭がぼーっとしたまま、先輩の言葉を理解しようと必死だった。眠れなかったんじゃない。その反対に、眠っているような状態からなかなか目が覚めなかったのか——。現実感がない。まるで映画の中にでもいるみたいだ。
「でも」
俺は首を傾げた。
「どうして、何も覚えてないんですか?」
先輩は少し考えてから答えた。
「突然の環境の変化でみんながパニックにならないようにね。少しずつ慣れていってもらう計画だったの」
先輩の言葉に、俺の体が小刻みに震えた。怖いけど、どこか興奮もしている。複雑な感情が胸の中でぐるぐると渦を巻いていた。
「じゃあ」
俺は先輩をじっと見つめた。
「先輩は一体……」
先輩は俺の目をまっすぐ見返した。
「ええ、私はね」
先輩の唇が少し寂しそうに曲がった。その瞳には、何か言いよどむものがあった。
「みんなが無事に目覚めて、この星に慣れるのを見守る役目なの」
その瞬間、先輩が急に遠い存在に感じられた。人間じゃない何か特別なものみたいだ。でも、目の前にいるのは間違いなく、俺の大切な先輩。複雑な気持ちが胸の中で渦巻いた。
先輩が俺の表情を覗き込むようにして言った。
「怖い?」
「ええ」
俺は正直に答えた。
「でも、それ以上に……」
言葉が続かない。先輩の存在が、突然雲の向こう側にいるみたいに遠く感じられた。
先輩が優しく微笑んだ。
「怖がらないで」
「先輩……」
「ここで私たち、新しい生活を始められるんだよ」
先輩は優しく言った。
「みんなで一緒に、新しい世界を作っていけるの」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中で何かがカチッと音を立てて動いた気がした。怖いけど、どこかワクワクする。新しい冒険が始まる、そんな予感が胸の奥で膨らみ始めた。
「ごめんね」
先輩は俺の目をまっすぐ見つめた。
「ずっと本当のこと、隠してて」
先輩の声には本当に申し訳なさそうな響きがあった。でも、俺の頭の中はもう別のことでいっぱいだった。
「でも」
俺は急に思い出して聞いた。
「先輩も不眠症で困ってたじゃないですか。あれも、嘘だったんですか?」
先輩は首を横に振った。
「ううん、あれは本当よ。ちゃんと眠れないと、地球に行けなくなるから」
「……やっぱり、よく分からないです。そもそも、地球には何しにきてたんですか?」次の言葉を少し躊躇してから、付け加えた。
「映画みたいに、侵略とかなんですか?」
先輩は俺の言葉を聞いて、びっくりしたように目を丸くした。そして、ゆっくりと首を横に振った。
「違うよ、蛍くん」
先輩は優しく微笑んだ。
先輩の言葉を聞いて、俺の胸の中で固まっていた何かがゆっくりと溶けていくのを感じた。ガチガチに固まっていた肩の力が、少しずつほぐれていく。
「実はね」
先輩は少し照れくさそうに言った。
「私たち、銀河インターネットを繋ぐために地球に行ったの」
先輩の瞳が、まるで星空のように輝いていた。少し照れくさそうだけど、誇らしげな様子で説明を始めた。
「銀河インターネット?」
俺は思わず声を上げた。
「そんなSFみたいなものが本当にあるんですか?」
俺の頭の中で、パズルのピースを必死に組み合わせようとしているみたいだった。でも、どうしてもピースが合わない。
「そう」
先輩はうなずいた。
「宇宙中の星をつなぐ、巨大な通信網よ。私たちの星と地球を結ぶ、とっても大切な仕事なの」
先輩の話を聞いていると、俺の頭の中は宇宙を飛び回る星屑みたいだった。銀河インターネット。宇宙中を結ぶ通信。あまりにも大きすぎる話に、現実が遠ざかっていく感じがした。
「ちょ、ちょっと待ってください」
俺は両手を振って言った。
「それって、つまり……」
言葉につまる俺を見て、先輩は優しく微笑んだ。その瞳は、まるで夜空いっぱいの星を閉じ込めたみたいだった。
「つまりね」
先輩はゆっくりと言葉を紡いだ。
「私たちは地球を侵略しに行ったんじゃないの。むしろ、宇宙の仲間として地球を迎え入れる使者だったんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の胸に大きな安心感が広がった。先輩たちは敵じゃない。むしろ、俺たちの世界を星の数ほど広げてくれる存在なんだ。
「よかった…」
俺は思わずつぶやいた。
「本当によかった」
思わず口から出た言葉に、自分でもびっくりした。先輩は俺の正直な反応を見て、くすっと笑った。その笑顔は、まるで満天の星空みたいに輝いていた。
「怖かった?」
先輩が優しく尋ねた。その声には、心配と安心が混ざっていた。
「正直、めちゃくちゃ怖かったです」
俺は素直に答えた。
「でも今は…」
言葉を探しながら続けた。
「なんだか、胸がいっぱいで。ワクワクしてるみたいです」
そう言いながら、俺は先輩との距離が一気に縮まったような気がした。まるで銀河を越えて、心が通じ合ったみたいに。
でも、そんな温かい空気はあっという間に消えてしまった。
突然、ドアが勢いよく開いた。ガチャン! という音と同時に、数人の男性が部屋に入ってきた。ドンドンという足音が、俺たちの心臓の鼓動と同じリズムを刻んでいるみたいだった。俺は思わず息を呑んだ。体中の血が凍るような感覚。たった今まで感じていた宇宙の広大さが、一瞬で消え去った。
スーツ姿の男性が一歩前に出た。その人が口を開いた時、俺たちの運命が決まってしまうような、そんな重い空気が部屋中に広がった。
「天野ひかり」
男性の冷たい声が響いた。
「そして…星野蛍」
名前を呼ばれて、背筋が凍りついた。
「こんな所で何をしているんだ?」
その言葉で、部屋の空気が一気に冷え込んだ。先輩の表情が一瞬曇るのを見て、俺は咄嗟に動いた。「先輩!」と叫びながら、俺は先輩の前に立ちはだかった。
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