夜が責める

考えれば考えるほど不安になる。
静かな夜ほど、不安になる。
考えなくていいことを考えてしまい、眠れなくなる。
どうでもいいことが気になって何度も確認する。

ひきこもりの少年は、旅をする。
皆が眠りについた、真夜中に。
たった数時間の冒険。
ただ、自分の住んでいる町を歩くだけの冒険。

夜だけが息ができる時間。
夜だけが少年の自由な時間。

「別にいいんじゃない?引きこもってるってことは、君は君を責めてる時間が長いんでしょ。じゃあ君は○○人だね」

飄々とした顔で少年に向き合う。
そんな誰かと少年の話。
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