物語の最後は幸せに

小さな国の、小さな案山子。

夜になれば動きだす。

一本の足で、ケンケンしながら歩いてる。

あの人に会いたいから。

全てを壊そうとしている魔王の元に会うために、案山子は動く。

呪われた体を、雨に風にさらされながら彼女は進んだ。

「古い呪いだね」

優しい手に触れてもらったとき、彼女は姿を戻す。
そして始まるのは魔王と会うために、旅をする少女と仲間たち。

「私あの人に会わなければならないの」

「なんのために?」

「教えないと。あの人が、あの人が全部忘れる前に!」

「弱い君が向かってもなんの意味はない」

「弱くなんかない、あの人に教えてもらった。だから、だから。私は絶対にあいつに会う。まもるために」




王道ファンタジー、転生でもなんでもないです。
苦手な方はごめんなさい。
楽しんでくれたら嬉しいです。
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